アニメ
『夜は猫といっしょ』アニメ第3期配信記念インタビュー:悠木碧

『夜猫』でひとつの夢が叶った? 愛猫家ならではの撮影テクニックを伝授! 『夜は猫といっしょ』アニメ第3期配信記念インタビュー:悠木碧さん

猫・キュルガといっしょに暮らすことになったフータが、何気ない日々の中で猫の生態を知っていく姿が描かれた『夜は猫といっしょ』。2度のアニメ化を経て、2024年12月には待望のアニメ第3期の配信が開始します。

今回、第3期より新たに登場する猫のチクワとコンブの2役を演じる悠木碧さんにインタビュー! 作品の魅力はもちろん、愛猫家ならではの温かなエピソードの数々を伺いました。

 

 

原作の猫愛に大共感!

──『夜は猫といっしょ』に触れられた感想をお聞かせください。

悠木碧さん(以下、悠木):もともとSNSで拝見していた作品です。簡素な絵柄で猫の動きがしっかりと表現されていたり、いわゆる“猫あるある”がギュッと詰まっていますよね。個人的に、アニメーションでは猫の“液体感”がより再現されているなと思いました。

──SNSでは猫好きの間でバズっていましたよね。

悠木:流行りましたね。みんなが「猫ってその動きするよね!」って共感するくらいリアルな表現になっていて、私も、親もハマっちゃいました!

 

 

──悠木さんは猫好きとしても知られ、実際に猫のアシュベルくんを飼われていました。愛猫家目線でこの作品はどう映りましたか?

悠木:アシュベルは今年、空に飛び立ってしまいましたが、一緒に暮らしていたときに見せてくれたいろいろな表情がキュルガと似ているんですよ。どの猫もこの動きをするよねというものもあれば、これはキュルガならではという個性もあってより猫が好きなりました。

──キュルガもアシュベルくんも同じマンチカンですね。

悠木:そうなんです。だから表情づくりが似ているんですよ。キュルガは漫画などでよく描かれる猫の目ではなく、まん丸な目なんですけど、マンチカンってあの顔が多くて。アシュベルもまん丸な目でじっとこちらを見ていることがよくあって。その反面、キュルガもアシュベルもそうですが、眠かったり機嫌が悪いと半目になるんですよね(笑)。

あと、お口のもちもち感も似てます(笑)そういう意味でも共感できるポイントがたくさんありました。個人的に、キュルガが箱に嵌まったときの形がアシュベルと似ているなと思って。縦横の比率が一緒で、同種族でこんなに似るんだと驚きました(笑)。

 

悠木さんが教える!お役立ち撮影テクニック

──今作は、猫のキュルガと暮らすことになったフータくんがキュルガとの生活を通して、猫の生態を知っていく姿が描かれます。数々の“猫あるある”が描かれているということで、ぜひ作中で描かれた“猫あるある”が本当なのか、猫を飼われていた際の実体験を交えたお話を伺えればと思います。まず「机の端にあるものを落とす癖」はいかがでしょうか?

悠木:これは意外となかったです。大事なものの上に乗ることはあるんですけど(笑)。そもそもアシュベルはものに興味がない子だったんですよね。

──おもちゃで遊んだりも?

悠木:子供の頃はありましたけど、大人になってからは余程じゃれさせないと遊んでくれませんでしたね。でも人間の興味には反応するんですよね。だからこそ置いたばかりのものに乗ったりすることがあったんじゃないかなと思います。

──「意外と人の食べものに手を出さない」はどうでしょうか?

悠木:たま〜に、ありましたね。我が家では、父が信玄餅を食べようとしたらアシュベルが鼻息できなこを散らして、それを舐めていたという出来事がありました(笑)。

──(笑)

 

 
悠木:どうやらアシュベルは豆類が好きらしくて。だから納豆とか枝豆は食べてしまわないように避けていました。そういう意味では人のものを食べないキュルガが羨ましいです(笑)。あ、でも熱いものには興味を示さないんですよね。

──猫舌ですね。

悠木:そうなんです。一時期、冷たい水が猫によくないという話を聞いて、ぬるま湯を出していたことがあるんです。でも舐めるときに熱そうにしていたので、やっぱり熱いものは苦手なんだなと思いました。

──「シャッターチャンス逃しがち」は特に共感する人が多そうです。

悠木:これは間違いないです(笑)。「今だ!」という瞬間には動いているんですよ。だから私は、動画で撮って良いところをスクリーンショットで抜き出していました。先生もぜひこの方法でお家の猫ちゃんを撮ってみてください!

──猫好きには良い情報ですね。

悠木:最近のスマホは画質が良いので、余程猫の動きが早くない限りはちゃんと撮れるはずです。

──「顔への攻撃がとても優しい」はどうですか?

悠木:機嫌によるのかな〜。ただ、猫って結構人を選んでいるようで、私には優しかったんですよ。逆に父とは1番仲が良く、なにをしても平気な枠に入っていたようで、顔面パンチとか鼻に噛みついたりとかしていました(笑)。

──犬は家族の序列を見るなんて言いますが、猫も人を見ているんですかね?

悠木:どうなんでしょう。父はスキンシップが激しいタイプだからその仕返しをしていたのかもしれないです(笑)。

──悠木さんはどうでしたか?

悠木:私は触って大丈夫そうなときにしか触らなかったです。「今、大丈夫ですか?」とご機嫌を伺って、「どうぞ」とされたときだけ。お互いに礼儀みたいなものは守っていたのかもしれませんね。

──触ってOKなサインはありましたか?

悠木:鼻先に手を持っていき、アシュが嗅いで、自分から頭を差し出してきた時は撫でていい時だと思っていました。あとは横にくっついたり、隣りに座って頭を下げるとかはわかりやすいですよね。機嫌の良いときはこっちが撫でたい気持ちを察して許してくれたりもしました。

 

 

──「寝ているとき、気づいたら横にいる」はどうですか?

悠木:これはめっちゃあります。私、カーペットの上で寝落ちしちゃうことが多いんですけど、気付いたらアシュベルが絶妙な位置にいることがよくあって。このまま寝返りを打ったら潰してしまうけど、なんとかソファの上にたどり着きたい……みたいなことが結構ありました(笑)。あと目が覚めたら視界が真っ白なことも(笑)。

──目の前にいたと(笑)。猫好きにとっては夢のような光景です。

悠木:心を許してくれているんだと幸せな気持ちになります。具合が悪いときは、いつもは体の上に乗ったりしないのにわざわざ膝の上に来たり、ぴったり横にくっついて来たり。あのときはアシュベルなりに歩み寄ってくれていたんだなって。

──心温まるエピソードですね。「映画を観るのを邪魔してくる」はいかがでしょうか?

悠木:ありますね〜。映画だけじゃなく、歌番組を見ているときなんか、上手いこと歌詞のテロップのところでじゃれ始めるんですよ(笑)。あと音量調整のバーとアシュベルの長さがちょうど一緒くらいだから見えなかったり。本当になんでなんだろう? 普段は動くものに反応しないのにこういうときだけテレビの前にやってきて。もしかしたら「俺を見ろ!」というアピールだったのかもしれないです(笑)。

──(笑)。「忙しいときほど構われに来る」というものもありました。

悠木:これもありますね。自分以外に興味が向いていることが許せないタイプだったのでなおさら。それこそ母が夕飯を作っているときなんて、私と父が空いているのにわざわざ母のほうに行くんですよ。逆に、私が朝とか忙しそうにしているとこっちに来たり。そういう行動を見ていると、人に対して「私が世界一かわいいでしょ?」とか、「お前の注意はそこじゃないでしょ」と言いに来ているようで面白いなと思います。

正直、猫と暮らし始めるまでは、“猫にも表情がある”や“考えていることがわかるようになる”という話を信じていなかったんです。でも、わかったくせに知らん顔をするときとか気付いちゃうんですよ! その日の分のご飯をあげたのに知らん顔してまたもらいに来たり、病院に行くときにカバンの入り方を忘れたふりをしたり。そういうのが歳を重ねるごとに増えていったので、もしかしたら人を見てコミニュケーションの取り方を覚えたんじゃないかなって。年月を重ねてこちらが読み取れるようになっただけかもしれませんが、それでもこちらの意図を読み取っているんだろうなと私は思いました。

 

おすすめタグ
あわせて読みたい

夜は猫といっしょ 第3期の関連画像集

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2025年冬アニメ一覧 1月放送開始
2024年秋アニメ一覧 10月放送開始
2025年春アニメ一覧 4月放送開始
2024年夏アニメ一覧 7月放送開始
2025冬アニメ何観る
2025冬アニメ最速放送日
2024秋アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング