『【推しの子】-The Final Act-』前夜祭イベント公式レポートが到着! 櫻井海音さん、齋藤飛鳥さん、齊藤なぎささん、原菜乃華さんらが登壇
2024年12月20日(金)に公開がスタートした映画『【推しの子】-The Final Act-』。公開前日の12月19日(木)に丸の内TOEIにて前夜祭イベントが開催されました。
櫻井海音さん、齋藤飛鳥さん、齊藤なぎささん、原菜乃華さん、茅島みずきさん、あのさん、金子ノブアキさんと、ドラマ・映画共に総合監督を務めたスミス監督が登壇し、盛り上がりを見せた本イベントの公式レポートが到着しました。
『【推しの子】-The Final Act-』前夜祭イベント 公式レポート
日本が誇る【推しの子】を世界のエンタメとして届けるべく、Amazon と東映が手を組みドラマシリーズと映画で実写映像化、世界へ配信する初の試みとなる本プロジェクト。現在、Prime Videoにて世界独占配信中のドラマシリーズの続きを描く、映画『【推しの子】-The Final Act-』がいよいよ明日12月20日(金)より全国公開を迎える。
公開前日となる本日12月19日(木)、丸の内TOEIにて前夜祭イベントが開催され、主演の櫻井海音(アクア役)はじめ、齋藤飛鳥(アイ役)、齊藤なぎさ(ルビー役)、原 菜乃華(かな役)、茅島みずき(あかね役)、あの(MEM ちょ役)、金子ノブアキ(五反田泰志役)ら豪華キャスト陣、ドラマ・映画ともに総合監督を務めたスミス監督が一堂に集結した。
昨年11月のクランクインからおよそ1年。2024年の締めくくりを華々しく飾る本作の公開を、万感の思いを胸に抱いたキャスト陣とともに見届けようと、多くの観客と報道陣が詰めかけた場内。盛大な拍手に迎えられ、それぞれ自身が演じたキャラクターのテーマカラーをあしらった艶やかな衣装に身を包んだ面々が颯爽と登壇すると、黄色い声援が会場中に響き渡った。
本作でドラマ単独初主演&映画初主演を務め、主人公・アクア役を熱演した櫻井海音。会場に集まる観客に感謝を込め、深々と頭を下げた櫻井は「先月末のドラマシリーズ配信からはじまり、いよいよ明日映画が公開ということで、ものすごく嬉しい気持ちでいっぱいです」と、いよいよ公開を迎える喜びを噛みしめている様子で感慨深げに挨拶。続いて、アクアの母・アイ役の齋藤飛鳥、双子の妹・ルビー役の齊藤なぎさも「ドラマシリーズを観ていただいた全ての方にまずはお礼を申し上げたいなという気持ちです」(齋藤飛鳥)、「みんなと作り上げてきたこの作品を、皆さんに見ていただけることがすごく嬉しいです」(齊藤なぎさ)とそれぞれ笑顔を見せた。
現在配信中のドラマシリーズの大反響を受け、日本だけでなくすでにオーストラリア、ドイツ、タイ、台湾、香港など52の国と地域で公開予定の本作。「ここまで世界中の方に見ていただける作品はなかなか無いと思います。僕自身、こんなに大きな規模感の作品に出演させていただくのは初めてでした」と、改めてこの一大プロジェクトの大きさを実感した櫻井。かねてから原作の大ファンであり、“この役は僕以外にやらせたくない”と圧倒的熱量をもって出演を決意したという櫻井は、込み上げる感情に少し言葉を詰まらせつつ「オファーをいただいたのが約2年前。撮影が約1年前。その時に感じていたプレッシャーだったり、これだけの人気作を実写化することに対しての“怖さ”みたいなものから逃げなくてよかったなと、ここに立ってより強く感じています。皆さんにようやくお届けできることが何より幸せですし、世界中に広まっていってほしいという気持ちです」と語り、世界中からの期待と重圧を背負いながらも、【推しの子】と向き合い続けた充実の日々を笑顔で振り返った。
そんな櫻井演じるアクアの母であり、ドラマ第一話で非業の死を遂げる伝説のアイドル・アイを熱演した齋藤飛鳥は、「とてつもない人気作品なので、“賛否”についてはスミス監督はじめみんなで覚悟していました」と切り出し、「その中でもアイは特別な気がしていて。最強で無敵な存在のアイを生身の人間が演じるということに、撮影から今日まで変わらず緊張の糸が張りつめられているなと感じます」としみじみ。先月行われたワールドプレミアでは出演オファーを一度辞退していたことを明かした齋藤だが、改めて反響の高さに触れ、「原作者、原作ファン、そして初めて【推しの子】に触れる方すべての方に、最大限の敬意をもって誠心誠意みんなで作り上げてきた作品です。ドラマシリーズや映画で、その覚悟が皆さんに何かしらの形で受け取っていただけるのであれば幸せです」と胸中を明かした。
続いて、ルビー役の齊藤なぎさ、有馬かな役の原菜乃華、MEMちょ役のあのは、3人によって結成された劇中アイドルグループ「B小町」が披露する3曲のオリジナル楽曲についてトークを展開。【推しの子】ドラマ&映画公式YouTubeチャンネルにて、総再生回数約500万回(12月19日時点)を記録している「我ら完全無敵のアイドル!!」、「トワイライト」、そして映画のエンディングソングに起用された「SHINING SONG」についての思い入れを聞かれた3人は、「3人とも“SHINING SONG”は特に好きですし、“我ら完全無敵のアイドル!!”はSNSで踊ってくださる方も多くて、私たちも踊っていて楽しいんです!でもジャンプの振りが多くて曲終わりにはすごく息切れしました(笑)」(齊藤)、「実は、B小町のデビューライブから有馬かなの卒業ライブまでの撮影期間が1週間しかなくて…(笑)練習は本当に大変でしたが、“SHINING SONG”を聞くと、涙が出てしまうくらい色々な記憶が蘇ります」(原)、「”トワイライト“は、ドラマの中ではあるものの本物の MV の撮影をしているような不思議な感覚があって、撮影しながらもワクワクしていました。撮影時は B 小町の二人とも出会ったばかりで、最初はコミュニケーションもぎこちなかったけど、みんなすぐ仲良くなりました!」(あの)と、それぞれエピソードを交えながら思いの丈を力説。
12月27日(金)に放送予定の音楽特番「ミュージックステーション SUPER LIVE 2024」(テレビ朝日系)への出演も控える中、「毎回会うたびに、どうしよう…って(笑)自信は…あり…ます。頑張ります!!!」と齊藤が口ごもりながらも先陣を切ると、原とあのも、「絶賛練習中…です!!!」と力強く意気込みを語った。
一方、アクアやB小町とともに女優として“芸能界”を生き抜くあかねを演じた茅島みずきは、ライバル関係にある有馬かなとの絶妙な掛け合いが好評を博していることについて、「本編ではバチバチしていましたが、序盤から原さんと仲良くなれたのがすごく大きかったです。お互い作りこんできたものをその場でぶつけるという作り方でした。原さんが“有馬かな”でいてくれるから、私も“あかね”として臨めたし、本番中は本当にむかついて、傷つきました(笑)」と和やかな撮影現場を振り返ると、対する原は「ごめんね…!」と平謝り。
二人の仲睦まじい様子に会場は温かい空気に包まれた。続けて、当時のアイを知り、アクアたちを幼少から見守る監督の五反田泰志役を演じた金子ノブアキは、イベント会場である丸の内TOEIにて撮影が行われた、劇中で繰り広げられる映画「15年の嘘」の舞台挨拶シーンについて言及。劇中では“監督”として登壇したステージに再び“キャスト”として降り立った金子は、「ここに立つと、自然と台詞が頭に浮かびました。大がかりの撮影でしたし、物語の中ですごく大事なシーンになっているのでぜひお楽しみください」とアピールした。
イベント終盤では、物語のカギとなる劇中映画「15年の嘘」にちなみ、豪華キャスト陣が「最近ついた嘘」を赤裸々告白!撮影現場で思わずカッコつけてしまったという金子、芸能人からのご飯のお誘いの上手な交わし方をレクチャーするあの、本作の撮影中に櫻井と仲良くなるためアプリゲームにハマっているという嘘をついた茅島、子役時代にオーディション合格のため未経験なことも「全部できます!」と答えていた原、実家の愛犬に可愛い嘘をついてしまった齊藤と、次々に“嘘”が暴露される中、順番の回ってきた齊藤(飛鳥)は静かに「26年の嘘」と書いたフリップを提示。
「生まれてこのかた、ずっと嘘をついてきたなと。毎日日常的に嘘をついているので、真実の姿は誰も知りません」とミステリアスな空気を漂わせる齊藤に、キャスト陣からも「カッコいい!」と声援が飛ぶ中、最後に櫻井が満を持して「僕、23歳と公表しているんですが、実は29歳なんです!」と独白すると、会場は騒然・・・!観客も報道陣も大混乱のなか、「この作品に賭けているので、事務所にもOKいただいて発表しました」と続ける櫻井だったが、スミス監督から「何年生まれ?干支は?」と追及されると、「えっと…すみません嘘です。本当は23歳です。変な嘘で変な空気にしてしまい申し訳ございませんでした」と白状し、場内は爆笑の渦に包まれました。
キャスト・スタッフらが一丸となり、並々ならぬ覚悟と原作愛で制作に挑んだ本作。最後に、いよいよ明日から全国公開を迎える映画『【推しの子】-The Final Act-』について、ドラマ・映画ともに総合監督を務めたスミス監督は「アクアとルビーとカミキヒカルが最期に何を残すのか。ドラマを観た人はめちゃくちゃ面白く、観ていない人も映画を見たらドラマを観たくなると思います。エンドロールがめちゃくちゃ良い出来なので、絶対立たないで最後まで観ていただきたいです!」と見どころを熱くアピール。
櫻井も「『【推しの子】』に対して誠意をもって向き合ってきた想いみたいなものをようやくみなさんにお届けできるということが、何よりも嬉しいです。見終わった後に、皆さんの気持ちを何か動かせたらいいなという思いで作っていましたので、ぜひ最後まで楽しんでほしいです」と大ヒットに願いを込めると、場内からは万雷の拍手と大歓声が送られた。