SparQlew初の単独ファンミーティングはバラエティー・朗読・ライブ&カバー曲披露など盛りだくさん!『Kiramune Presents SparQlew Fan Meeting Vol.1』レポ&アフターインタビュー
アフターインタビュー 上村祐翔さん&保住有哉さん
――SparQlew単独としては初めてのファンミーティングを終えた感想をお聞かせください。
保住有哉さん(以下、保住):楽しかったよね。
上村祐翔さん(以下、上村):盛りだくさんで充実した内容だったので僕らも満足度が高いです。SparQlew単独では初めての試みだったので、お客さんも「いったい何をするのかな?」とまったくわからない状態だったと思いますが、予想をいい意味で裏切られたんじゃないかなと。歌うのかどうかもわからない状態で、いきなり「ハジマリノソラ -5th Anniversary-」を歌ったら、お客さんが「え~っ!?」と驚いていて。
保住:思わず中腰になってたもんね。「座ったままのほうがいいの? 立ったほうがいいの?」と戸惑っていて。すぐに立ってくれていましたね。
上村:それも初の試みっぽくてよかったね。
保住:あと初めて他のアーティストさんの曲をカバーさせていただいて。レーベル外の方の曲をステージで歌うのは初めてでしたが、そういうことも今後もチャレンジしていけたらいいなと思っています。
上村:クリスマスパーティーみたいな感じでやったのも喜んでもらえてよかったです。
――保住さんが「ファンミをやりたい」と言ったのがきっかけとおっしゃっていましたが。
保住:もう大満足の出来ですよ!
上村:みんなで「SparQlewとしてやれるイベントがもう少しあったらいいのにな」と話していて。ライブまでかしこまらず、WEBラジオの公開録音ほどバラエティーに寄ったものでもない、ちょうど中間くらいのことができたらと思っていたのですが、良いバランス感のイベントになったなと思っています。
保住:これからもファンミを続けていく指針になったんじゃないかなと思っています。タイトルに「Vol.1」と付いているくらいですから。
――2024年1月にメジャーデビュー5周年を迎えましたが、振り返ってみての感想と印象的だった出来事を教えてください。
保住:あっという間に過ぎた5年間でしたね。
上村:5周年ライブ(2024年2月25日、豊洲PIT)が今年だったんだなと意外に思うくらい。去年の今頃、「ハジマリノソラ -5th Anniversary-」(『You’re My Valentine』収録)をちょうど制作していて。だから楽曲制作から今に至るまでずっと続いている感じがあって、5周年イヤーを駆け抜けてきたなと。印象的だった出来事の1つといえば、やっぱり5周年ライブですね。
保住:そうだね。ここまで僕らが積み上げてきたことの集大成というか、そういうものを全部出せたんじゃないかなと思っています。あと2022年にツアーもやったよね。東京以外に愛知・大阪・福岡とまわって。ライブハウスでやるのも初めてで。5周年以降もライブやツアーを続けていきたいですね。
――メジャーデビュー前から活動をされていたので、まだ5周年なんだ!? という驚きもありました。
上村:2017年のWEBラジオ(『僕らのMusic Park』)から始まっているので、数えるともう7年ですからね。だから固く絆が結ばれていると思います。
保住:一緒に過ごしてきた時間の重さがあるからね。
上村:そのうち気付いたら今度は結成10年になっちゃう。
保住:そう考えると早いね。
――順調に階段を昇っているような感じがします。
上村:挑戦させていただく楽曲のレベルが少しずつ上がっている気がします。技術的なことも含めて、僕たちが声優業をやっている中で感じ取ったものが活かせるような曲調など制作チームのみんなと分かり合えている感じがあって。「ちゃんと着実に進んでいるんだな」と、この5周年を迎えてより感じられました。
――その成果が『Dear』に現れているのではないでしょうか?
保住:難しい曲があったり、色々挑戦させていただきました。シンガーソングライターの佐伯youthKさんに楽曲を書いていただいたことも、歌詞もメンバーの意見を取り入れていただいたことも、こういうアーティスティックな曲を歌うのも初めてで。
上村:一人ひとりの想いが歌になっているからちゃんと個性が出ているし、メロディラインも主旋律とハモりのところもしっかり分けていて。
保住:「こういうことをやりたいね」ということを少しずつ叶えていただいて、アルバムとして5周年の集大成に近いものになったと思います。
上村:このミニアルバムを作ることになったきっかけも2024年は当初、『You’re My Valentine』しかリリース予定がなかったので、それと5周年のライブだけではもったいないよねと。それで『Dear』が出来上がって、その直後にファンミができて。皆さんのおかげです。
保住:飛行船シアターは初めてですが、めちゃめちゃいい会場ですね。ここをホームにしたいくらいです!
――ファンミーティングではミニアルバム『Dear』から「Snowy Glow」と「コースター」を披露しましたが感想やお客さんの反応についてはどう感じましたか?
保住:お客さんビックリしていたかな?
上村:たぶん「いつかライブで聴けるだろう」と思っていたんじゃないかな。だから喜んでたと思います。発売記念イベントみたいな感覚だったら、まさか2曲も歌うとは思わなかっただろうし、しかも「Snowy Glow」は朗読からの繋がりという奇策で(笑)。
――「Snowy Glow」を歌う姿はゴスペルなどを歌う男性コーラスみたいでした。
保住:ゴスペラーズさんみたいな感じですかね?(笑)。
上村:季節感がある曲なので、「これは歌いたいよね」という話をしていて。それに加えて、リリースしたばかりだからリード曲も歌いたいねということで、この2曲を選びました。
保住:「Snowy Glow」は今回朗読からの流れで聴いていただく特別バージョンで。ざっくり冬の曲という大きな括りなので今後も冬に歌ったらまた違う景色になるだろうなって。
上村:朗読の内容と同様に、「大切なあなたへ」の僕らからのプレゼントはこれですという、意味のあるものになったのではないかなと思っています。
――「コースター」は想い入れがある曲とのことですが……。
保住:そうですね。みんながおのおの日記を書いて、楽曲を制作してくださった佐伯youthKさんに送ってこの曲を作っていただきました。
上村:いわば僕らの恥ずかしい部分をちゃんと提出して作ったものだから自分自身のことを歌っているような部分もあるし、それが皆さんにもちゃんと刺さっているんだなと今日歌ってみて感じられたので、今後も育てていきたいです。
――そういえば昼の部で、「コースター」のMUSIC CLIPを見ながら解説するコーナーでは保住さんが人差し指をくるくる回す仕草が話題になりましたね。
保住:今日もステージでちゃんとやりましたよ!
上村:やってたね(笑)。
保住:みんなが言うからそのパートでは歩きながらくるくる回しましたよ。
上村:それを後ろで見ていて、「やってる! やってる!」って(笑)。
保住:みんながクスクス笑っていて。カッコイイ曲なのに(笑)。今日だけで今後はやりません。
――3月に『SparQlew LIVE 2025 “JACKPOT”』開催の発表がありました。意気込みをお聞かせください。
上村:3月か。意外とすぐだね。
保住:2024年は『キラフェス』と5周年ライブを経験したことで、また一つパワーアップできた気がしているので、それを踏襲しながらもう一つ先に進めるように研鑽(けんさん)をしていこうかなと。
上村:今、難しい言葉使ったね。ビックリした(笑)。
保住:自然と出てきた!ファンミという新しい試みをしたので、ライブでも新しい試みをしたいなと考えています。
上村:「コースター」を含めて『Dear』をリリースした上でのライブなので、やりようによっては何でもできる気がしていて。大人っぽい部分も見せられるし、わちゃわちゃしたSparQlewらしい勢いのある部分も出せると思います。どんなライブになるのかはこれから話し合っていく段階ですが、きっと新しい一面をお見せできるんじゃないかなと思うし、曲のストックもだいぶ増えたので、セットリスト作りから楽しみです。