『ルックバック』第37回東京国際映画祭の舞台挨拶に河合優実さん・吉田美月喜さん・押山清高監督が登壇!
コミック配信サイト「ジャンプ+」にて2021年7月に発表され、初日で閲覧数250万以上を記録した藤本タツキ先生原作『ルックバック』。同作の劇場アニメが、2024年6月28日(金)より全国劇場にて公開中です。
11月2日(土)、第37回東京国際映画祭の舞台挨拶に、押山清高監督と藤野役を演じた河合優実さん、京本役を演じた吉田美月喜さんが登壇しました。
第37回東京国際映画祭/河合優実さん・吉田美月喜さん・押山清高監督が舞台挨拶に登壇!
11月2日(土)、第37回東京国際映画祭「アニメーション部門」正式出品となった劇場アニメ『ルックバック』の舞台挨拶が東京、角川シネマ有楽町にて行われました。
6月28日(金)の全国公開からのロングランとなり、国内での興行収入が20億円を突破したことについて周りからの反響を聞かれた河合は、「すごく間口が広く多くの人に広がっている感じがあって、海外でもアメリカにいる知り合いから現地で見たという感想をもらうなど、国内外での大反響を肌で感じています」とコメント。
吉田は「SNSに海外の方からコメントを頂いたり、中国で公開されたときに父がちょうど中国におり観に行ってくれたと聞いてとても嬉しかったです。日本のアニメの可能性、すごさを感じています」と2人とも国内のみならず海外での反響に喜びを見せました。
本作が声優初挑戦となった河合と吉田。2人を選んだ理由を聞かれた押山監督は、「オーディションで、お2人とも僕の想像以上の声ということを感じられました。河合さんは最初の一言ですごくいいなと感じたし、演技も存在感に満ちていた。吉田さんは自信なさそうに喋って不器用そうな感じに聞こえました。それが逆に京本という自信のないキャラクターにぴったりだと思いました」と明かしました。
さらに、お互いのお芝居の印象として、河合は「一緒にブースに入って順番に声をあてていたんですが、私は美月喜ちゃんが声を出している時の気迫というか、熱い後ろ姿に勇気をもらっていた、という記憶がかなり強いです」と答えると、吉田は「優実ちゃんは引き出しがすごく多い。監督や音響監督から指示されたことに対する対応力がすごいなと思いました」と互いの健闘を称えあいました。
最後に作品のヒットをお祝いして河合から押山監督へ花束贈呈が行われました。
河合は、「本当に大、大、大ヒットおめでとうございます。本当に素晴らしいアニメーションだなとすごく感動しましたし、大きなモチベーションにもなりました。参加できて本当によかったと思います」とコメントを寄せたほか、
吉田は「これまで声のお仕事が決まったことがなくて自分の声に魅力がないのかもしれない、と思っていました。この作品に出会えてそんなことないよ、と肯定してもらえた気持ちになりました。この作品と、みんなに出会えてよかったです、ありがとうございます」と感謝の言葉で締めくくりました。
引き続き、『ルックバック』にご注目ください!
『ルックバック』とは
『ルックバック』は、『ファイアパンチ』、『チェンソーマン』といった話題作を手掛け、劇場版アニメ『チェンソーマン レゼ篇』の公開も控える漫画家・藤本タツキ先生渾身の作品。
2021年7月にコミック配信サイト「少年ジャンプ+」にて公開され、ひたむきに漫画を作り続ける藤野と京本という2人の少女の姿をみずみずしく描きながらも、やがて起きる2人の運命を分ける出来事を強烈なリアル感を持った筆致で描き出し、著名なクリエイターたちをはじめ、多くの漫画ファンの注目を集めました。
本作の劇場アニメ化にあたり、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、『借りぐらしのアリエッティ』、『風立ちぬ』など、数多くの話題作に主要スタッフとして携わってきた、押山清高(おしやま・きよたか)氏が監督、脚本、キャラクターデザインを務めます。また、主演は、河合優実さんと吉田美月喜さんのW主演。
「不適切にもほどがある!」(24)での演技で話題が沸騰した、今最も注目を集める俳優・河合優実さんと、映画「あつい胸さわぎ」(23)「カムイのうた」(24)等では主演を務め、昨今目覚ましい活躍に拍車をかける俳優・吉田美月喜さんが、劇場アニメ『ルックバック』の藤野と京本に生命を吹き込んでいます。
7/31(水)より全世界での上映も順次スタートし、世界20以上の国と地域で公開され、全世界興行収入の累計が460万ドル以上(約6.8億円)(10/6現在、1ドル=148円換算)を突破し、『ルックバック』の公開を待ち望んだ多くのファンが劇場に押し寄せました。
10月6日(日)(※現地時間)からは北米にて50館以上での公開がスタート。米Rotten Tomatoesでは批評家スコア100%の好スタートを飾ったほか、10月26日(土)からは中国大陸地域の劇場公開もスタートし、今後も国内外にて更なる盛り上がりが期待されます。
劇場アニメ『ルックバック』作品情報
6月28日(金)より全国ロードショー中
あらすじ
学生新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられる...。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が...。胸を突き刺す、圧巻の青春物語が始まる。
STAFF
原作:藤本タツキ(集英社ジャンプコミックス刊)
監督・脚本・キャラクターデザイン:押山清高
美術監督:さめしまきよし
美術監督補佐:針﨑義士・大森崇
色彩設計:楠本麻耶
撮影監督:出水田和人
編集:廣瀬清志
音響監督:木村絵理子
音楽:haruka nakamura
アニメーション制作:スタジオドリアン
配給:エイベックス・ピクチャーズ
主題歌
「Light song」
by haruka nakamura うた : urara
CAST
藤野:河合優実
京本:吉田美月喜
原作情報
「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊) コミックス発売中
(C) 藤本タツキ/集英社