〈受け取ってばかりだった〉ことは、ちゃんと受け取ったあとじゃないと絶対に気づけないもの。その一行だけでも成長が伝わってくる──2nd Album『跡暖空』高松燈役・羊宮妃那さん、千早 愛音役・立石凛さんがMyGO!!!!!の変化を語り合う【インタビュー】
迷うことにもう迷わない。行き止まりばかりでもまた道を探す。そう決意したMyGO!!!!!が踏み出した道のり。バンドリ!プロジェクトの新たなバンドとして始動したMyGO!!!!!より、2nd Album『跡暖空』(ミチノク)が12月18日(水)リリースした。
リードトラックである「歩拾道」は、『劇場版「BanG Dream! It's MyGO!!!!! 後編 : うたう、僕らになれるうた & FILM LIVE」』のエンディングテーマ。
また、同じく『劇場版「BanG Dream! It's MyGO!!!!! 前編 : 春の陽だまり、迷い猫」』エンディングテーマの「過惰幻」のほか、これまでのSingle収録楽曲に加え、新規制作楽曲を含む全12曲がパッケージされている。
本作について、高松燈役・羊宮妃那さん、千早 愛音役・立石凛さんに話を聞いた。
愛音に救われるシーンがたくさんある
──羊宮さんには前回、『劇場版「BanG Dream! It's MyGO!!!!! 後編 : うたう、僕らになれるうた & FILM LIVE」』のお話を伺いましたが、立石さんは劇場版をご覧になられて、どのような印象がありましたか?
千早 愛音役・立石凛さん(以下、立石):TVアニメシリーズをまとめたものなので、基本的に内容は知っているはずだったんですけど、劇場版という形で改めて観たことで、MyGO!!!!!たちの成長をすごく感じられる作品だなと思いました。
特に劇場で観たFILM LIVEはすごく印象的で、彼女たちの全てのストーリーを見た上で、最後にFILM LIVEを観ると、さらに感情移入しやすくなっていて。前編と後編を通じて本当に良い作品に仕上がっているなと感じました。
──FILM LIVEはそれこそ、今回に収録されている「処救生」(こきゅう/M-6)からスタートですね。
立石:正直、わがままを言うと全曲FILM LIVEで観たいくらいです(笑)。
高松燈役・羊宮妃那さん(以下、羊宮):わかる!
立石:彼女たちの表情や動きも、細かく見ていくといろいろ思うところがあるんですよね。 拳を突き上げている場面では、MyGO!!!!!の5人と私たち5人がこれまで作り上げてきたものが投影されているように感じて、まさに1つの集大成のようだなって思いました。
──前回羊宮さんにお話を伺った時は、これから見るというタイミングでしたよね。
羊宮:その後、観させていただきました。個人的には愛音ちゃんが衣装案を絶対に譲らなかったシーンで思わずクスクス笑ってしまいました。
立石:(笑)
羊宮:本当に可愛くて面白くて、「やっぱりこうじゃないと」って思いましたね。
──誰1人欠けてもMyGO!!!!!は成立しないんですけど、特に愛音ちゃんがいなかったら、MyGO!!!!!自体がなかったんじゃないかなって思います。本当に重要人物です。
羊宮:そうですね。そもそも、燈ちゃんに愛音ちゃんが声をかけなければ、何事もなかったかもしれないですから。
立石:改めて、愛音には救われるシーンが多いなって思いました。
羊宮:本当にいっぱいあるね…。写真ひとつにしても、愛音ちゃんがいることで場の空気が良い方向に展開していくんです。
立石:例えばりっきーやそよりんは愛音に対して、少し冷たい態度をとりがちですけど、愛音が風邪で1週間とか休んだりしたら、きっとみんな寂しい思いをするんだろうなって(笑)。そういった想像が捗る日常シーンは、やっぱり何回見ても良いものだなって思います。
羊宮:うんうん。あと、「謝るの下手すぎ」の空気感が本当に好きでした。
立石:いいよね!