三角関係、コメディ、沖縄文化・あるある……エンタメと学びの"チャンプルー"アニメ爆誕! 『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』大塚剛央さん×鬼頭明里さん×ファイルーズあいさん 鼎談インタビュー!
空えぐみ先生による人気コミック『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』(以下、沖ツラ)のTVアニメが2025年1月4日より放送開始!
本作は、沖縄県の高校に転校してきた主人公・中村照秋(てーるー)が、クラスメイトであるヒロイン・喜屋武飛夏(ひーなー)に恋をするラブコメ作品。
王道な学園モノかと思いきや、ひーなーは沖縄の方言(通称・うちなーぐち)を話す少女であり、てーるーは彼女の伝えたいことを全く理解できません!
てーるーは、同じくクラスメイトで、ひーなーの方言を訳してくれる比嘉夏菜(かーなー)の協力のもと彼女との距離を縮めつつ、沖縄での学生生活をエンジョイしていきます。
恋愛要素を軸に、沖縄の文化や風習をギャグやパロディを交えながら紹介。いつ、誰が観ても楽しめて、沖縄のことにも詳しくなれちゃうエンタメと学びのチャンプルー作品が『沖ツラ』なのです!
アニメイトタイムズでは、てーるー役の大塚剛央さん、ひーなー役の鬼頭明里さん、かーなー役のファイルーズあいさんにインタビューを実施。
うちなーぐちに挑戦したアフレコの様子から、作品の見どころやキャラクターたちの魅力、『沖ツラ』で沖縄が大好きになったというキャスト陣の、好きな沖縄文化やあるあるなどをお話いただきました!
今作を通じて、あなたの知らない沖縄の姿を覗いてみませんか?
100%の力でうちなーぐちに挑戦!
ーー早速ですが、みなさんの沖縄に対するイメージを伺えればと思います。ファイルーズさんは、修学旅行で訪れたことがあるとか。
比嘉夏菜(かーなー)役・ファイルーズあいさん(以下、ファイルーズ):そうなんです! でも、『沖ツラ』のアフレコを経て、その当時よりももっともっと沖縄のことが好きになりました。沖縄の魅力をたくさん知ることができた今、行きたくてたまらないです。
ーー実は私、沖縄県出身でして。そう言っていただけて自分のことのように嬉しいです!
中村照秋(てーるー)役・大塚剛央さん(以下、大塚):僕も修学旅行は沖縄でしたよ! 「ひめゆりの塔」で歴史を学んだり、「美ら海水族館」に行ったり……。それから、ホテルの目の前がビーチだったんですよ! みんなはビーチバレーをしていましたね。僕は上から眺めてましたけど(笑)。とても素敵な場所でした。
ーー素敵な思い出ですね。鬼頭さんはいかがですか?
喜屋武飛夏(ひーなー)役・鬼頭明里さん(以下、鬼頭さん):私は沖縄に行ったことがないんです。沖縄出身の友達や沖縄に移住した友達から写真を見せてもらって、話を聞くんですけど、のどかな雰囲気で、ゆっくりと時間が流れているような素敵な場所だなと。行ってみたいですね!
ーー『沖ツラ』では沖縄の魅力や文化が学べますよね。鬼頭さんとファイルーズさんは、アニメ化前に公開された、コミックス発売記念PVにも出演されています。
鬼頭:そうですね。うちなーぐちを歌に乗せて話すので、東京出身の私でも大丈夫って聞いていたんです。何とか歌で乗り切って、無事PVが公開されました。
そのあと、アニメ化が決定して、ひーなー(喜屋武飛夏)役として引き続き出演させていただきました。うちなーぐちでの収録があるので「私で良いのかな?」と驚きながらも、嬉しかったです。
ファイルーズ:PVで、かーなー(比嘉夏菜)はあまりうちなーぐちを話していなかったので、アニメ化が決まった際も「あかりん(鬼頭さん)は方言大変そうだけど、絶対できるから頑張れ!」って思っていたんです(笑)。
ーー本編では、かーなーもガッツリうちなーぐちですよね(笑)。
ファイルーズ:はい(笑)。私も一緒に頑張りました! ちなみに、PVでは大塚さんのてーるー(中村照秋)も私が演じていましたね。私は東京出身なので、方言を使って演技をしている役者さんに憧れを持っていたんです。自分には縁が無いものだと思っていたところ、かーなーのようなうちなーぐちを使うキャラに抜擢していただいて。
最初は、「沖縄にルーツのない私が演じて良いのだろうか」という心配があったんですけど、スタッフさんたちや原作の空えぐみ先生が「かーなーはファイルーズさんで」と仰ってくれたからこそ、今この場にいることができています。
なので、今では自信を持ってかーなーを演じさせていただいています。ネイティブのうちなーぐち話者になることはできないんですが、今まで培ってきたスキルを総動員して、100%の力でかーなーのうちなーぐちを再現するために努力しました!
大塚:てーるーはオーディションだったんですけど、事務所から音沙汰がないからダメだったんだなと思って気持ちを切り替えていたんですよね。でも、スケジュール表の先の方にずっとこの作品名で予定が書かれていて、別役に受かったのかもしれないなと。
沖縄出身じゃないし、大丈夫かなと思っていたら、第1話の台本が届いて、キャスト欄の一番上に僕の名前が載っていたんです(笑)。
ーーえっ!?
大塚:ちょうどマネージャーさんが変わる時期だったので、引き継ぎの関係でバタバタしていたんでしょうね。お世話になった元マネージャーからのサプライズだと笑っていたんですけど(笑)。
まさかの、1話の台本を貰った時に出演決定を知りました。こんなことはめったにないんですけどね!(笑)
ーーお話を伺っていて、前向きな考え方や心の広さがてーるーにピッタリだと感じました。
大塚:ありがとうございます!