幼なじみたちの学園青春ストーリー。イケメンたちに囲まれ、心揺らぐ水帆に共感するばかり――『どうせ、恋してしまうんだ。』柏木深役・吉高志音さんインタビュー
2025年1月9日(木)から放送中のTVアニメ『どうせ、恋してしまうんだ。』。
家族のように育った4人の幼なじみの男の子と、主人公・西野水帆による恋愛模様を描いた学園青春ストーリーが展開されます。
アニメイトタイムズでは、放送開始に先駆け、柏木深役・吉高志音さんへのインタビューを実施。自身初となるTVアニメの声優を務めるにあたっての意気込みや個性豊かなキャラクターたちについて、お話を伺いました。
初めてのTVアニメの声優を通して気づいたこと
ーー『どうせ、恋してしまうんだ。(恋しま)』という作品に触れて、どんなことを感じましたか?
柏木深役・吉高志音さん(以下、吉高):原作の満井春香先生の想いが込められた「キラキラの青春」が詰まっている物語だと感じました。特徴的なのは感染問題に直面していた学生さんたちの青春が描かれている点ですよね。僕は感染症が蔓延していた時は学生ではなかったんですけど、修学旅行に行けないことは絶対に悔しいだろうし、その気持ちはすごく分かります。
でもこの作品は、修学旅行や部活以外の青春が描かれているんです。キュンキュンしましたし、若返ったような気持ちになりました。そしてどこか足りなかった青春を取り戻させてくれる気分になりました。
ーーそんな『恋しま』への出演が決定した際の心境をお聞かせください。
吉高:最近になって、自分の声を好きになれたので、それを活かせる声優のお仕事をいただけて本当に嬉しかったです。ただ、正直に言うとオーディションに受かるとは全然思っていなくて。
ーーそうだったんですね。
吉高:オーディションでは全役の台詞を読んでいたのですが、どの役も受かるとは思っていなかったんです。ただ、高校生を演じること自体は楽しくて、フレッシュな気持ちで挑むことができました。
特に羽沢輝月の台詞は気合いを入れて読んだ記憶があります。子犬感のようなものを感じて、そこを表現してみたいという好奇心があったので。深役で受かったと聞いた時は「輝月と真逆だな」と思いました。
**吉高:*そういえば、テンション感でいうと深は普段の僕とそんなに変わらないと思っていたのですが、深を演じていて大人っぽくなりすぎていたようで、アフレコでは「もっと若々しく」というオーダーをいただきました。
ーー声優の仕事を通じてご自身の声を聴いた感想をお聞かせください。
吉高:ずっと違和感がありました。以前は自分の声と向き合うことができなかったんです。でも今は応援してくださるみなさん、関係者や家族が「素敵な声だね」と褒めてくださることも多く、それが自信に繋がっています。もっと自分の声と向き合って、色々な表現をしたいと思うきっかけにもなりました。
ーー現場の雰囲気はいかがでしたか?
吉高:とても良い雰囲気で、ご飯に行くこともありましたし、「聖地の鎌倉にみんなで行けたらいいね」という話もしていました。ただ、スケジュールが全然合わなくて……気づけば冬になっちゃって(笑)。だから、いつかこの作品のイベントか何かで行けたらなと思っています。本当に原作通りというか、休憩中はキャスト全員でわちゃわちゃしていました。