住人さんのお陰でリラックスして歌唱できた「月ノヒカリ」。3期生の素顔も見えた一夜限りのステージに――「日々荘3号館~灼熱のバトルロワイヤル~」相川奏多さん、橘美來さん、夏目ここなさん、日向もかさん、宮沢小春さんアフターインタビュー
5人それぞれの思いを込め歌い上げた「月ノヒカリ」
ーー歌唱パートでは、月のテンペストの「月ノヒカリ」が披露されました。数日前に行われたライブ「IDOLY PRIDE VENUS PARTY The Second」でも歌われましたが、今日はどのような気持ちで歌われましたか?
橘:もちろん『アイプラ』のライブの時は琴乃として動いていたんですけれど、今日の日々荘のライブでは、半々……いや、琴乃が7かな。
日々荘では、私達がカバーするようなニュアンスで、キャラクターとしてではなく自分自身で歌ってもいいよって言われているんです。ただ、どうしてもこの曲は月ストの覚醒曲でもあるので、琴乃が押し寄せてくる部分はありました。住人のみなさんと楽しむという部分では橘が楽しんで、ストーリーを出すところは琴乃が頑張って。「ちょっと、橘さん。これは琴乃の曲ですよ」みたいに、琴乃が脳内で囁いてきた感じもありました(笑)。
でも楽しかったです。楽しかったから、橘5:琴乃5かもしれない(笑)。琴乃の時は、ストーリーを届けようという気持ちがすごい強いんです。みんなの顔、うしろ姿を見て「一緒に頑張ろうね」という気持ちが出てきて。
特に印象が違ったのは、すずと手を合わせるところですね。ライブの時、すっごくすずを感じたんです。「任せましたわよ!」ってすごく言われてる感じがして。
相川:おぉ〜! そうだったんだ。
橘:でも今日は「一緒に楽しもうね!」と、いつもの奏多とできて、すごく印象が違く感じて。それも面白いなって思いました。月ストの時はダンスをしっかりする意識がありましたが、今日は住人のみなさんと一緒に楽しむ気持ちが強かったので、また違ったヒカリを届けられたのかなと思います。
ーー琴乃が月ストから脱退した時、センターを務めたすず役の相川さんはいかがでしたか?
相川:『アイプラ』ライブの話になるんですけど、先日の単独ライブでは1日目も2日目も「最愛よ君に届け」と「月ノヒカリ」が連続になっていたので、気持ち的にも出来上がっていて。ストーリー的にも、そしてすず的にも大事な曲なんです。
なので、気持ちの流れが出来ていたと思うんですけど、今日は、奏多6:すず4くらい……いや、奏多7:すず3かも。それくらい今日は私寄りの気持ちでやりました。そのバランスのおかげか、結構周りが見えました。移動してる時にみんなの顔を見てちょっとクスッってなるくらい余裕があったなって。
一同:笑われた……。
相川:違う違う!(笑)『アイプラ』ライブの時では見られなかったところまで、いい意味で別のところも見れたかなと思います。回数的には2回目の披露でしたが、私の気持ち的には全く別のものを届けられたかなと思いますし、それで良かったなと思ってます。日々荘で私達がお届けするという意味は、そこにあるのかなと思います。
ーー曲中で琴乃と手を取り合う渚役の夏目さんはいかがでしたか?
夏目:『アイプラ』ライブの時は、2サビが終わるまではまだ苦しい状態だとダンスの先生から言われていて。でも、サビが終わった後の琴乃とのやりとり、落ちサビの時は「次に進む私達」という心境なんです。単独ライブの時はめちゃくちゃ苦しくて、涙が出るんじゃないかというくらい苦しくなりながら歌いました。
でも今日は、歌詞にある「君が守ってくれんだ」のように、住人さん達が私達のことを見守ってくれていて、歌詞的にもこの状況に通ずるものがあるなって思ったんです。今回は落ちサビ以外は全部ニコニコしながら、私なりにできたなって思います。楽しく歌えました。
ーー確かに今日はすごくニコニコされていて楽しそうでしたね。5人の月ストが戻ってきたんだなと感じました。日向さんはいかがでしたか?
日向:私も『アイプラ』のライブの時は、琴乃への「最愛よ君に届け」からの、「琴乃ちゃん戻ってきてくれた、嬉しい! また、5人で頑張ろうね!」という「月ノヒカリ」だったので「新生・月スト頑張ろうね!」という気持ちだったんです。
でも、今回は琴乃へ、私達へというよりは、住人さんへ向けて歌いました。歌詞の「隣には君がいる」の部分は、単独ライブだと月ストのみんなへ、戻ってきてくれた琴乃に宛てていたことから「君がいる」という気持ちでしたが、今日は「住人さんがいるからだよ」という気持ちで歌いました。そういう心境の違いがありましたね。
ーー宮沢さんはいかがでしたか?
宮沢:確かに『アイプラ』のライブの時は初披露というのもありましたし、ストーリーのこともあり、琴乃が戻ってきてくれたこともあって、琴乃の存在をすごく感じました。あの時はBIG4になった月ストとしての覚悟のパフォーマンスでした。でも今日は楽しかったので、宮沢7:沙季3だったかな、いや沙季が2かも。
気楽に、空間を楽しむという意味で、あまり歌詞の意味を重く捉えずに歌えたかもしれません。ライブの時はイヤモニをしていたんですけど、日々荘ではしていないので会場の反響も聞こえて、より爽やかな気持ちでした。
相川:開放感があったんだね。
宮沢:そうだね。この曲は月ストとしても思い出深いんですが、住人さんとの絆も感じた歌唱だったなと思います。最後はみんなひとりずつ、琴乃……美來と向き合うんですけど、美來の顔が全然違っていて。美來の顔をしていて印象的でした。
橘:全然美來でした(笑)。
宮沢:すごく色々背負ってる琴乃ではなく、ちょっと肩の力が抜けてる美來がいた気がしました。楽しいなって思いました。
ーーみなさんのお話を聞いたら、余計にエモくなってしまいました……!
日向:いつも観に来てくださっている住人のみなさんだからこそ、肩の荷がさらに下りた気がしました。
ーー次回は1、2回目の会場でもあった・新宿FACEで行われます。「〜後夜祭、はじまりの場所。〜」というサブタイトルになりますが、夏目さんより意気込みをお願いします!
夏目:“はじまりの場所”ということで、私達の成長を見てほしいなとは思います。まだ何をやるかは全然決まっていないですが、次は13回目なので、より仲良くなった私達で、よりアットホーム感を出せたらと。
そして、次は今まで以上に個性に注目してほしいと思います。1回目は、何回もリハーサルを重ねて、なにを喋るかもほぼ決めていたほど、結構ガチガチにやっていたんです。リハでやったものをそのままなぞる「再放送」みたいな感覚でした(笑)。
最近は、イベントのコンセプトや大まかな内容など根本的な部分だけを決めて、あとは流れを汲みつつ頑張りましょう、という流れになりました。なので、自分達のトーク力もしっかり聞いてくれたら……ちょっとハードル上がっちゃうかもしれないけれど、それも楽しみつつ(笑)。住人のみなさんもあまり気負いせず、楽しみながら日々荘に帰って来てくれたらと思っています。ぜひお待ちしております!
ーーありがとうございました!
[取材・文/ことぶきめぐみ]
開催情報
タイトル
LAWSON presents トーク&バラエティイベント 日々荘3号館
〜後夜祭、はじまりの場所。〜
スケジュール
2024年11月4日(月・休)
<昼の部>14:45開場/15:30開演
<夜の部>17:45開場/18:30開演
会場
新宿FACE
出演者
相川奏多 橘美來 夏目ここな 日向もか 宮沢小春
チケット
全席指定 ¥3,500(税込)
※未就学児入場不可
※営利目的の転売禁止
※ジャンプ禁止
※お一人様1公演につき2枚まで(複数公演申込可)
公式HP先行
受付期間:2024年8月17日(土)20:00~9月1日(日)23:59
結果確認・入金期間:2024年9月5日(木)15:00~9月8日(日)23:00