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『サカモトデイズ』杉田智和&島﨑信長&佐倉綾音が紡ぐ、坂本家の日常【インタビュー】

『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ )』坂本太郎役・杉田智和さん&朝倉シン役・島﨑信長さん&陸少糖役・佐倉綾音さんインタビュー|シリアスとギャグとアクションが“ビックリ箱”のように飛び出す「坂本商店」の日常

伝説の殺し屋が結婚し、ふくよかな見た目の店長に!? 2025年1月11日(土)より、TVアニメ『SAKAMOTO DAYS』が放送開始!

原作は、鈴⽊祐⽃先生による「週刊少年ジャンプ」にて連載中の人気漫画。愛する家族との平和な⽇常を守る為、主人公・坂本太郎が次々と現れる刺客に挑んでいく、⽇常×⾮⽇常のソリッドアクションストーリーが展開されます。

本稿では、アニメの放送開始を記念して、坂本太郎役の杉田智和さん、朝倉シン役の島﨑信長さん、陸少糖(ルーシャオタン)役の佐倉綾音さんら坂本商店メンバーの鼎談をお届け!

個性豊かなキャラクターの魅力から3人のマル秘エピソードまで!? アニメさながらのアットホーム&コミカルなトークをお楽しみください!

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SAKAMOTO DAYS
最強の殺し屋がいたその名も坂本太郎――。全ての悪党が恐れ、全ての殺し屋が憧れたその男は――ある⽇、恋をした‼コンビニで働く葵に⼀⽬ぼれした坂本は、あっさりと殺し屋を引退。結婚、娘の誕⽣を経て、のどかな街で個⼈商店を営む坂本は、かつての⾯影が無いほどに……太っていた‼愛する家族との平和な⽇常を守る為、元・伝説の殺し屋が、次々と迫りくる刺客に挑む。⽇常×⾮⽇常のソリッドアクションストーリー、ここに開幕‼作品名SAKAMOTODAYS放送形態TVアニメスケジュール2025年1月11日(土)~テレビ東京系列ほか第2クール:2025年7月~キャスト坂本太郎:杉田智和朝倉シン:島﨑信長陸少糖:佐倉綾音坂本葵:東山奈央坂本花:木野日菜眞霜平助:鈴木崚汰南雲:花江夏樹神々廻:八代拓大佛:早見沙織豹:安元洋貴篁:大塚芳忠✕(スラー):浪川大輔スタッフ原作:鈴木祐斗(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)監督:渡辺正樹シリーズ構成:岸本卓キャラクターデザイン:森山洋美術監督:丸山由紀子色彩設計:笹愛美撮影監督:蔡伯崙編集:肥田文音響監督:明田川仁音楽:林ゆうき制作:トムス・エンタテインメント主題歌OP:「走れSAKAMOTO」VaundyED:「普通」ContonCandy公開開始年&季節2025冬ア...

坂本太郎は「年齢とキャリアを重ねた大人の主人公」

ーーまずは、作品の印象や魅力を感じた点をお聞かせください。

坂本太郎役・杉田智和さん(以下、杉田):『SAKAMOTO DAYS』は以前から単行本で読んでいました。アニメ化すると知った時、「映像になったら、あのシーンはどうなるのかな?」と頭の中で想像するのが楽しかったです。

朝倉シン役・島﨑信長さん(以下、島﨑):アクションがとても魅力的ですよね。遊園地の観覧車で向かい合っている見開きを見た時にグッと引き込まれました。そこからアクションの描写がどんどん進化しているような気がします。絶対にアニメ映えする作品だと感じたので、「表現するのはきっと大変だろうな」と思いつつ、楽しみで仕方なかったです。

陸少糖役・佐倉綾音さん(以下、佐倉):私は少年誌の作品に疎い方なのですが、それでも『SAKAMOTO DAYS』の名前は知っていました。私の耳にまで入ってくるということは、相当話題の作品なんだなと。タイトルのイメージから「お洒落でストイックな漫画なのかな?」と想像していたら、それに加えて泥臭さ、行間のスピード感、緩急など様々な魅力に溢れていて、一口で説明するのは難しい作品という印象があります。

ーー本作を特徴づける要素として、やはり主人公・坂本太郎の存在は外せないかと思います。

杉田:この作品は、坂本太郎を主人公にしているのが良いですよね。『シティーハンター』や手前味噌ですが『銀魂』のように、坂本は年齢とキャリアを重ねた大人の主人公です。だからアニメが決まる前から気になっていましたし、実際に読んでみたらとても面白くて。でも、まさか自分が坂本役を演じることになるとは想像していませんでした。

佐倉:読んでいて自分の声が聞こえてきたり、「このキャラクターはできそうだな」と考えたりしないですか?

杉田:漫画を読んだり、ゲームで遊んだりしている時に自分の声を当てはめないんだよね。どちらかと言うと、「このキャラクターはあの人がこういう声で喋るんだろうな」と考えるタイプです。

ーー体型が変わった後も変わらず強いという設定はユニークだなと。

杉田:本来なら(太っていることは)ネガティブな要素に捉えられがちですが、坂本は巨漢なのに素早くて強いんですよね。格闘ゲームの『鉄●』に登場するボブというキャラクターは、スピードとウエイトの両方を求めて、最高の強さを手に入れましたが、それをふと思い出しました。すなわち坂本は『●拳』のボブです。

一同:(笑)

ーー島﨑さんと佐倉さんから見た坂本の印象はいかがですか?

島﨑:原作を読んでいても坂本さんの優しさを感じられますが、特にシンは心が読めるので、坂本さんの内面や心の声を沢山受け取っていると思うんです。そんなシンがあれだけ慕って憧れているところを見ると、本当に器の大きい人なんだなと。表にはあまり出ませんが、現役時代の坂本さんよりも今の坂本さんの方がより大きく温かい気がします。

佐倉:私は細い坂本さんがかなりタイプです。

杉田:そうなんだ。

佐倉:無口な中にも、確かに愛が存在しているところが良いですね。身体的な器用さと心の不器用さのバランスが取れない感じ。(坂本の妻の)葵さんは、坂本さんの欠けている部分をしっかり埋めてくれる人だと思います。原作を読んでいる時、坂本さんと葵さんの関係から家族愛の強さを感じて、思わず泣いてしまいました。戦えない葵さんという小さな命に、大きな命である坂本さんが教えられるという関係性が素敵だなと。

ーー先ほどからお話に上がっていますが、坂本は回想シーンや激しい戦いの中でスリムになることがあります。通常時と比べて、演じるうえでの違いはありますか?

杉田:一番違いが出るのは喋り方じゃないでしょうか。僕自身も20代の頃に比べると少し太りましたが、手足が太くなって、恰幅が良くなると身体の安定感が増しますね。坂本はただの太ったおじさんではなく俊敏に動けるキャラクターなので、それをどのように表現するか、自分なりに考えながら演じています。例えば「こういう時はこれくらい口は開くかな?」とか。

佐倉:口の中も太るんですかね?

杉田:詳しくは分からないけど、口腔がむくむと舌も膨らむから。以前お医者さんに聞いた話ですが、口内のむくみが呼吸するところを塞ぐといびきが出る仕組みだそうです。

ーー立ち方によって、お芝居も変わってくるものですか?

杉田:変わりますね。全身で声を出すので、下半身の強さもポイントになってきます。クッション性があって、体をバランスよく支えられる靴がヒットすると、声優業界でも流行るんです。例えば、DANSKO(ダンスコ)、HOKA(ホカ)とか。僕も今年の7月〜8月は、ずっとHOKAのサンダルを履いていました。

島﨑:みんな履いていましたよね。

杉田:(佐倉さんに)女性声優さんの間では、何でgrounds(グラウンズ)が流行ったの?

佐倉:盛れてクッション性があるからじゃないでしょうか。

杉田:そういうブームがあるのは面白いね(笑)。

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