ラブコメだけで終わらない魅力。ここからは言葉での戦いーー『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』君嶋綾乃役・会沢紗弥さんインタビュー【連載第5回】
2024年7月3日(水)より放送中のTVアニメ『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』。いつもは冷ややかな目線を向けるけれど、時々ボソッとロシア語でデレてくるアーリャさん。一方、ロシア語のリスニングがネイティブレベルの久世政近は、投げかけられているその言葉の意味を理解しながらも、気付いていないような振り。二人の恋模様の行方は一体?
アニメイトタイムズでは、放送を記念してメインキャストへのメールインタビュー連載を実施中!
第5回は、君嶋綾乃役・会沢紗弥さん。作品やキャラクターの魅力、演じる上でのエピソードなど綴っていただきました。
ラブコメだけで終わらない魅力
ーー『ロシデレ』という作品について、どんな点が魅力だと感じられましたか?
君嶋綾乃役・会沢紗弥さん(以下、会沢):“時々ボソッとロシア語でデレる”点です。タイトルのままです。伝わらないと思っているアーリャと全部わかっている政近。わかっていることがバレたら二人の関係はどうなってしまうの?
一視聴者としてムズムズが止まりません。その一方で家庭の事情や生徒会としての勝負事、キャラクターのコンプレックスや過去など様々な要因が絡んで、そこがしっかりと描かれていて、ラブコメだけで終わらせないという部分も魅力だと思います。
ーーご自身が演じられる君嶋綾乃について、演じる際に気をつけた点、苦労した点などがあれば教えてください。
会沢:オーディション時から、「感情を抑えて、抑えて」と言われていました。従者としての人生を歩んでいる綾乃ですが、彼女はちゃんとした人間であって。だからあまりにも感情を抑えるとその部分が消えてしまうので、微調整がとても難しく感じました。
ーー綾乃はなかなかユニークな台詞が多いキャラクターだと思います。演じている中で、印象的な台詞はありましたか? また、演じていて楽しさややりがいを感じる点は?
会沢:「ドM(超ド級メイド)」である彼女は、流石有希様に支えているメイドだなと思わせてくれるワードチョイスが全然意識していない方向からすっ飛んできます。特に最終回での空気が読めない発言が大好きなので、お楽しみにしていただけたら嬉しいです。ボケていますが本人にはボケているという意識はないので、真顔でみんなを笑わせられるのは楽しかったです。
ーー綾乃の主人である周防有希ついては、どんな点が魅力だと感じられましたか?
会沢:お嬢様モード、妹モード、全てが有希様なところです。決して別人ではなく、演じているわけでもなく。そんなところが愛すべきポイントです。
ーー収録には途中からのご参加かと思いますが、アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?
会沢:みんながみんな仲良くお喋りの止まらない現場だったのでスッと馴染めました。恐らくイベントやラジオの体感と全く同じだと思われます。