謎めいた壬氏の秘密は明らかになるのか──2025年1月放送のアニメ『薬屋のひとりごと』第2期の展望を予想! 第1期のおさらいをしつつ見どころを紐解きます
第2期の見どころを探る
第1期のストーリーを振り返ったところで、2025年1月から放送されるアニメ『薬屋のひとりごと』第2期の気になるトピックスと、見どころを探っていきましょう。
懐妊した玉葉妃の出産の行方
まず気になるのは、第2子の懐妊が発覚している玉葉妃。
第1子となる鈴麗の懐妊時は、玉葉妃の毒殺未遂事件も起こっていたため、その懐妊はひた隠しにされています。
今回は念には念を入れ、一度後宮を解雇されていた猫猫を再び毒味役として、自身の住まいとしている「翡翠宮」に呼び寄せています。
そんな兆候を知ってか知らずか、他国からも四夫人の誰かが懐妊をしているかどうか探りを入れているような不審な動きも見られる第2期。
現在の皇帝の子は玉葉妃との間に生まれた第1子の女児・鈴麗のみである現状。これから生まれる第2子の性別の行方とともに、玉葉妃は無事に出産に漕ぎ着くことが出来るのか……!? 皇帝の跡取り問題に注目が集まります。
謎多き壬氏
宮廷内の注目度は「東宮」誕生の行方となっていますが、視聴者にとっての大きな注目ポイントはまさに、壬氏の本当の素性はどういうものなのか、というところではないでしょうか。
後宮に出入りできる男性、つまり男性としての機能を失った「宦官」と呼ばれる官職として後宮を管理する壬氏。麗しい美貌ばかりが話題となっている壬氏ですが、アニメ第1期では大きな権力なしには出来ないような事業を手がけていたり、神聖な祭祀を執り行うほどの人物であることが発覚するなど、謎深い人物となっています。
壬氏は一体どんな秘密を持っているのか。その素性が明らかになることはあるのか。そして本当の壬氏の出自を、猫猫は知ることがあるのか……!?
最も目が離せないポイントですね。
新しい「淑妃」とは
惜しまれながら後宮を去った阿多妃。その「四夫人」の「淑妃」の後釜として後宮入りしたのは、これまた謎多き「楼蘭妃」でした。
多くの侍女を従え、様々な民族衣装を取っかえ引っかえしたり、派手な化粧を施してみたりと、毎日「別人」のように見える新しい妃。何を考えているのか誰にも読み取ることができず、油断のならない人物に映ります。
しかし、先帝を操っていた実母である「女帝」のお気に入りだった人物・子昌の娘でもある楼蘭妃。宮廷内の勢力争いにまで大きな影響を与える存在でもあります。
楼蘭妃は今後、後宮でどんな波紋を引き起こすのか。要注目です。
第2期は原作小説・コミカライズ何巻まで?
アニメで『薬屋のひとりごと』に出会い、その続きが気になって原作小説やコミカライズ作品に興味を持っている方も多いことでしょう。
ここでは、原作小説やコミカライズ作品の何巻がアニメ第2期放送分にあたるのかをご紹介します。
アニメ第1期・全24話は、原作小説ではほぼ第1~2巻の内容となっていました。さらに第2期は、第1期と同じく「2クール」放送であることがすでに発表されています。そうしたことからアニメ第2期は、小説の第3~4巻までの内容となることが予想されます。
小説第3~4巻では、玉葉妃の懐妊にまつわる不穏な動きが見られたり、隣国の特使が皇帝に絡んで来たり。はたまた壬氏が命を狙われるような場面に猫猫も遭遇するなど、これまで以上に目が離せない内容となっています。
また、『薬屋のひとりごと』のコミカライズ作品は現在2社で展開されています。ねこクラゲ先生の描くビッグガンガン版『薬屋のひとりごと』では、第8巻の途中からが第2期アニメ放送の内容に当たります。
なおビッグガンガン版は、2024年11月現在で第14巻が最新刊となっており、アニメ第2期で描かれるストーリーの途中までの内容となるかもしれません。
もう1作品のコミカライズ、倉田三ノ路先生の描く小学館サンデーGX版『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』でアニメ第2期に相当するのは、ビッグガンガン版と同じく第8巻の途中からとなります。
このサンデーGX版は2024年12月に19巻が発売される予定で、この19巻でアニメ第2期の内容が最後まで描かれているかどうか、というところのようです。
先行して原作やコミカライズを読んでからアニメでおさらいをするか、アニメ放送で新鮮な驚きを得るのか……悩ましい限りですね。
ちなみにアニメ第2期では、原作ファンの多くが大絶賛している「壬氏の麗しい姿」が映像化される予定となっており、そのエピソードは必見です!
最後に
アニメ第2期は、これまで以上にさまざまな人物が入り乱れ、それぞれの物語が交錯していく内容となっています。これまで「上司」と「部下」という絶対的な関係性を保ってきた壬氏と猫猫。第2期では、なかなかその先の一歩を踏み出すことのなかった2人にも変化が訪れる予感……!?
アニメ第2期は、ミステリー作品として『薬屋のひとりごと』を愛する方々も、ひたすら”「壬猫」貴い勢”である方々も、必見の内容となっていること請け合いです。
アニメだけでは『薬屋のひとりごと』不足を感じている皆さま、来たる年末年始に、コミカライズ作品や原作小説に手を伸ばしてみるのもありかもしれません。
作品情報
作品名 | 薬屋のひとりごと 第2期 |
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放送形態 | TVアニメ |
シリーズ | 薬屋のひとりごと |
スケジュール | 2025年1月10日(金)〜 日本テレビ系にて |
キャスト | 猫猫:悠木碧 壬氏:大塚剛央 高順:小西克幸 玉葉妃:種﨑敦美 梨花妃:石川由依 里樹妃:木野日菜 小蘭:久野美咲 ナレーション:島本須美 |
スタッフ | 原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊) キャラクター原案:しのとうこ 総監督・シリーズ構成:長沼範裕 監督:筆坂明規 副監督:中川航 脚本:柿原優子 千葉美鈴 小川ひとみ キャラクターデザイン:中谷友紀子 美術監督:髙尾克己(ARED) 色彩設計:相田美里 CGI ディレクター:永井有 撮影監督:鈴木麻予(T2 studio) 編集:今井大介 音響監督:はた しょう二(サウンドチームドンファン) 音楽:神前暁 Kevin Penkin 桶狭間ありさ アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM 製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会 |
公開開始年&季節 | 2025冬アニメ |
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
『薬屋のひとりごと』公式サイト
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