『真夜中ぱんチ』十景（とかげ）役・上田 瞳さんインタビュー｜十景は黙ってたらいい女なのに、って言われるタイプ（笑）。でもきっと愛してもらえるんじゃないかなと【スタッフ・声優インタビュー連載第12回】

大好きな作品ですし、本当におもろい作品

──OPテーマの「ギミギミ」についてもぜひ教えて下さい。

上田：良い曲ですよね。初めて聴いたとき「うわ！　すごい曲だな！」と思いました。私はアニソンがめちゃくちゃ好きなので、「めっちゃアニソンしててたのしー！」って。レコーディングは緊張しましたが楽しかったですね。自分の歌唱力が追いついていないところはありますけども、自分としては「十景みたいな女が、歌がめちゃくちゃ上手かったら面白いな」と思っていて。だから「どうしたら歌がうまく聴こえるだろうか」というのを考えていきました。

──上田さんのパートは十景の個性が出ててすっごく素敵でした。

上田：「おいでよ〜ぉっ！」って感じで色気を出して（笑）。ちょこちょことしゃくりを入れました（笑）。もともとレコーディング時にそれぞれフルで録ってたんですよ。「全部録るんだったらソロバージョンも作ってほしいよね」ってみんなで言ってたら、本当に実現して、ソロバージョンもBlu-ray BOXに収録されるとのことで、ぜひ聴いてもらいたいです。

ハラミちゃんのピアノもすっごくて、豪華な音作りになっています。私自身、インストを聴くのが好きなんです。すっごく良かったです。オープニングの絵もすっごくかわいくて、反響が楽しみです。これから動画投稿をテーマにした作品が始まる……！って感じがして、ワクワクします。

──ちなみに上田さん自身、普段から動画はご覧になられるんですか？

上田：ゲーム実況も好きなのでいろいろと見ています。それと、VTuberなんですけども、ぽんぽこさんとピーナッツくんの「ぽんぽこちゃんねる」が大好きなんですよ。テンション感がちょうどよくて。あちこちに遠征しているので、カフェやホテルとかのレビューもよくチェックしています。

──上田さん自身も動画配信する側になることに興味はあるのでしょうか？

上田： 自分の周りにYouTubeチャンネルを持っている方がいて「上田さんはやらないの？」「向いてるよ！」って言われたことはあるんですけども、私は企画から考えられない女なんです（苦笑）。私は台本人間というか……そこに書かれていることを面白くしようとする努力はできるんですけども、それってもともとの1があるからこそで。0を1にするのは難しいんですよね。

──それこそ『マヨぱん』もオリジナル作品で……。

上田：そうなんですよね。本当にすごい！　オーディションのときは「どういうアニメなんだろう？」と、まだ掴みきれていないところがありましたけども、収録するたびにどんどん好きになっていきました。ポップさもあって、かわいさもあってと、幅広い年代の方が楽しめる作品なんじゃないかなと思うんです。絵も綺麗ですし、配色もかわいいですし。おもしろい作品ですし、本当に大好きな作品です。

きっと制作者の方たちに、動画配信にものすごく詳しい方がいらっしゃると思うんです。炎上の仕方も結構生々しいですし、コメントもすっごくて。

──設定制作・舘 彩華さんがこだわられたようです。

上田：やはりそうだったんですね！　すごくリアルで「わーこういうこと書かれそう〜！」って思いました。十景の場合は強い女なのでアンチコメントが効かないんですよね。「逆にありがとう」くらいの。

──強メンタル、うらやましい……！

上田：そうなんですよねえ〜。私もあんなふうになりたい！　

──強がってるわけではなくて、本当に強いんですものね。

上田：そういう意味でも良い女な気がします。これは本当にいちファンとしての意見ではあるんですけど、十景には暗い過去はあってほしくないなって……。

──確かに！（笑）

上田：お前はずっとただのクズでいてくれ〜！くらいの気持ちです（笑）。

──第10話以降の見どころについても教えて下さい。

上田：冒頭のゆき（CV：茅野愛衣）のお芝居に注目です。この段階だとまだ詳細は話せませんが凄まじいお芝居です。「うわ、それっぽい！」と感動しました。それと後半のある対決シーンの描写もポップでめちゃくちゃかわいいんですよ。ゆきは優しさがありつつも「クールで敵対しているキャラクター」といった印象を持っている人が多かったと思います。

この第10話でイメージがガラりと変わると思うので、楽しんでもらいたいですね。最後はちょっと不穏な雰囲気で終わるんですけども……。ブースも少しざわついていました。

──物語はクライマックスへ近づいてきましたね。

上田：第11話からの展開も衝撃的だと思います。第10話を読んだあと、第11話の台本のインパクトがすごくて……「えっ？」となりました。皆さんも「先週の話、何？」と思われるかもしれません（笑）。ぜひ楽しみにしてもらえたらと思います。

[取材・文／逆井マリ]

連載バックナンバー

第1回　アニメーションプロデューサー：P.A.WORKS 橋本真英

第2回　監督：本間 修

第3回　キャラデザ＆総作画監督：有間涼太

第4回　真咲役：長谷川育美

第5回　キャラクター原案：ことぶきつかさ

第6回　リブ役：ファイルーズあい

第7回　シリーズ構成：白坂英晃

第8回　苺子役：伊藤ゆいな

第9回　設定制作：舘 彩華

第10回　譜風役：羊宮妃那

第11回　編集：髙橋 歩

第12回　十景役：上田 瞳

TVアニメ「真夜中ぱんチ」作品情報

2024年7月8日（月）より放送中！
《動画投稿、はじめます!?》

放送・配信情報

■放送
TOKYO MX・AT-Xほかにて7月8日（月）放送・配信開始！
TOKYO MX：7月8日より 毎週月曜 22:30～
AT-X：7月8日より 毎週月曜 22:30～
【リピート放送】毎週水曜 10:30～／毎週金曜16:30～
BS11：7月8日より 毎週月曜 23:00～
KBS京都：7月8日より 毎週月曜 24:00～
サンテレビ：7月8日より 毎週月曜 24:00～
チューリップテレビ：7月8日より 毎週月曜 25:50～
※放送開始日・放送時間は変更となる場合がございます。予めご了承ください

■配信
dアニメストアにて7月8日（月）22:30より地上波同時・最速配信！
dアニメストア：7月8日より 毎週月曜22:30～
U-NEXT：7月11日より 毎週木曜 22:30～
アニメ放題：7月11日より 毎週木曜 22:30～
その他サイトも7月13日（土）22:30～以降、順次配信予定！
詳細は各サイトでチェック！

INTRODUCTION

「真夜中なのにおっはよー!真夜中ぱんチです！」

世界でもっとも見られている動画投稿サイト「NewTube」。

3人組NewTuber「はりきりシスターズ」の「まさ吉」こと真咲は、生配信中の問題行動が炎上し、チャンネルをクビになってしまう。

起死回生を狙う真咲の前に現れたのは、なぜか彼女に運命を感じたヴァンパイアのりぶ。

その超人的な能力があれば、目標のチャンネル登録100万人だって夢じゃない!?

真咲は、自分の血に惹かれるりぶに動画出演を依頼。

対価として差し出したのは......。

「100万人が達成できたら、いいよ。私を食べて」

りぶの暮らす晩杯荘の仲間たちを巻き込み、絶対夢を叶えたい動画投稿少女×絶対食べたいヴァンパイアの決死の動画撮影が始まる!!

現代人共感必至!?

「パリピ孔明」スタッフが贈る、ワケあり動画投稿者たちのハイテンション・ガールズ”再生”ストーリー！

STAFF

原作：動画投稿少女
監督：本間修
シリーズ構成：白坂英晃
キャラクター原案：ことぶきつかさ
キャラクターデザイン：有間涼太
総作画監督：有間涼太、さとう沙名栄、合田真さ美
メインアニメーター：鍋田香代子
美術設定；藤井祐太
美術監督；前田有紀
色彩設計；江口亜紗美
撮影監督；児玉純也
2Dworks：吉垣誠
3D監督：小川耕平
編集：髙橋歩
音楽：tepe、樂
音楽制作：ハートカンパニー
音響監督：飯田里樹
音響効果：小山恭正
録音調整：安齋歩
音響制作：dugout
アニメーション制作：P.A.WORKS
製作：「真夜中ぱんチ」製作委員会

CAST

真咲：長谷川育美
りぶ：ファイルーズあい
苺子：伊藤ゆいな
譜風：羊宮妃那
十景：上田 瞳
ゆき：茅野愛衣
橘花：安済知佳
乙美：近藤玲奈

公式サイト
公式X（＠mayopan_anime）
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