「しあわせえぼりゅ~しょん♡」でココロをひとつに――わんだふるでニャンだふるな日々を更新していく! 『わんだふるぷりきゅあ!』後期主題歌シングル発売記念!石井あみさん&後本萌葉さんインタビュー
We are oneチームの仲良しの絆
――完成した曲を聴いた時に、お互いの「らしさ」を感じたところを教えて下さい。例えば「ここ、萌葉ちゃんっぽいな」とか。
石井:本当に元気で、走り回って……
後本:走り回ってはないよぉ(笑)。
石井:でも走り回ってる感じがする(笑)。こちらが予想できないような行動をするんですよ。実はこの間、お仕事帰りにふたりでお寿司屋さんに行ったんですよ。
――わ、良いですね。
石井:一緒に過ごしている中で、萌葉ちゃんの優しさが伝わってきて。お寿司屋さんで、私が注文したものををパッと取って目の前にそっと置いてくれるんですよ。そんなさりげない優しさに、本当に心が温かくなりました。さらに、帰り道の電車の中で「あみちゃん、起こすから寝ていいよ」とか言ってくれるんですね。本来は私が起きてなきゃいけないのに。
そういった出来事やイベントなどを通して、萌葉ちゃんは「わんわん、わんわん!」といつも無邪気で元気なイメージだったんですけども(笑)、周りの人たちのことを考えてくれる、心優しい子なんだを感じていました。そんな萌葉ちゃんの人柄に触れてから「しあわせえぼりゅ~しょん♡」を聴くと、その優しさや温かさが彼女のお声からより伝わってくるというか。まさに、萌葉ちゃんの内面がそのまま歌声に表れているように思います。
後本:嬉しい。
石井:「FUN☆FUN☆わんだふるDAYS!」では「一緒にいられることがとにかく楽しい!」という気持ちが萌葉ちゃんの声から溢れていて、それがすごく伝わってきました。でも、「しあわせえぼりゅ~しょん♡」ではそれだけじゃなくて。例えば〈「せぇーの!」で思い切り ユニゾンした〉って部分では、一緒に「せーのでいこう!」と手を引いてくれるような優しさが伝わってくるんです。優しさの成分があるお声というか……その楽しさと共に、仲間を思いやる温かさがしっかりと込められているように思いました。それが新しく気づいた、萌葉ちゃん“らしさ”だなって。
――パートナーとして、良き仲間として、一緒に過ごしたわんだふるな時間があるからこその、素敵な気づきですね。
石井:そうなんです。これはきっと1年一緒にED主題歌を担当させていただくから気づいたことなんだろうなって感じています。
――これからイベントを通して、さらにおふたりの絆が深まっていくのが楽しみです。
石井:その都度、またいろいろな発見がありそうな気がします。
後本:(少し照れながら)あみちゃん〜嬉しい。ありがとう。実は先ほどのお寿司の話、あみちゃんにご馳走になってしまったんですよ。
――お姉さん!
後本:もともとそんなつもりは一切なくて。あみちゃんが頼んだうどんを食べちゃったりとかしたんですよ(笑)。
石井:いやいや! あれは私がお腹いっぱいになっちゃったから「食べて」ってお願いしたの(笑)。だから全然いいの!
後本:他にもめっちゃ食べてたよね。ごめんね。それなのに、さらっとあみちゃんが「私が払うよ、いいよ」って。
――か、かっこいい!
後本:すっごくかっこよくて。でもどうしようと思って。そのあと、アイスを買ってきました(笑)。
石井:そう、アイスを買ってくれた。しかもめっちゃ高いアイス(笑)。そのアイスを見ながら、一緒に『プリキュア』を見たんです。すごく幸せな時間でした。
というか、そのうどんはセットのガチャガチャ目当てに頼んだんですよ(笑)。「もう食べられない、でもガチャガチャはやりたい……」って言ったら「えっ食べられますよ!」って言ってくれたっていう。それでうどんを頼んだっていう(笑)。
後本:でもいっぱい食べちゃったから申し訳なくて(苦笑)。しかも、ものすごくたくさん話を聞いてくれるんですよ。あみちゃんと過ごしているとあっという間。いっぱい話したはずなのに「話し足りないな」っていっつも思います。……って話が脱線してしまったんですけども、私が感じるあみちゃんの“らしさ”は……
あみちゃんは「猫として歌ってほしい」ということで、クールビューティーに歌いつつも、乙女らしさを表現したって先程言ってたじゃないですか。それと、猫っぽいって話も。
石井:うんうん。
後本:まさに、それがあみちゃん「らしさ」だなって感じているんです。というのも、ユキを見てても思ったんですけども、猫ちゃんって、ツンケンしているように見えて、意外と愛が強いんだなって。で、あみちゃんもそういうところがあって……。
――どんな時に感じたんです?
後本:私、ライブの本番前によくハグをしているんです。ハグしたくなっちゃうんです。それで『全プリライブ』(2024.1.20~1.21全プリキュア20Th Anniversary LIVE!)の前、あみちゃんはもちろん、北川理恵さん、Machicoさんにもハグをしてて。で、その話をしたら、あみちゃんが「私だけじゃなかったの……?」って、ぷいってなっちゃって(笑)。
石井:そうなんですよ(笑)。てっきり私だけだと思っていたので「ライブが始まる前に萌葉ちゃんがギュッとしてくれたんだ」って嬉しそうに話したら、萌葉ちゃんが「私はいろいろな人にハグするんですよ〜!」って。「えっ?」と(笑)。それでちょっとジェラシーを感じたっていう。
――あはは、かわいらしいエピソード!
後本:もうそのいじけ具合がかわいくって(笑)。猫らしさと乙女っぽいところが垣間見られて、愛おしくなってしまいました。
プリキュアシンガーに広がるハートフルな輪
――この絆の歌が、プリキュアたちの応援歌にもなるでしょうね。
石井&後本:なってほしい!
――インタビュー段階ではプリキュアたちが揃った直後。新たなエンディングに切り替わるころには、キャラクターたちの成長や絆がさらに深まっていくと思います。おふたりはどのような心持ちで見守っていきたいと考えていますか?
後本:プリキュアも揃いましたし、キラリンアニマルも揃い始めていますし。今後はガルガルの正体やニコ様はどこに行ったのか……そういったところに迫っていくお話になっていくのかなって。毎週考察しながら見つつ、よりプリキュアたちを応援していく気持ちで、見守っていきたいなって思っています。
――悟くんは今後どうなるんだろう……?
石井:悟くんはいろいろな意味で気になっているんですよ。いろはちゃんとどうなるのか、個人的には気になっているところで。
後本:いろはちゃんは鈍感すぎる!(笑)
石井:でも悟くんがいろはちゃんを好きになる気持ちってすごく分かるんですよね。本当に魅力的な女の子だと思っています。
これまでのプリキュアたちはすごく個性豊かで「みんな違ってみんな良い」というか。そういったメッセージを体現している子たちだと思うのですが、今回の4人はまったく異なる性格で、特にバラバラな気がしています。でもみんなで揃ったらひとつになる。そこに『わんぷり』らしさが出ている気がします。
後期もいろいろなことが起こるとは思うんですけど、みんなそのままでいてほしいし、そのままでいれば大丈夫な気がしています。だからどうなっちゃうのかな、ソワソワってよりかは、「みんながんばれ!」って願いを歌で表現したいなって思っていました。その気持ちで、見守りたいなって思っています。
――飼い主や親のような気持ちじゃないですけど、大きな愛で見守っているのですね。信じているからこそというか。
石井:あ、確かにそうかもしれない。「きっと大丈夫だろう」と安心して見守っていますね。
後本:確かに大丈夫な気がしちゃう。時々強いガルガルが出てきても、いろはちゃんやこむぎちゃんも焦っていない気がするんですよね。すごく頼もしいし、お互いに自分の大好きなパートナーを守るためにも、ガルガルたちを助けている。ものすごく優しい気持ちで、奮闘しているんですよね。そのままでいてくれたら、ガルガルたちにも伝わって、優しい気持ちって広がっていくんじゃないかなって思っています。これからどんなに強い敵が現れても、この子たちなら大丈夫なんだろうなって。
――優しい気持ちって伝染していきますよね。誰かの優しさが、また別の誰かに伝わって、世界が少しずつでも優しさで満たされていくのって、とても素敵なことだと思います。それこそ、平和ってそういう小さな優しさの積み重ねから生まれるものなのかなと感じます。
後本:そう思います。それこそ、あみちゃんと一緒にいると温かい気持ちになるんです。あみちゃんってほんわかしているじゃないですか。喋っていると、私も時間の流れをのんびりに感じるし、気づいたらニコニコしちゃうんです。
石井:えーっ嬉しい。
後本:伝染してると思います。ほんわかしているだけでなく、カッコいいあみちゃんも心の中にいて、そういうところも素敵だなって。それは「大好きのキズナ」(『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!』挿入歌)からも感じました。
――爽やかですごくカッコいいですよね。新しい表情をまた感じると言うか。
石井:いろいろな表情を見せていきたいなって思っているんです。でも、そこ(カッコよさ)は理恵さんが引き出してくださったように思っているです。やっぱり伝染するというか。やっぱり、周りの影響って大きいというか、自然と伝染していくんですよね。いろいろな人から、いろいろなものを受け取って、それが自分の中で形になっているんだろうなって感じています。
――プリキュアシンガーたちはそういう意味でも最強のチームですね。お互いに刺激を受け合いながら、それぞれの魅力を引き出していけるって、とても素晴らしいことだと思います。
石井:本当にそうなんです。いろいろな気持ちが湧いてくるし、憧れの気持ちも自然と芽生えます。私も「こうしてみたい」「もっとこうなりたい」と思わせてくれる存在がたくさんいるので、日々刺激を受けています。萌葉ちゃんの存在もとっても大きくて、きっと私ひとりだったら、このエンディングは歌いきれなかったと思います。萌葉ちゃんの元気な歌声があったから、私も引っ張ってもらえたのかなって。
ユキちゃんとまゆちゃんのペアを見ていても、そう感じるんです。まゆちゃんって、ひとりだと「ああ、私なんて…」と自信をなくしてしまいがちなんですけれど、ユキちゃんがそんなまゆちゃんをしっかりと引っ張っていって、二人で補い合いながら成長している姿が本当に素敵だなと思います。それに、まゆちゃんもユキちゃんとは違う視点で支えようとしていて、互いに引っ張り合っているような気がするんです。変身回(第19話「キュアリリアン、誕生!」)を見ていて、あ、このふたりの関係性って私たちにも似ているなって感じました。
後本:うんうん。デュエット曲が『わんぷり』に多い意味ってそういうところなのかなって。まゆちゃん、ユキちゃんがペアとしてしっくりくるようになって。それぞれのペアがお互いに引き出し合っている。それも歌で表現してほしいという思いがあるからこそ、デュエットなのかなって今の話を聞きながら思いました。
――「しあわせえぼりゅ~しょん♡」にはハンズクラップも取り入れられていて、ライブやイベントでは観客の皆さんと一緒に盛り上がれる要素がたくさんあります。今後はプリキュアライブも控えていますが、実際にパフォーマンスする際、どのような反応があるか、とても楽しみですね。
石井:そうですね。初めて聴いた時に、みんなからの拍手を受け取って歌いたいなって思っていました。クラップしたら絶対楽しいだろうなって思っています!
後本:ね! 今からすごく楽しみです!
[インタビュー・逆井マリ]
リリース情報
『わんだふるぷりきゅあ!』後期主題歌シングル
2024年8月21日発売
【CD+DVD】
品番:MJSS-09369~70
価格:¥2,530(税込)
【通常盤】
品番:MJSS-09371
価格:¥1,650(税込)
【収録内容】
<CD>
1.しあわせえぼりゅ~しょん♡ ~こむぎ&いろはVer.~
歌:石井あみ&後本萌葉
作詞:マイクスギヤマ 作曲・編曲:石塚玲依
2.しあわせえぼりゅ~しょん♡ ~ユキ&まゆVer.~
歌:石井あみ&後本萌葉
作詞:マイクスギヤマ 作曲・編曲:石塚玲依
3. わんだふるぷりきゅあ!evolution!! with Wonderful Precure! Ver.
歌:吉武千颯 with わんだふるぷりきゅあ!(CV:長縄まりあ・種﨑敦美・松田颯水・上田麗奈)
作詞:こだまさおり 作曲・編曲:EFFY
※しあわせえぼりゅ~しょん♡のカラオケ(CD+DVD:オリジナル・メロディ・カラオケ/通常盤:オリジナル・カラオケ)と
TVサイズ(~こむぎ&いろはVer.~/~ユキ&まゆVer.~)を含む6曲入り。
<DVD>
『わんだふるぷりきゅあ!』TVオープニング・後期エンディング ノンテロップ映像を収録
【アニメイト特典】ミニフォト4枚セット
※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。
【初回特典】
・キャンバスブロマイド(スーパーアート6色印刷)
・「どうぶつおせわがた~っぷり!あつめておせわしよ♥キラニコトランク」 専用二次元コード(キュアサマーからのおてがみ)
・「わんだふるぷりきゅあ!LIVE2024」購入者限定配信視聴券500円割引クーポン
関連リンク
『わんだふるぷりきゅあ!』公式サイト(東映アニメーション)
https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/
『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!』『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!』公式サイト
https://2024.precure-movie.com/
「わんだふるぷりきゅあ!LIVE2024 FUN☆FUN☆えぼりゅーしょん!」公式ホームページ
https://www.marv.jp/special/precure_live/
プリキュア音楽&映像商品公式Xアカウント
https://twitter.com/precure_marv
「プリキュアライブ」公式X
https://twitter.com/precure_live
作品概要
あらすじ
動物が大好きな【いろは】は飼い犬の【こむぎ】と仲良し!
ある日、謎の生物・ガルガルが街で大暴れ!
だけど、いろはを守るためにこむぎが人の姿になってプリキュアに変身しちゃった…!?
心がガルガルしている子を助けなきゃ…!
力を合わせて動物たちを【ニコガーデン】にかえしてあげよう!
「大丈夫、あなたの声をきかせて!」
キャスト
(C)ABC-A・東映アニメーション