『魔法使いになれなかった女の子の話』第1話先行上映会公式レポート!|菱川花菜さん、山田美鈴さん、林幸矢さん、松根マサト監督が登壇
2024年10月放送のオリジナルTVアニメ『魔法使いになれなかった女の子の話』(公式略称『まほなれ』)。
原案公募企画「Project ANIMA」から生まれたオリジナルTVアニメーション。魔法使いに憧れる天然少女クルミ=ミライ(CV:菱川花菜)と、代々魔法使いを輩出する名家の令嬢ユズ=エーデル(CV:山田美鈴)は、魔法使いになるための必須条件であるレットラン魔法学校<国家魔法師養成専門学科・マ組>の入試に失敗。“魔法使いになれなかった“性格も生い立ちも正反対なふたりの少女が、同学校の<普通科一組>から魔法使いを目指す青春・魔法学園ファンタジーです。
このたび、本作の第1話先行上映会の公式レポートが公開されました。菱川花菜さん、山田美鈴さん、林幸矢さん、松根マサト監督さんが登壇し『まほなれ』トークを展開しました!
『魔法使いになれなかった女の子の話』第1話先行上映会公式レポート!
出来上がったばかりの第1話の上映を終え、たくさんの人に観てもらうことができた喜びを覗かせる一同。
視聴を終えたばかりの会場に菱川さんが「(本編は)いいかがでしたか?」と問いかると、大きな拍手が。松根監督は「人生で緊張する場面っていっぱいあるじゃないですか?それこそ受験とかいろいろあると思うんですが、上映中のお客さまを目の当たりにするのってものすごくプレッシャーで、帰りたくなるくらいどきどきするんですけど、見ていただけるのがまず嬉しいです」と喜びを滲ませました。
画の綺麗さについての話があがると、菱川さんに「背景の美術とか水彩っぽい色使いがすごく素敵で。絶対美鈴ちゃん好きだろうなって場面もあって!」と振られた山田さんは「ペンがステッキになるところですよね。女児向けアニメ大好きなことを花菜ちゃんには把握されているので(笑)」とはじめて完成版をみた感想を語り、観客は大きく頷き返しました。
演じるキャラクター・クルミ=ミライについて聞かれた菱川さんは「天真爛漫で、自分のやりたいことに精一杯努力ができる子。すごく喜んだあとに『ダメだ…』てなって、そこからまたすぐ『今日のご飯どうしようか!?』となるみたいな(笑)移り変わりの激しさが主人公ぽい子です」と印象を述べつつ、「これからどんどんクルミちゃんのいろんな部分も見れると思うので、楽しみにしていただけたら」と明かしました。
クールな令嬢ユズ=エーデルを演じた山田さんは、「見ての通り高貴な女の子。1 話だと冷たさが印象に残るんですけど、3話くらいから……デレが出ます!」と宣言。「自他ともに対して厳しいからこそツンツンしてる子で。オリジナルアニメなので、ユズが本当に魔法使いになれるのかどうかにもどきどきしながら、自分なりのユズを探していきました。温かい目で見て、愛してもらえたら」と思いを語りました。
キョウ=クルマル(CV:小林千晃)と双子の弟役アスカを演じた林さんは「1話ではファッショニスタであることしかわからないんですけど、全体を通して一番印象が変わるのはアスカだと思います。僕の中の一番狂気的な部分を最大限に増幅させて演じました」と明かし、「これでやっと、(アフレコ現場でも盛り上がった)双子ではアスカくん派かキョウくん派か論争ができます(笑)」と菱川さん。
続いて、魔法学園の登場キャラクターが多い本作にちなみ、推しキャラクターについての話題に。山田さんが「ユズちゃんとして、レモーネちゃんとミカーナちゃんが愛しくて。レモーネ役の後藤沙緒里ちゃんからは、明日イベントだよね、という LINE もきました」と続けると、「後藤さーん!見てるー!?」と、菱川さんとともに元気にカメラに向かって呼びかけました。菱川さんと松根監督の共通の推しは、第3話から本格的に登場するマジ研の部長(CV:杜野まこ)・副部長(CV:橘龍丸)。
菱川は「変なキャラなんですよ! いつもコンビでいるんですけど、会話がかみ合ってなくて。あの雰囲気は口では説明できないので、早く見ていただきたいです」。松根監督は「2 人とも収録のときには、自由に演じたあとで『……あってるのかな?』とチラッとこっちを見て(笑)。息ぴったりで、たのしいお芝居をしてくださいました」。林さんは「演じてらっしゃる土岐(隼一)さん含め、ドク・パパロッティが推しです。一緒に収録に入ったときは、後ろで笑いを堪えるのに必死でした」と、アフレコ時のエピソードも飛び出しました。
アスカを演じた苦労について問われると、林さんは「自分と違いすぎるキャラクターなので、自分の中のアスカの造形をしっかり作った上で『アスカだったらこのくらい楽しんでるよな』っ考えながら演じました。共通点がないぶん、考えるのがすごく楽しかったです。」山田さんは、「ユズは基盤はクールなところがありつつ、仲良くなった時にどこまで素を出せるんだろう?という塩梅が難しかった」と苦労を語りました。
菱川さんは、「クルミってほんとにいろんな面を見せてくれるので、音響監督の岩浪(美和)さんにはは『もっとおじさんぽく』とか『濁点をつけてください』というディレクションがあって……(笑)。1 話の号泣するシーンも、『もっと汚く』と言われました。主人公だからかわいいんだけど、それに引っ張られないようにしないといけないのが難しかったですね。この先ももっと「ヴヴェッ」という音も出てくるので、音量を最大にして見てください」とアピールしました。
また、声優養成所の同期でもある菱川さんと山田さん。「最初はそれを知っていてキャスティングいただいたのかな?と思ったのですが……」と山田さんに問われ、「まったく知りませんでした。本当に偶然です」と松根監督が返すと、「運命ってあるんだね!」と菱川さんも語気を強めました。最後に観客に向け、松根監督は「あっという間のひとときでした。今後ともまほなれ、ぜひ放送を楽しみにお待ちいただければと思います」と挨拶。
林さんは「まほなれのコメディなシーンがすごく好きで。台本をもらうたびに、文字だけでも笑っちゃうくらいおもしろいんです。それをさらに現場で役者さんたちがどれだけおもしろくしてくれるんだろう!?と、自分も楽しみながら演じました。アスカも第 1 話ではわからないですが、おもしろいキャラクターになっていますのでぜひご期待ください」山田さんは「途中段階のものは見てたんですけど、今日皆さんと同時に見たことで一緒にたのしむことができました。これからお話が進んでいくと、クルミとユズのいろいろな苦悩も出てくるのですが、『まほなれラジオ』もありますし、一緒に学校生活を楽しんでいただきたいです」
最後に菱川さんは、「本日は雨日和でしたが、ありがとうございました。1話最高でしたよね! 個人的なことなのですが、わたしはコロナ禍で学校生活をあまり楽しめなかった世代なので、『まほなれ』のアフレコ現場がわたしの青春でした。どんどん盛り上がっていく『まほなれ』を楽しんでいただけたら嬉しいです。皆さん本日は本当にありがとうございました!」と作品に掛ける思いを締めのあいさつとし、イベントは幕を閉じました。
『魔法使いになれなかった女の子の話』作品概要
あらすじ
「魔法使いさん、わたし、約束守れませんでした……」
魔法使いに憧れる天然少女クルミ=ミライと、代々魔法使いを輩出する名家の令嬢ユズ=エーデル。
レットラン魔法学校<国家魔法師養成専門学科(通称・マ組)>への進学は魔法使いになるための必須条件。なのに、まさかの受験失敗………と思っていたら!?
一見、子どものような国家魔法師ミナミ=スズキが担任として現れ、学園生活は急転!
訳ありげなクラスメイトに、怪しそうな同好会…… この学校に隠された秘密って何!?
魔法使いさん、わたし<普通科一組>で、魔法使いになれる、の、カナ……?
夢に破れた正反対なふたりの少女の青春*魔法学園ファンタジー!
キャスト
(C)「まほなれ」製作委員会