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『妃教育から逃げたい私』福山潤が演じるキャラとOP曲の魅力を語る/インタビュー

『妃教育から逃げたい私』クラーク役&OP主題歌担当・福山潤さんインタビュー|「君としか恋しない」は、この作品と出会わなければ一生歌わなかったかもしれない“どストレート”なラブソング

“婚約破棄したい妃候補VS結婚したい王子のドタバタ胸キュンバトル”が描かれる、沢野いずみ先生による小説が原作のTVアニメ『妃教育から逃げたい私』。毎週日曜日22時からTOKYO MXほかで放送中です。

アニメ放送を記念し、本作のヒロイン・レティシア(CV:白石晴香)にアプローチし続ける王子・クラークを演じる福山潤さんにインタビューを実施!

作品の見どころやキャラクターについてはもちろん、自身が担当するOP主題歌「君としか恋しない」の聴きどころや制作秘話なども伺いました。

 

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妃教育から逃げたい私
アスタール王国の王子クラークの婚約者として、幼少から厳しい妃教育を受けてきたレティシア。でも、本当は魚を釣って、木登りをして、自由に暮らしたい!「婚約破棄」を願うレティシアは、ある日の舞踏会で見知らぬ女性をエスコートするクラークを目撃。王子の心変わりに胸を躍らせ、別れを告げるのだが……クラークは結婚を諦めていなかった!妃教育から逃げて自由に生きたいレティシア。彼女を必ず追いかけ、まっすぐな愛情表現をするクラーク。婚約破棄したい妃候補VS結婚したい王子のドタバタ胸キュンバトル開幕!!作品名妃教育から逃げたい私放送形態TVアニメスケジュール2025年1月5日(日)~TOKYOMX・BSフジほかキャストレティシア:白石晴香クラーク:福山潤ナディル:羽多野渉ブリアナ:斉藤佑圭ルイ:堀江瞬ライル:土岐隼一リリー:園崎未恵マリア:末柄里恵スタッフ原作:沢野いずみ(主婦と生活社刊)キャラクター原案:菅田うり 夢咲ミル監督・キャラクターデザイン:田頭しのぶシリーズ構成:金巻ともこ美術監督:川上美穂美術設定:佐南友理色彩設計:田中美穂撮影監督:山脇奈々実編集:小野寺桂子音響監督:郷田ほづみ音楽:林ゆうき 近谷直之音楽制作:ポニーキャニオンアニメー...

 

 

レティシア目線のクラーク像が変化していくことで、視聴者から見たクラークの印象も変わっていくはず

――原作を読んだり、演じてみて感じた作品の印象と魅力を お聞かせください。

福山潤さん(以下、福山):最近のアニメやマンガだと、こういうお話はまず異世界に転生してから始まるものが多いですが、この作品はそういったこともなくて。お互いに悪い印象を抱いていないのに男性キャラからの好意を拒絶する、いわば「面倒くさいヒロイン」をどう振り向かせていくのかという、少女マンガの王道中の王道のような作品に、久々に触れさせていただいた気がします。

――どうしても結婚したくないヒロインのレティシアと、絶対にレティシアと結ばれたいクラークの、恋の追いかけっこがおもしろいですね。

福山:昔のラブコメのヒロインといえば、素敵な王子様との結婚を夢見ていたりするものでしたが、レティシアは結婚のための教育を受けてきたものの、結婚願望はなく、政略結婚もしたくなくて、むしろ一人で自由に過ごしたいと考えている女性で。

一方のクラークは、政略結婚としてではなく、レティシアが純粋に好きでずっと想いを募らせているのですが、彼女の眼中にも入っていなくて。「何とか彼女の視界に入りたい!」というクラークの健気な奮闘や二人のデコボコ感が楽しいですね。

――クラークは「どうしてそこまで?」と視聴者が感じても不思議ではないほどに、必死に、どこまでも追いかけるんだなと(笑)。

福山:必死ですが、その状況さえも楽しんでいるのかなと。第1話のみを見た段階では、クラークがレティシアのことを本当に好きなのかはたぶんわからないと思いますが、クラークには浮気心がまったくなく、レティシア一筋だということが徐々にわかっていただけると思います。が、それにしても、人によってはその行動がこんなにも嫌に映るのかと(笑)。

レティシアから見たクラークの印象が変わってくることで、視聴者の方のクラークの印象もきっと変わってくると思います……変わってくれるといいな(笑)。

 

 

――クラークの好きな人に一途なところは、男性的には気持ちがわかる部分もありました。

福山:僕はまったく共感できなかったです(笑)。僕は王族でもないですし、好きでも振り向いてもらえない人にアプローチし続けたこともなくて。過去に告白して振られたことはありますが(笑)。でも確かに、想いをずっと伝え続けられることは素晴らしいなと思います。

オーディションを受けたとき、「こんな役を昔やっていたな」と記憶がよみがえりました。オーディションはクラークとナディルを受けましたが、ナディルは腹黒くて、計算高いキャラクターだったので、「今の自分だったらナディルが本命なのかな」と思っていました。昔はクラークのような、真っすぐで純粋な青年役をやっていたけど、最近はやる機会があまりなかったので。ですが、オーディションテープを作るために演じていたら楽しくなって。結果、クラークで受かったので、嬉しいサプライズでした。

収録でも「昔だったらこういうアプローチをしたけど、今回はこうしようかな」と思うことが結構あって。(今と昔での)役の見方や捉え方の違いを楽しみながら収録させていただいています。

――田頭しのぶ監督からディレクションはありましたか?

福山:音響監督の郷田(ほづみ)さんを通じて、「この作品はブリブリのかわいい少女アニメを単純にやるのではなく、ドタバタのラブコメの要素もしっかりやるつもり」だと伺いました。

「最初はクラークがレティシアのことを本当に好きだということを視聴者の方にわからないようにしたいけど、それはウソをついているワケではなく、レティシア目線で見えているクラーク像を客観的に見せていきたい」というオーダーをいただいたので、そこに気を付けながら演じています。

 

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