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- 万木サエ
- 旅行、グルメ、テーマパーク系のライターを経て、アニメのジャンルへ出向。ネコとハワイと『バクテン‼︎』が大好き☆
キヅナツキ先生が描くロックバンドのメンバーたちを中心とする青春群像劇『ギヴン』。新書館『シェリプラス』にて2013年~2023年5月号まで連載、現在は高校時代から10年後を描いたストーリー『ギヴン 10th mix』が連載中です。
『ギヴン』は、至高のBL作品としてファンも多く、2024年は本編最後のストーリーが2部作で映画公開となり、話題の尽きない年になっています。最終章『映画 ギヴン 海へ』の公開を記念して、主要な登場人物のプロフィールや性格、注目シーンなどをまとめてご紹介します。
※本稿にはネタバレが含まれます。
里子だった玄純は、ひねくれきった無感情な子どもでした。引っ越してから柊、真冬、由紀と幼なじみになり、高校に入ってからは柊たちとバンドを組みます。音楽を始める前まではハンドボール部に所属。
寡黙ではありますが、内に秘める思いは過激と言ってもいいほど。柊の言いなりになっている我の薄い性格かと思いきや、柊のためなら何でもできるという自我の塊。理由はなんであれ、行動に芯がある男です。
柊と立夏が深刻な話をしている横で麺を啜っていたりパンにかぶりついていたり、とにかくよく食べる玄純。感情豊かで思ったことをすぐ口にする柊に対して、玄純は冷静に物事を見て発言するタイプ。2人の温度差は見ていて面白い!
ギヴンにデビューの話が舞い込み真冬が玄純に相談。デビューについていつ考えたかを聞かれた玄純は、柊がやるなら自分もやる、“欲しいもの”のためなら人生くらい捨てられると言います。
立夏に、なんで柊とバンドをやっているのかと聞かれ「愛しているから」と堂々と告げた玄純。漢らしいですよね。気持ちがふりきれ過ぎている感じもありますが、玄純の音楽と恋愛への献身はひとつの理想形で、立夏も羨ましいと思うほど。
玄純の激重な愛がsyhの音楽を支えているのは確か。普段感情を表さない玄純が、柊を欲し“雄み”を露わにしたシーンはドキッとしましたが、ピュアな姫にはあれくらい出さないと伝わらないかもしれませんね!
原作も完結し、映画の2部作「柊 mix」と「海へ」で、柊と玄純の関係も、彼らを取り巻く環境も、そしてこれからの未来も大きく変わりました。2人が由紀という存在を乗り越え、これからさらに“2人の音”を鳴らしていくのが楽しみです。
ギヴンとは全然違うsyhの音楽は、軽快で耳に残るカッコイイ楽曲! ぜひみなさんも聴いてみてくださいね。
アニメイトタイムズのお仕事のほか、旅行、グルメ、ウェディング、テーマパーク系のライターをしています。 旅行に行けなくなって、漫画やアニメにハマリ、今はもっといろんなジャンルを知るべく武者修行中! スポコンアニメを見て、一緒に泣いたり熱くなったりするのが最近のストレス発散方法。 ネコとハワイと『バクテン‼︎』が大好き☆