みんなで一緒に「アニメイトさん、ありがとう!」 「でんぱ組.inc & 虹のコンキスタドール × アニメイト」アニメイトシアターで開催のでんぱ組.incミニライブをレポート丨アニメの聖地からアイドルソングをお届け
ライブのセットリストはアニメイト仕様。1曲目はラストEP『We need the DEMPA』から「命・愛・減る・ぷゅー!」!
そしてお楽しみのライブコーナー。相沢さんは「今日のためにみんなで考えて持ってきたセットリストです」と話し、藤咲さんは「みんな、アニメイトさんでライブが観られるんだよ。すごくな~い!」と手を挙げると客席も「イエ~!」という声と手が挙がります。気合を入れると「まもなくスタートします」と告げて一旦、舞台袖へ。
会場が暗転し、オーバチュアが流れて、7人が登場。フォーメーションの位置につくと「せ~の! でんぱ組inc.は~じまるよ~!」。藤咲さんと高咲さんを5人が手で四角のフレームを作って囲むと二人が「『推し』はかつて『命』だった」と歌い出して、10月8日の「でんぱの日」にリリースされたラストEP『We need the DEMPA』から桃井はるこさん作詞の「命・愛・減る・ぷゅー!」。
「うぇうぇうぇいうぇうぇうぇい WAY」の掛け声からオタ芸を思わせる振り付けなど、アニメイトでのライブにピッタリ。サビの「大好きだ ずっと好きだ ここは叫べる天国だ」ではお客さんも「フッフッー!」や「フワフワ!」のコールでノリノリ。桃井節とでんぱ組のコラボは相性バッチリ!
2曲目はアニメ『斉木楠雄のΨ難』第2クールOP曲「最Ψ最好調!」。7人が横一列に並ぶとラップっぽい歌い方から両手を顔の横から前に出して、左右に動くような振り付け。ヒップホップっぽいA、Bメロからサビになると両手を挙げてひらひらさせ、腰を振りながらサンバ調に。更に間奏ではボサノバ、そしてまたサンバに戻るなど捉えどころがない曲調とダンスだが、会場は熱いブラジリアンな雰囲気に。
3曲目はPCゲーム風のMVが話題になった「イッき♡いっぱつ」(桃井はるこさん作詞)。オケは8ビットのゲーム音のようなイントロから四角い枠を作って、その中にメンバーがいる様子はゲーム画面みたい。
コミカルだけど大きな振りの中でスローモーションになったり、天沢さんが指揮者のように指を振るのを下から見つめる6人からの天沢さんのロボットダンス。「『生身のアイドル』なんてレトロニム」と生のアイドルが歌うシニカルさもおもしろい。
未来のオタクに向けてのメッセージソング「オーギュメンテッドおじいちゃん」の振り付けはオマージュがいっぱい!?
「イッき♡いっぱつ」をパフォーマンスし終わると、7人で並んで「萌えキュンソングを世界にお届け! でんぱ組.incです!」と改めてごあいさつ。相沢さんは「(コラボ)ラストの日にでんぱ組.inc が一緒に盛り上げることができてとっても嬉しいです!」。
高咲さんは「アニメイトというとっても素敵なお店とコラボできるでんぱ組.incって一体何なんだろうって、ライブで知りたいなって思うんですけど……!」と言いながら7人はフォーメーションについて「でんぱ組。一体何なんだ! 教えてほしいな!」と高咲さんが言うと、メンバー全員で「おじいちゃ~ん!」と叫び、MOSAIC.WAVとIOSYSによる曲「オーギュメンテッドおじいちゃん」を披露。
電波ソングやアキバ系ソングを数々生み出してきたMOSAIC.WAVによる曲で、未来のオタクに向けたメッセージソングとして話題になった一曲を披露。
秋葉原と並ぶオタクの聖地の池袋でこの曲をパフォーマンスするのもでんぱ組.incのセンス。「おじいちゃん」と言いながら素早い動きを見せたかと思えば、ジュリアナのパラパラらしき振りもあったり、Dメロではパンクのリズムに乗せて応援団の振りがあったり、1人がジャンプするとお客さんも跳ねるネタなど仕掛けもいっぱい。
ラスサビは全力のオタ芸! そしてアウトロでは全員が倒れて横になるというオチ。ちなみに曲中の「ねぇ昔 伝説のアイドルグループがいたんだって?」に出てくるアイドルグループはでんぱ組.inc? ということは未来の出来事か? ライブ後にMVを見ると「2107年」という文字が!