中田裕二さんの楽曲が“僕”の自分探しを彩る――濱野大輝さんらが出演する音楽朗読劇『モノクロームのシンデレラ』レポート&メールインタビュー|アフタートークでは演奏&芝居に大興奮!?
「やっと喋れる」アフタートーク
終演後、再びステージに上がったのは中田さんと濱野さん。まだまだ余韻に包まれた会場でしたが、中田さんが「やっと喋れる」とほころんだ笑顔を見せると、思わず観客も笑みをこぼします。
明るい雰囲気で公演を振り返っていくおふたり。話題はやはり中田さんの演奏について。中田さんは終始ステージの中央で演奏することが恥ずかしかったそうで、大きな歓声にも「裏が良かったな〜(笑)」と照れた様子を覗かせます。一方の濱野さんは改めて中田さんの音楽をバックに朗読できたことに感慨深げで、中田さんのアレンジを堪能できたことにも大興奮の様子でした。
中田さんの楽曲にインスパイアされた今回の物語については、「僕の歌ってロクな歌がないんですね」と切り出した中田さん。「男女が大変みたいな歌ばっかりなので、きっと今日、いらっしゃった皆さんはそういう系のストーリーだと思ったんじゃないですか?(笑)」と客席に問いかけると、案の定、多くの手が挙がり、これには濱野さんも笑いを堪えられない様子。実際は予想に反した爽やかさ溢れる物語で、ふたりは楽曲との親和性の高さも相まって「良かったですね」と声を揃えました。
中田さんはキャスト陣の演技についても大絶賛! 自身の演奏とプロの芝居によるセッションを届けられたことに満足したと語りました。そんな役者陣から彼女役・菜の子さん、社長役・柴野 嵩大さん、図書館司書役・大熊 里彩さんをステージに招き、一人ひとり挨拶を済ませたところでステージは終了の時間に。
最後に中田さんは「今回、ひょんなことをきっかけに実現した『モノクロームのシンデレラ』でしたけど、企画を立ち上げてくれたプロデューサーのTさん、素晴らしい脚本を書いてくれたNさん。中村さんですね(笑)。そしてスタッフの皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました」と締めくくりました。