音楽
LUSS×Mori Calliopeインタビュー

タイの注目アーティストLUSS × 世界的人気を誇るVTuber Mori Calliopeインタビュー|『異世界スーサイド・スクワッド』のEDテーマ「Go-Getters」&LUSSの人気曲「Pao Ying Chub!」を華麗にRemix!

 

両者のコラボは止まらない……!?

──今回の楽曲についてもお聞かせください。2曲コラボをされていますが、それぞれの楽曲でこだわった点などはありますか?

COCO:「Pao Ying Chub!」は、素敵なアジアのカルチャーを内包させる楽曲に仕上がっています。タイで有名なリズム「チャチャチャ」と呼ばれるものがあるんです。近所の人たちが大きな音でそのリズムを流していた時に、この楽曲にこういった要素を取り入れられるかもと思ったんです。この曲はクラブアンセムになれるだろうなと思っていたから、そこからもっと要素を加えられたらいいなと。

他のアジアの要素も入れると面白いだろうなと思って、日本の伝統的な琴のサウンドも加えて、他のアジアの国からインスピレーションを受けたものに仕上げられたと思っています。

 

 
女の子の集団がパーティーで最後、お酒とかのお金を誰が払うんだとなった時に、じゃんけん(Pao Ying Chub:パオインチュップ)をするんです。そのことについて歌っているんですが、その中にカリオペさんが楽しくもボスレディ、強気な女性のエネルギーのバイブスを組み込んでくれたんです。クールさもそこにはあって。オリジナル版とはちょっと違ったサウンドを探っているので全然違う曲にも聞こえるんだけど、すごく彼女らしくクールに仕上がっていますね。

他にこういった音に仕上げることができる人は私たちはまったく知らなかったので、すごくクールだと思いました。

「Go-Getters」に関しては、この曲を聴いた時にまるで聞いたことのないスタイルだと思いました。特にタイという国では、まったく聞いたことないような曲になったという印象があります。そんな曲のリミックスに参加させていただけるなんて、すごく光栄だなと思いました。

タイ語は声のトーンとかで歌詞の意味がまるっきり変わってしまうことがあるんです。そこがタイ語の歌詞を私たちで書くことの大変さはあったんですが、カリオペさんやカリオペさんのチームが親切に補足や備考を入れてくれていたんです。

例えば、この曲は『異世界スーサイド・スクワッド』のために提供された曲だけれど、アニメ版のハーレイ・クインはそこまでセクシーじゃなくてもう少しボスレディ的な感じです。そういったイメージを想像できるように助けてくれたので、本当に助かりました。

タイ語で歌った時でもシームレスに聞こえるようにするのが、すごく気を付けていたことです。そこに私たちらしいアイディアを加えられて楽しむことができたので、これまで作ったことのないような音楽になったんです。

時々、こうして新しくてフレッシュな取り組みができることは楽しいですし、もっとしていきたいと思っています。

 

 

──ありがとうございます。カリオペさんはいかがでしょうか。

Mori Calliope:「Pao Ying Chub!」は全力でクラブに行く人の気持ちを表現したんです。私はクラブにも全然行ってなくて、最後に行ったのは1年前とかなのでリサーチしなきゃと思っていました。実は、私の妹がクラブに行くのがすごく好きなので、歌詞を面白くするためにいろいろ聞いたり、友達がクラブに行った時の話をリサーチを兼ねて聞いたりしました。

ボスレディな装いを入れられて、さっき話にも出たような備考とかも書き留めることができたんです。VIPテーブルじゃないと楽しめないとか、ドリンクチャージはこんなに高いんだとか具体的にあって、その中でもいろいろなキャラクターや要素が登場したりしているのでリアリティーのある世界観を意識して制作しました。

曲を作る時に、なかなか皆が見ることのできないボスレディ的なカリオペを出すことができた曲になっています。

「Go-Getters」に関しては、完全にLUSSチームに任せたかったんです。私が彼らのビジョンを信頼しているし、タイ語の歌詞にするというところもあったので。実際に聞いてみると、本当にタイのハーレイ・クインじゃないかと思わせる仕上がりになっていました。私も元々のバージョンをハーレイ・クインの視点で書いたんだけど、LUSSチームはそれを上手くタイ語に落とし込んでくれたと思います。

 

 

──なるほど。では最後に日本のファンに向けて一言メッセージをお願いいたします。

COCO:最近ふたつのコラボリミックスを出しましたが、ぜひ続報も楽しみに待っていてください。これからもっとプロジェクトも出していくし、そのなかでカリオペさんとも一緒に音楽を作れたらと思っています。

9月のアルバム『IS THERE ANYTHING ON THE MOON?』も楽しみにしてください。

本当に日本が大好きで、近々日本でも曲を作ることができたらいいなと思います。本当に皆さん、大好きです。

あと、カリオペさんのアルバムもぜひ楽しみにしていてください。私たちも1曲プロデュースで参加をしていて、すごくクールな内容になっています。私たちも全曲聴けるのを楽しみにしています。

Mori Calliope:日本のファンの皆さん、クラブに行くなら今回のこの楽曲たちをぜひリクエストしてください。コラボもぜひ楽しんでください。

私のニューアルバム『PHANTOMIME』が8月16日にリリースされるんですが、さっきLUSSさんも言ってくれたように制作に関わっていて、彼らも最高だし、今後一緒に曲を作ることができたらいいなと思ってます。彼らのこともぜひ注目してくれたら嬉しいです。

 

リリース情報

LUSS

「Pao Ying Chub! drinkin’ (with Mori Calliope)」
2024年8月2日(金)リリース
https://Japan.lnk.to/PYCdwMC

Mori Calliope

◆Go-Getters plus LUSS
2024年8月2日(金)リリース
https://lnk.to/mc_gg_luss

◆Major 2nd ALBUM『PHANTOMIME』
2024年8月16日リリース

 
https://lnk.to/mc_pt_ec

=収録曲 / 楽曲提供アーティスト=
1. タイド (Mori Calliope × AI) / 蔦谷好位置 (agehasprings)
2. SNEAKING revenge with Lotus Juice / Chaki Zulu, Nvmbrr
3. Go-Getters / Giga & TeddyLoid
4. Overkill / Yuki Tsujimura, MEG(MEGMETAL)
5. Cult Following / WARGASM
6. DONMAI / Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)
7. Midnight Mayoi (Mori Calliope × Kobo Kanaeru) / Joint Beauty
8. skeletons / Yaffle
9. Last Days / benlussboy from LUSS
10. through the blue / Joint Beauty
Bonus Track
・未来島 ~Future Island~ cruising with 宝鐘マリン / ケンモチヒデフミ ※LIMITED DEAD BOX盤のみ収録
・Go-Getters plus Yoon (STAYC) / Giga & TeddyLoid ※通常盤のみ収録

 
[インタビュー/石橋悠]

 

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