ダンジョンに潜んでいた特異な存在『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 豊穣の女神篇』ヒロインたちを振り返る——第7回「ウィーネ編」!
シリーズ累計発行部数が1700万部を突破する人気小説『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(原作:大森藤ノ イラスト:ヤスダスズヒト GA文庫/SBクリエイティブ刊通称ダンまち)。
2024年にはTVアニメシリーズ最新作『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 豊穣の女神篇』が放送開始となります。アニメイトタイムズでは、これまでに登場した魅力的なヒロインたちとベルの関係・物語を振り返り!
本稿では、異端児(ゼノス)の少女・ウィーネをのこれまでを振り返ります!
ウィーネとは
プロフィール
種族:竜女(ヴィーヴル)
ダンジョンで産まれて間もないモンスターの少女。どういうわけか言葉を解しており、ベルたちと交流を交わすに至る。知識量は幼児程度。(公式サイトより引用)
ベルに救われ、彼の優しさと強さに好意を抱く。
言語と心を持つモンスターの少女
『ダンまちⅢ』で描かれた異端児(ゼノス)編のヒロインとなる少女・ウィーネ。異端児(ゼノス)とは、モンスターでありながら、人の言葉を理解し感情を持つという、ダンジョンが生んだ特異な存在です。
異端児(ゼノス)は、冒険者にとって、討伐対象であり、他のモンスターからもまた攻撃対象となります。生まれたばかりで、他の異端児(ゼノス)の存在を知る由もないウィーネは、ダンジョン内でモンスターに追われ逃げ続けていました。
そんな中、偶然出会ったベルに助けられ、ヘスティア・ファミリアにて保護されることに。彼らに優しくされながらも、自分自身が地上で共に生きることができない存在だと自覚して絶望するウィーネ。
ベルは、そんな彼女にしっかりと寄り添い、ダンジョンの20階層にあるという「異端児(ゼノス)の隠れ家」に送り届けるというミッションを遂行しました。
ベルに何度も救われたウィーネ
冒険の末、無事に隠れ家に行くことができたウィーネですが、イケロス・ファミリアのディックスらが異端児(ゼノス)の密売を企んでおり、再び地上へ連れ去られてしまいます。
ベルや他の異端児(ゼノス)の協力によってディックスを倒すも、彼が退陣する寸前にウィーネを暴走させてしまい、ウィーネはオラリオ中の冒険者の討伐対象となります。
ベルは懸命に守ろうとしますが、ウィーネは致命傷を負いベルに感謝と自分の思いを伝えて、一度命を落としてしまいます。絶望するベルですが、賢者・フェルズが800年間、一度も成功してこなかった蘇生魔法(ディア・オルフェウス)で復活。
救出にやってきた他の異端児(ゼノス)たちや、ヘスティア・ファミリアと合流することができたウィーネはダンジョンへの帰還を目指します。
今度はウィーネがベルの力になる
冒険者たちの包囲網をくぐり抜け、ウィーネらをダンジョンへと返すべく奔走するベルたち。そんな中、ベルとウィーネの前に最強の刺客が現れます。
モンスターへの強い憎悪を抱く《剣姫》アイズ・ヴァレンシュタインがウィーネを討伐するべくやってきたのでした。ウィーネを逃がしアイズと退治するベル。なんとか応戦しますが、彼の成長を感じ本気を出したアイズには歯が立ちません。
ウィーネは逃げるのをやめ、今度はベルを助けようとアイズの前に立ちはだかるのでした。
アイズに「爪や翼が人々を傷つける」と言われると、ウィーネは自身の爪と翼を剥ぎ取りベルへの攻撃を止めるように懇願。彼女の覚悟を感じたアイズはその場を立ち去ります。その後、皆の助けを借りてダンジョンに戻るウィーネら異端児(ゼノス)たち。
彼女らは、仲間たちを救ってくれたベルらに恩返しをすることを誓うのでした。
その後、ウィーネらは「ダンジョン遠征」にて危機的状況に陥ったヘスティア・ファミリアの面々や、深層に落ちてしまったベルの救出の手助けを行うなど、積極的にベルらに協力。
恩人として、大好きな存在としてベルに特別な思いを抱いているウィーネ
ダンジョンで命を救ってもらった恩人であり、名前を貰い、まるで家族のように面倒を見てくれた特別な存在であるベル。ウィーネはこの一件を経て、成熟すると共にベルに対しての想いはより大きく、そして複雑に変化していきました。
寝食を共にし、親代わりとして接してくれたことへの感謝や、純粋な愛情。自らの爪でベルを傷つけてしまったり、様々なトラブルに巻き込まれていく中で理解する、一緒に生きていくことの難しさ。それでも、優しくしてくれて、守ってくれるベル。
ウィーネは、ベルに好意を抱くだけでなく、ベルの支えとなり、時には彼を守る存在でありたいと思うようになっていきました。異端児(ゼノス)編の終盤はもちろん、ダンジョン遠征時にもヘスティア・ファミリアやベルらに協力。ベルにとって欠かせない大事な味方へと成長しています。
彼女は、今後の物語でもベルに沢山の恩返しをしながら、大切な存在として彼を想い続けるのではないでしょうか。
作品概要
あらすじ
キャスト
(C)大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち5製作委員会