感じるのは、「誰かに届ける」という想い。『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』連載インタビュー|小豆沢こはね役・秋奈さん×白石杏役・鷲見友美ジェナさん×東雲彰人役・今井文也さん×青柳冬弥役・伊東健人さん【Vivid BAD SQUAD】
彼らの新たな一面を感じていただけたらと思います
――劇中で披露されるVivid BAD SQUADの書き下ろし楽曲から、みなさんはどのような印象を受けましたか?
秋奈:アツいよね!
鷲見:アツい!
今井:アツいんですよ! それでいてバランスの良い楽曲でもありました。ボカロ楽曲でもあり、ストリートミュージックっぽさも残っていて、デコさん(ボカロP・DECO*27さん)とGigaさんの強みが引き立っているような一曲になっています!
また、楽曲と同時に展開されるアニメ映像ではキャラクターのダンスも見ることができるので、注目してほしいですね。
鷲見:ダンスシーンの始まりなどでは、今まで見たことのないような新しい演出もあるんです! それに加えて、歌詞もかなり挑発的というか……。
秋奈:「こはねちゃんがこんな歌詞を歌うんだ!」と思うような歌詞が展開されています。きっとノリノリになれると思います!
伊東:劇場版ならではの、楽曲が持つ役割にも注目していただきたいなと思っています。アプリゲームで展開されるオリジナル楽曲とは、意味合いも彼ら(キャラクター)が込める想いも違う。「劇場版を見ているあなた」に向けられた一曲だと思って聴いてください。
――最後に、劇場版を経て改めて感じる、ご自身の演じるキャラクターの強みと、劇場版の魅力を教えてください。
秋奈:今回の劇場版は、アプリゲームで展開されている時間軸のお話ではなく、進級前のお話になります。ということは、最近の前向きなこはねちゃんではなく、まだ自信を持てなかった頃のこはねちゃんに戻るんですよね。なので、当時のニュアンスを引き出すために、家でたくさん練習しました。
こはねちゃんは「フェニラン」(※フェニックスワンダーランド:『プロセカ』に登場するテーマパーク)が大好きで、現在のこはねちゃんはフェニランについてウキウキしながら語ることが多いんです。でも劇場版の中では、杏ちゃんに「フェニラン」について聞かれても、ちょっともじもじしていたり……その様子も改めて可愛いなと思いました。
アプリゲームをプレイしている方も、劇場版では新鮮な気持ちで楽しめるシーンがたくさんあるのではないかと思います。ビビバスに関して言えば、現在に通ずるアツさの中に、初期ならではの魅力や空気感を感じられるシーンもありますので、楽しみにしていただけたら嬉しいです!
鷲見:杏としては、「彰人とぶつかり合っているとき」と、「こはねと接しているとき」の差が顕著に出ていたので、ぜひ注目していただきたいです!
ビビバスがフォーカスされるシーンでは、巻き起こる問題にどうやって立ち向かうかについてアツく話し合う場面もあって。「(杏は)変わらず、彰人と意見をぶつけ合っているんだな」と改めて思いました(笑)。
その横には「その様子を見つつ、新しい提案をするこはねと冬弥」もいて、ストイックさが魅力のひとつであるビビバスにおいて、らしさが出ていたのではないかな、と思っています!
今井:アプリゲームの中では深く掘り下げられていない、キャラクターが普段「どのようなことをやっているのか」などの部分も、劇場版では多く描かれています。ビビバスで言うと、「イベントを作り上げる様子」の描写などですね。
このようなシーンで、新たにクリエイティブな一面が見えて、彰人としてもよかったなと思います!
伊東:アプリゲームだとステージの上しか映らないライブのシーンですが、今回は客席まで映ります。このシーンから、キャラクターたちが歌っている歌は「対誰かに向けた歌であるんだな」と、改めて強く感じました。(書き下ろし楽曲の)曲調からもわかるのですが、「誰かに届ける」という想いが全面に出ていると思っています。
Vivid BAD SQUADも、そして他のユニットもそうですが、今回の劇場版の中で生きる彼らが持つ役割は、普段のアプリゲームと明らかに異なります。「自分たちが何かをしたい」という今までとは違う、また別のエネルギーの源流と、彼らの新たな一面を感じていただけたらと思います。
【インタビュー・文:西澤駿太郎 撮影:小川遼】
『劇場版プロセカ』インタビューバックナンバー
「劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」公開記念フェア
開催期間:2025年1月11日(土)~2025年2月16日(日)
開催場所:全国アニメイト(通販を含む)
フェア内容
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『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』作品情報
あらすじ
CDショップで聴いたことのないミクの歌を耳にした星乃一歌。彼女はモニターに、見たことのない姿の”初音ミク”を見つけ、「ミク!?」と思わず声に出す。その声に驚いたミクは、一歌と目が合ったものの、ほどなくして消えてしまう。
後日、路上ライブを終えた一歌のスマホに、以前見かけたミクが姿を現す。寂しそうに俯くミクに、一歌はそっと話を聞いてみると、歌を届けたい人たちがいるのに、いくら歌っても、その歌が届かないという。
ライブで多くの人の心に歌を届ける一歌の姿を見て、彼女のことを知れば自分も同じように出来るのではと考えたミクは、一歌のもとにやってきたのだった。ミクの願いに「私でよければ」と微笑みながら一歌は答え、初音ミクと少年少女たちの新たな物語が始まる―。
キャスト
鏡音リン・鏡音レン:ORIGINAL CV BY 下田麻美
巡音ルカ:ORIGINAL CV BY 浅川悠
MEIKO:ORIGINAL CV BY 拝郷メイコ
KAITO:ORIGINAL CV BY 風雅なおと
星乃一歌:野口瑠璃子
天馬咲希:礒部花凜
望月穂波:上田麗奈
日野森志歩:中島由貴
花里みのり:小倉唯
桐谷遥:吉岡茉祐
桃井愛莉:降幡愛
日野森雫:本泉莉奈
小豆沢こはね:秋奈
白石杏:鷲見友美ジェナ
東雲彰人:今井文也
青柳冬弥:伊東健人
天馬司:廣瀬大介
鳳えむ:木野日菜
草薙寧々:Machico
神代類:土岐隼一
宵崎奏:楠木ともり
朝比奈まふゆ:田辺留依
東雲絵名:鈴木みのり
暁山瑞希:佐藤日向
(C)「劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」製作委員会