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「KENPROCK Festival 2024」内海健太郎、西岡和哉、増元拓也、三川華月、大熊和奏インタビュー【後編】

賢プロダクション主催「KENPROCK Festival 2024」開催記念! 西岡和哉さん、増元拓也さん、三川華月さん、大熊和奏さんインタビュー|賢プロ社歌はこうやって生まれた!【後編】

「これからも頑張っていこう!」と思えた「KENPROCK」

ーー改めて、2017年の「KENPROCK」についてお伺いさせてください。西岡さんは当時を振り返ると、いかがでしょうか?

西岡:あんなに楽しいことは、なかなか経験できないって思うくらい楽しかったですね。

内海:5時間くらいやってたもんね。

増元:結局、何曲やったんでしたっけ。

西岡:30曲……?

ーー30曲も!

内海:延べだとそのくらいかな。GRANRODEOが6曲くらいやったんだよね。

西岡:今回(KENPROCK Festival 2024)は、2日間の開催ですからね、もっとすごいかも。

内海:他の事務所がやらないことをやりたい、と考えたのが始まりでした。そこで、ウチの事務所の長所を考えたんですけど、所属している声優陣は歌が上手い人も多いな、と気がついて。谷山(紀章)くんを筆頭に、アーティスト活動している人も多かったので、「ライブがやりたい」と思って企画を練りだしました。

他の事務所は、みんなでお芝居をするイベントをしていたんですけど、音楽だけのイベントをしている事務所は見かけなくて。良い案だなとは思っていましたけど、あんなに大きな規模になるとは思っていなかったですね。500人くらい入る会場で開催できたら……と思っていたら、パシフィコ横浜でしたから4,000人くらい入りました。

僕の「やりたい」という気持ちから始まったイベントでしたけど、出演したみんなも楽しそうだったので、開催して良かったと思いましたね。

増元:「社長、すごいことしてるなぁ」と思いましたね。あれだけの規模のステージを作ることができるんだ、と。

あの時、僕たち新人が出たステージは、錚々たる先輩が場を盛り上げたあとだったんです。場がすごく温まっていたので、どんなことをやっても受け入れてもらえるような雰囲気だったのを覚えています。そこで社歌を歌ったんですけど、あんなに大きな舞台はそれまで経験していなかったので、良い景色を見させてもらいました。

内海:あの時の社歌のメンバーは、それ以降もドームで歌ったりしているし、すごいよね。

増元:アーティストデビューをしたメンバーが何人もいますからね。

ーー西岡さんは、特に印象に残っている出来事や、思い出などありますか?

西岡:僕自身はバックバンドのバンドマスターだったので、ステージを俯瞰している立場でした。とにかく滞りなくスムーズに進行できるように、なおかつ、出演しているみんなの背中を押して上げられるようなことができれば、と思って動いていましたね。

ーー緊張されている出演者さんもいらっしゃったでしょうしね。

増元:はい! 緊張してました!(笑)

ーーそうですよね……! 今、セットリストを確認したのですが、社歌が披露されたのは30曲中の29曲目のことだったのですね。

増元:そうだった、GRANRODEOさんが終わった直後だった……! ものすごい歓声が起こっている中に「すみませーん! 若手です!」みたいな感じで飛び込んでいきました。

内海:代永(翼さん)がMCをやってくれたんだよね。

増元:紹介してもらってステージに登りましたけど、すごい景色でしたね。

ーー先ほど内海さんが、「他の事務所がやらないことをやりたい」とおっしゃっていましたが、声優音楽イベントの先駆けとなるライブでしたよね。

内海:あんなに大きなライブは作ったことがなかったので、手探りで大変でしたけどね。

ーーライブの手応えは、あの場で感じられたのですか?

内海:制作自体は大変だったんですけど、終わったあとは達成感がありました。ライブが終わったあと、会長のパネルをみんなで持って記念撮影をしたり、一体感・ファミリー感が生まれた瞬間でもありましたね。「これからも頑張っていこう!」と思えたライブでした。

それから7年経ちまして、この間もやりたいと思ってウズウズしていたんですけど、実現させるのは結構大変なので……(笑)。ただ、今年は賢プロダクション設立40周年ですから、満を持してということで。

ーー賢プロのYouTubeチャンネルでは、谷山紀章さん、川田紳司さん、勝杏里さん、林勇さんと「機が熟した」というお話もされていました。

内海:言ってましたね(笑)。今回の「KENPROCK」を始める前に、谷山くんには真っ先に話をしました。彼が軸だと思うので、「KENPROCKをやりたいんだけど」と相談したら、「もちろん!」と言ってくれたんです。

ーー西岡さんにも、企画立案の段階でこのお話が?

西岡:そうですね!

内海:「いつかやりたいから、その時はよろしく」と、いつも言っていました。

西岡:誰よりも早く知っていたかもしれません(笑)。

ーー(笑)。西岡さんとしても、もう一度KENPROCKをやりたいという気持ちがありましたか?

西岡:もちろん! というか、やるだろうな、と思っていました(笑)。毎年、内海さんからの新年の挨拶で「来年こそやるぞ」「今年はやるぞ」という、やる気に満ちた熱い思いが送られてくるんですよ。

内海:50歳の年で、メモリアルだからね。

西岡:そうだね。「メモリアル」っていう話をしている時にも「やるっぽい」雰囲気を感じていたかもね。「ちょい悪オヤジ同士、頑張ろう!」「今年はメモリアルな年だね」とメッセージが送られてきて、「もしや……?」って思ってました(笑)。

賢プロは捻ってくる

ーーさらに今回、新曲のクラウドファンディング企画もありましたが、西岡さんとしてはどのような構想をお持ちですか?

西岡:割とベタな構想を持っていました。お話をいただいてすぐに、「王道を行くならこんな感じだろう」という構想を賢太郎くんに送ったんです。でも結局、その構想とは全然違う“賢プロ ism”溢れる提案が賢太郎くんから返ってきましたね。

増元:賢プロは王道じゃないってことですか?(笑)

西岡:思い出しましたね、「賢プロは捻ってくる」と(笑)。

内海:昨今の流行りもあって、和哉くんは「ファンが望むのはアイドル系じゃないか」と考えて、準備してくれてたと思うんです。でも僕は賢プロらしく、個性的だったりパンチのあるような方向性がいいと提案して。そうしたら「そっかぁ……」のような反応と、「せっかくやるなら攻めないとね」みたいな返信が来ましたね。

増元:捻ったものが来ると、歌う方も楽しいですからね。

ーードキドキしますね!

三川:楽しみ半分、不安半分ですね……。

大熊:楽しみではあるんですけど、どんな感じになるのか、想像できないですね……。

内海:そこは、プロデューサーにね?

西岡:お任せください!

ーー心強い!

内海:信頼しています。

ーー開催は11月2日ですが、今から本番まで、スピード感がある準備・進行になりますよね。

西岡:まぁでも、大丈夫かなと思います。時間はある方です。心配なのは歌詞くらいですね。前回は賢太郎くんが書いてくれて、曲の柱があったんですけど、今回は曲を作ってから考えようと思っています。

内海:みんなで書いても大変だもんね。

増元:支離滅裂になっちゃいますね。

内海:めちゃくちゃな感じも楽しいかもしれないけど(笑)。

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