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『ギヴン』八木玄純(やぎしずすみ)解説&情報まとめ

『ギヴン』八木玄純(やぎしずすみ)の情報を一挙にご紹介! プロフィールや性格、音楽や恋への向き合い方から、注目シーンまでまとめて解説します!

キヅナツキ先生が描くロックバンドのメンバーたちを中心とする青春群像劇『ギヴン』。新書館『シェリプラス』にて2013年~2023年5月号まで連載、現在は高校時代から10年後を描いたストーリー『ギヴン 10th mix』が連載中です。
 
『ギヴン』は、至高のBL作品としてファンも多く、2024年は本編最後のストーリーが2部作で映画公開となり、話題の尽きない年になっています。最終章『映画 ギヴン 海へ』の公開を記念して、主要な登場人物のプロフィールや性格、注目シーンなどをまとめてご紹介します。
 
※本稿にはネタバレが含まれます。
 
 

目次

基本プロフィール

八木玄純(やぎしずすみ)


 
バンド「syh(シー)」のドラム
誕生日:11月22日
星座:蠍座
血液型:B型
身長:180cm
 
 

性格と、仲の良い友だち

里子だった玄純は、ひねくれきった無感情な子どもでした。引っ越してから柊、真冬、由紀と幼なじみになり、高校に入ってからは柊たちとバンドを組みます。音楽を始める前まではハンドボール部に所属。
 
寡黙ではありますが、内に秘める思いは過激と言ってもいいほど。柊の言いなりになっている我の薄い性格かと思いきや、柊のためなら何でもできるという自我の塊。理由はなんであれ、行動に芯がある男です。
 
柊と立夏が深刻な話をしている横で麺を啜っていたりパンにかぶりついていたり、とにかくよく食べる玄純。感情豊かで思ったことをすぐ口にする柊に対して、玄純は冷静に物事を見て発言するタイプ。2人の温度差は見ていて面白い!
 
 

玄純と音楽


 
由紀と柊に誘われてバンドを始めた玄純。スポーツをやっていた影響か手首の使い方が巧く、リズム感もあり何より視野が広いと立夏がその腕を認めるほど。
 
玄純がバンドをやっているのは柊の隣にいるため。それ以外には何もなく、だから音楽にブレも迷いもない。柊の実現したい音に徹することができる職人肌です。
 
 

玄純の恋

柊は金色の折り紙のような存在


 
柊に対してずっと秘めた想いを抱えていた玄純。幼い頃から欲しいものを欲しいと言わない子だった玄純は、柊とも一緒にいられればそれで良いと思っていました。
 
ある時、1枚しかない金色の折り紙を柊が自分に譲ってくれたとき、滅多に笑わない玄純が歯を見せて笑います。本当は金色の折り紙を欲しいと思っていたのでしょう。手に入れた喜びで笑顔を見せる玄純。そしてそれは柊が自分のものになったときも、同じ笑顔を見せるのでした。
 
 

汚したいほど好きな相手

ギヴンにデビューの話が舞い込み真冬が玄純に相談。デビューについていつ考えたかを聞かれた玄純は、柊がやるなら自分もやる、“欲しいもの”のためなら人生くらい捨てられると言います。


 
幼なじみ4人はいつも由紀を中心に回っていた。真冬も柊も、みんな由紀が好きだった。そのことをよく思っていなかった玄純は、柊を手に入れるためなら長期戦でもかまわないと思っていたよう。
 
玄純にとって柊は、才能があって、素直で、もろくて、眩しい。大事にしたいと思う反面、汚したいと思う存在でした。綺麗なものほど自分の手で汚したい、それは究極の愛着心のように思います。
 
 

注目シーン

許されることの幸せ


 
4人の中で自分ひとりだけ蚊帳の外だったと言う玄純。柊も由紀のことが好きだと思っていたため、柊が自分に好きだと伝えても気持ちを試すかのように体の関係を匂わすことを言います。玄純への気持ちに自信がなくなる柊でしたが、立夏が完成させた由紀の音楽に背中を押され、再び想いを伝えに玄純の家にやってきます。
 
柊のことが欲しくてたまらないのに口には出さない玄純に、「欲しいって言えよ」と言う柊。泣きながらも自分を受け入れ、体を許してくれた柊の寝顔を見て幸せを噛みしめた玄純は、初めて好きという気持ちを言葉にします。
 

 
付き合いだした2人の変化は音楽に表れます。柊の隣にいられるのは自分だけ。その自負があり、柊の音楽に殉じられることを強みと話していたときの玄純は、とても幸せそうでした。
 
 

声優は坂泰斗さん


 
玄純を演じるのは声優の坂泰斗(ばんたいと)さん。12月18日生まれ、福岡県出身。出演作品には、『悪魔執事と黒い猫』ハウレス・クリフォード役や、『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』藤宮周役、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』ジャック・ハウル役などがあります。
 

 
 

終わりに

立夏に、なんで柊とバンドをやっているのかと聞かれ「愛しているから」と堂々と告げた玄純。漢らしいですよね。気持ちがふりきれ過ぎている感じもありますが、玄純の音楽と恋愛への献身はひとつの理想形で、立夏も羨ましいと思うほど。
 
玄純の激重な愛がsyhの音楽を支えているのは確か。普段感情を表さない玄純が、柊を欲し“雄み”を露わにしたシーンはドキッとしましたが、ピュアな姫にはあれくらい出さないと伝わらないかもしれませんね! 

原作も完結し、映画の2部作「柊 mix」と「海へ」で、柊と玄純の関係も、彼らを取り巻く環境も、そしてこれからの未来も大きく変わりました。2人が由紀という存在を乗り越え、これからさらに“2人の音”を鳴らしていくのが楽しみです。
 
ギヴンとは全然違うsyhの音楽は、軽快で耳に残るカッコイイ楽曲! ぜひみなさんも聴いてみてくださいね。


 
 

アニメイトタイムズのお仕事のほか、旅行、グルメ、ウェディング、テーマパーク系のライターをしています。 旅行に行けなくなって、漫画やアニメにハマリ、今はもっといろんなジャンルを知るべく武者修行中! スポコンアニメを見て、一緒に泣いたり熱くなったりするのが最近のストレス発散方法。 ネコとハワイと『バクテン‼︎』が大好き☆

この記事をかいた人

万木サエ
旅行、グルメ、テーマパーク系のライターを経て、アニメのジャンルへ出向。ネコとハワイと『バクテン‼︎』が大好き☆

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