読者を笑いの渦に巻き込む底なしの面白さ！　和山やま先生が描く人気漫画『女の園の星』主人公・星先生ってどんな人？　小林先生との関係や作品の魅力も解説

『カラオケ行こ！』などでも知られる和山やま先生が描く『女の園の星』。「このマンガがすごい！ 2021」オンナ編第1位をはじめ数々の賞を受賞している大人気漫画です。

とある女子高校の国語教師・星先生や生徒たちによって繰り広げられる日常がなんとも面白くて、何度読んでも笑いが堪えきれないほど。和山先生の観察眼、ストーリー構成が光り、登場する先生たちの人物像や本音も気になる魅力の詰まった作品です。

そして本日12月30日は主人公・星先生のお誕生日。おめでとうございます！　本稿ではお誕生日をお祝いし、星先生をご紹介しながら『女の園の星』の魅力をお届けしていきます。

『女の園の星』とは

『女の園の星』は現在「FEEL YOUNG」（祥伝社）にて連載中。コミックスは第4巻まで刊行されています。作者は和山やま先生で、代表作は他に『カラオケ行こ！』『ファミレス行こ。』『夢中さ、きみに。』など。

あらすじ

ある女子校、２年４組担任・星先生。生徒たちが学級日誌で繰り広げる絵しりとりに翻弄され、教室で犬のお世話をし、漫画家志望の生徒にアドバイス。時には同僚と飲みに行く…。な～んてことない日常が、なぜこんなにも笑えて愛おしいんでしょう!?どんな時もあなたを笑わせる未体験マンガ、お確かめあれ！

（公式サイトより引用）

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『女の園の星』特設サイト

女子校のリアルな日常をシュールな笑いに

　
個性豊かな先生と生徒たちの愉快な日常が展開していく本作。日常のリアルにたっぷりのユーモアを織り交ぜたシュールな光景が笑いを誘い、ストーリーが進むにつれてさらに面白みが深まっていきます。

物語の舞台は成森女子高校。圧倒的画力で生み出される女子生徒たちはとてもイキイキとしています。星先生の観察日記を執筆する鳥井さんや“クワガタボーイステッカー”作者の古森さん、よく寝るマイペースの香川さん、漫画家志望の松岡さんなど、魅力的な生徒が次々と登場。

各々の方向で存在感と輝きを放っており、女子の世界ならではの解放感やゆるさにリアリティも。彼女たちの思考やちょっぴり不思議な会話にも興味を引かれます。

学校という島の中で生徒は先生のことをよく見ているもので、何かあればすぐに察知するんですよね。とりわけ色ごとのことになると大騒ぎとなり、噂は瞬く間に学年中に広まります。

そんな学校あるあるの光景の中で、会話が伏線となっていたり登場人物が繋がっていったり、和山先生の巧みなストーリー構成によって実に見事な展開を味わうことができます。

そして鋭い観察眼とそれを漫画に落とし込む手腕。授業中の生徒の様子など自分も覚えがあり、共感できるところが随所に。一コマ一コマ非常に丁寧な描き込みをされているので、細部までじっくり読みたくなるはずです。

生徒たちから巻き起こるミクロな事件を冷静に見守り手を差し伸べる星先生。そして同僚の小林先生とのやりとりもまたクセになる絶妙な面白さがあります。

中村先生が仲間入りしました🐶 pic.twitter.com/TramCJmNjS
— 和山やま［女の園の星］公式 (@onna_sono_Hoshi) April 30, 2021

知れば知るほど気になる星先生

　
本作の主人公は成森女子高校2年4組担任の星先生、33歳。フルネームは星三津彦で、誕生日は12月30日。担当教科は国語です。元々は小学校の教師でした。

眼鏡をかけており、いつもスタンドカラーのシャツを着用しています。数は把握していないけど同じシャツをたくさん常備しているのだとか。淡々としていてあまり表情を変えないタイプですが、お酒に酔うとよく笑ってよく喋り、それを過ぎると最終形態に入って“謝り魔”となります。

上の階の教室から犬が登場して生徒が大騒ぎしても顔色をほとんど変えずに冷静に対処しますが、時折り表情がほころぶことも。生徒を気にかける良き教師で、程よい距離感で手助けしたり相談に乗ったり。だけど時間がかかる定期テストの採点や三者面談など、夏休み前の大忙しの先生の苦労やちょっぴり面倒だと感じてしまう本音もたまに見られます。

🎉Happy Birthday🎉

本日12/30は星先生のお誕生日🎊#クワガタボーイおめでとうございます‼

星先生をバズーカでお祝い
したかった（のに不発で終わった）
鳥井さんの分まで、
皆様にタグでお祝いいただけますと嬉しいです🥳#星先生ケーキ食べて 🎂

年末年始のお伴に #女の園の星をぜひ ✨ pic.twitter.com/OiSe4uRCtH
— 和山やま［女の園の星］公式 (@onna_sono_Hoshi) December 29, 2022

読み進めていくと星先生の意外な一面に驚くことも。大学時代は漫画研究会に所属していたことなど過去のエピソードも描かれており、徐々に浮き彫りになっていく星先生のプライベートも気になって仕方がありません。（実は私も「星先生、本当に？」としばらく信じられずにいたことが一つありました……！）

星先生の観察日記をつけている“星先生観察ニッキャー”の鳥井さんいわく、“放課後の職員室こそ星先生の素顔が見られる宝庫”。まさに先生たちの観察をする楽しみが本作にはあります。

既に読まれた方はご存知の通り、先生方が奮闘する卒業アルバムの撮影の話や、ある休日のメガネ店にてメガネな皆さんが集結してしまった話をはじめ、何度読んでも笑いを堪えきれない面白エピソードが満載。

そして星先生は職員室で隣の席の小林先生とよく話しており、時々食事にも行く仲です。（小林先生からの誘いを塩対応で断ることもあり。）知れば知るほど気になる星先生ですが、同時に仲良しの小林先生からも目が離せなくなります。

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表紙は #ナイスメガネトリオ👓 ／和山やま「女の園の星」

メガネを壊された者同士、休日のメガネ店で偶然集結した星先生と中村先生。そこで星先生が新たに遭遇したのは、どこかで見たことのあるメガネの男性で…👀 ⁉

🔷https://t.co/14YloIaaPN pic.twitter.com/5BmUsD9hDq
— フィール・ヤング編集部 (@FEELYOUNG_ed) April 8, 2024