まさかの生存に歓喜! ロビンとの再会秒読み? 貴重な“Dの一族”『ONE PIECE』サウロ情報まとめ
海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。
エニエス・ロビーの過去編で活躍した、ニコ・ロビンの人生を語る上で外せない人物、ハグワール・D・サウロ。幼いロビンとの悲しくも感動的なエピソードは、今でも名シーンとして語り継がれています。
そして近年、エッグヘッド編では亡くなったものと思われていたサウロの生存が明らかとなり、多くの読者の度肝を抜きました。
原作の連載がエルバフ編へ突入し、いよいよサウロ再登場の兆しが見えてきた今、ふたたび注目が集まっているサウロについての情報をまとめていきます。
※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1131話)までのネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、ジャンプ未読の方はご注意ください。
サウロの基本プロフィール
名前:ハグワール・D・サウロ
年齢:105歳 (22年前)→127歳(現在) ※人間に換算すると約35歳→約42歳
身長:1950cm
出身:南の海(サウスブルー)
初登場:第392話「デレシ」(コミックス第41話/エニエス・ロビー編)
所属・立場:元海軍本部中将→罪人(世界政府から見たオハラの学者)を逃した脱走兵、オハラに漂着した遭難者
所属船:自作のイカダ
誕生日:3月6日(3→サ/ウ/6→ロ)
星座:うお座
血液型:F型
好物:クジラの丸焼き
CV:草尾毅
サウロとは
サウロが作中で初めて描かれたのは、第392話「デレシ」(コミックス第41話/エニエス・ロビー編)。ロビンの生い立ちに迫る過去編のエピソードで、彼女の故郷・オハラへ漂着した遭難者の巨人として登場します。
オハラとは、世界中から集った有能な学者たちが歴史の探求を行う“西の海(ウエストブルー)”の島。シンボルとも言える「全知の樹」内部に作られた図書館には何千年の古代より残された貴重な文献が多数残されており、実はここで世界政府に禁じられている“空白の100年”に関する研究も進められていました。
世界政府は、彼らにとって不都合な歴史である“空白の100年”に踏み込み、ついには“歴史の本文(ポーネグリフ)”の解読にまで辿り着いた学者たちに目をつけており、オハラは島を壊滅状態へと追い込む「バスターコール」の危機に陥ります。
海軍中将から脱走兵へ
元々サウロは海軍本部中将という立場である海兵で、上記オハラへの「バスターコール」に向かう軍艦へ乗り込むよう指令が出ていました。
しかし、ロビンの母・オルビアをはじめとしたオハラの学者たちが“空白の100年”研究へ賭ける思いを聞き、やみくもに“消す”という手段をとろうとする政府のやり方に不信感を抱くように。己の正義を信じたサウロは、ついに捕らえられたオルビアを逃し共に逃げ出します。脱走兵という形で海軍を辞めることになるのです。
ロビンとの関係
サウロと聞くと、やはり一番に思い浮かぶのはロビンとのエピソードではないでしょうか。
サウロは、ロビンにとって命の恩人。二人が出会った経緯は、サウロがオハラへ流れ着いたことから始まります。上項の通りオルビアを逃した後、遭難したサウロはなんの因果かオハラへ漂着。本人はオハラへ流れ着いたのだとはつゆ知らず、浜辺に倒れているところを見つけて水や食べ物をくれるなど世話をしてくれたのがオルビアの娘だともつゆ知らず……たまたまロビンと出会ったのでした。
少しずつ打ち解けていく中で、サウロは毎日自分のところへ来るロビンを親が心配しているのではないかと気にかけます。そこで、母と離れ、義理の家族から疎まれ、友達に酷いことを言われ、唯一心を許せる学者仲間にも研究チームには交ぜてもらえない……というロビンの辛い状況を初めて知ります。
まだ幼いのに疲弊しているロビンの心を「デレシシシ」という特徴的な笑い方で解きほぐし、さらに「おめェ 笑うと可愛いでねェか」「笑ってると幸せになれんだでよ!」「笑ったらええでよ!苦しい時は笑ったらええ」(いずれも『ONE PIECE』コミックス第41巻より)など、元気付ける言葉をたくさんかけるのでした。
そして、ここがオハラであること、ロビンがオルビアの娘であることが判明してからのサウロは、命懸けでロビンをオハラから逃がそうと戦います。
ロビンと築いた友情は大前提ですが、娘に生きてほしいというオルビアの願いを聞いてなお、バスターコールの脅威から必死にロビンを守り抜きます。
結果としてサウロ自身は全身を氷漬けにされてしまい、オハラからの脱出は叶わずでした。しかし、彼は最後まで「デレシシシ」と笑い、「この世に生まれて一人ぼっちなんて事は 絶対にないんだで!!!!」(『ONE PIECE』コミックス第41巻より)とロビンを鼓舞しながら彼女と別れるのでした。
そんなサウロを打ち負かしてしまったのは、グザン(青キジ)でした。グザンはのちに、大人になったロビンに海軍時代のサウロと親友であったことを明かしています。
政府の理不尽さに意を唱え、命懸けでオハラのために戦い、幼いロビンを守ったサウロの生き様。それはわずかながらもクザンの心を動かし、ロビンを無事オハラから逃がすことになりました。