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『葬送のフリーレン』第34話「討伐要請」振り返り

「神技のレヴォルテ編」ついに開幕! 一級魔法使いゲナウの滲み出る人柄に注目集まる──2026年冬アニメ『葬送のフリーレン』第34話(第2期6話)「討伐要請」を振り返ろう! 第35話「神技のレヴォルテ」の見どころもご紹介します。

小学館の少年漫画誌「週刊少年サンデー」にて連載中の漫画『葬送のフリーレン』(原作原案:山田鐘人/作画:アベツカサ)。勇者が魔王を倒した後の世界を描いた独創的な世界観を舞台にした人気のファンタジーです。

2023年にファン待望のアニメ第1期が2クールにわたって放送され、物語はもちろん、映画さながらの美しい作画や音楽も大きな話題に。そんな本作の第2期が1月16日より放送中です。

本稿では、各話の注目シーンやファンが盛り上がった話題の場面をSNSに寄せられたファンの声とともにその内容を振り返っていきます。今回は第34話(第2期6話)「討伐要請」。

本話から「神技のレヴォルテ編」が開幕。北部高原を進むフリーレン一行はフェルンに届いた一級魔法使いの任務に従い、顔見知りの仲間たちと合流。共に神技のレヴォルテ率いる魔族たちの討伐に挑むこととなります。

※本稿には第34話のネタバレ要素が含まれます。

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葬送のフリーレン 第2期
勇者ヒンメル一行によって魔王が倒された世界。ヒンメルらと共に平和をもたらした千年以上生きるエルフの魔法使い・フリーレンは、寿命を迎えたヒンメルの死を受けての涙とその想いから、“人の心を知る旅”に出る。道中に出会った、かつての仲間ハイターに育てられた魔法使いフェルン、同じく仲間のアイゼンの弟子である戦士シュタルクと共に、魂の眠る地《オレオール》を目指すフリーレン。旅の中で出会う人々との交流、狡猾な魔族や魔物との戦い。時に穏やかに、時にくだらなく、時に激しく、時に胸に迫る…。その全てが、その一瞬一瞬が、3人のかけがえのないものとして積み重ねられていく。この旅の先に待っているものは、果たして――――。作品名葬送のフリーレン第2期放送形態TVアニメシリーズ葬送のフリーレンスケジュール2026年1月16日(金)~日本テレビ系にてキャストフリーレン:種﨑敦美フェルン:市ノ瀬加那シュタルク:小林千晃ヒンメル:岡本信彦ハイター:東地宏樹アイゼン:上田燿司南の勇者:井上和彦ゼーリエ:伊瀬茉莉也レヴォルテ:三木眞一郎スタッフ原作:山田鐘人・アベツカサ(小学館「週刊少年サンデー」連載中)監督:北川朋哉副監督:原科大樹監督協力:斎藤圭一郎シリーズ...

ゲナウが再登場! ゲナウの人柄に注目集まる

本話で再登場を果たした一級魔法使い・ゲナウ。一級魔法使い試験編で登場した際には、冷静なだけでなくどこか冷酷さも感じさせるような試験官でしたが、本話では彼の本当の人柄が垣間見える展開に。

彼が、同じく一級魔法使いであるメトーデとともに魔族討伐のため派遣されたのは、ゲナウの故郷の村。2人が到着したころには既に村は壊滅状態。村人も建物も何もかも魔族によって蹂躙されてしまっていました。

故郷の村に「愛着のようなものはまるでなかった」と言いながら変わり果てた村を見て回るゲナウは、倒壊した建物の下敷きになった幼馴染を発見。瓦礫の中から救い出し、メトーデのいる教会まで背負って連れて行きます。

「村を襲った魔族は皆殺しにした」「村の皆は無事だ」「お前も助かる」と道すがら幼馴染を励まし続け、パン屋であるという幼馴染に「どうだ少しはマシなパンを焼けるようにはなったか」「ここのところ冷えた堅いパンしか食えていなくてな ぜひとも焼き立てを食わせてもらいたい」と語りかけるゲナウ。

教会に到着したゲナウにメトーデは「怪我人をこちらに」と促すも「怪我人?気休めを言うなメトーデ。もう死んでいるんだろう。こいつ」と。発見した時点で助からないとわかっていたものの、彼を嘘で励ましながら、他の村人たちの遺体が安置されている教会に運んできたのです。

このシーンの直前、ゲナウは村を襲った魔族の一人を討伐しているのですが、窮地に立たされた魔族は「まだ幼い息子がいる」という嘘をついて命乞い。もちろん嘘だとわかっているゲナウは迷いなく魔族を殺したうえで「それでその息子というのはどこにいるんだ?頼むから少しは本当のことを言ってくれ。」と零していました。

自分のために嘘をつく魔族と瀕死の旧友のために嘘をつく人間の対比が見事に描かれており、両者の根本的な思想の違いを改めて感じさせる演出に視聴者からは感嘆の声が。

その後もゲナウは、表情や声色は大きく変化せず平静を装い続けるものの、「こいつの焼くパンはあまり美味くなかった もう食えないんだな」「この村の奴らは私達と違って戦いの道を選んだわけじゃない。死ぬのなら一級魔法使いという戦いの道を選んだ私達であるべきだ」などの発言や休まず村を巡回しようとする姿などから、故郷や村人たちを想う気持ちが言動の端々から垣間見られます。

特に、フリーレンが魔族かと思うほど殺意のこもった彼の魔力は故郷を救えなかった悔しさや悲しさ、魔族への怒りを何よりも物語っていると言えるでしょう。

ゲナウは表情や声色が変わらないからこそ、些細な動きから心情が汲み取れるような演出が胸に刺さった方も多いのではないでしょうか。発見した幼馴染に名前を呼ばれた時に一瞬力が入った手、ラストで堅いパンを齧るシーンなどから彼の心の機微が表現されていました。

「ゲナウ、こんなに人間臭いやつだと思わなかった」「合理的で無感情な言葉とその真逆の行動がじんわりきた」「瀕死の幼馴染にお前のパンが食べたいっていうゲナウに泣いた」「ゲナウが悲しみを押し殺して静かに怒りを燃やしてるのが感じられてよかった」と、これまで知られていなかった人柄に心を打たれた視聴者が続出。

回想シーンでは「お前は私のようにはなるな」とメトーデに話していたゲナウ。その言葉の真意とは一体何なのでしょうか。今後もさらに彼の人となりが深掘りされていきそうです。

良い意味で変わらないメトーデ──シリアスな中で引き立つ癒しのシーン

ゲナウ同様、前期以来の再登場を果たしたメトーデ。精神操作魔法や拘束魔法だけでなく、女神様の魔法も使うことができるという器用で優秀な魔法使いです。

本話でも故郷の村を救えなかったことに責任を感じるゲナウを励ましたり、戦闘の痕跡から村を襲った魔族の特徴を考察したりと、その多才さ・優秀さを発揮していました。

その一方で、彼女のちょっと変わった一面も再登場。それは小っちゃくて可愛い女の子好きという趣味です。その守備範囲は非常に広く、自身の師匠である大魔法使いゼーリエやメトーデよりはるかに年上であるフリーレンもその対象。

「小っちゃくて可愛い」師匠を思ってうっとりする姿や堅いパンを齧るフェルンを見て身悶えする姿に、視聴者からは「メトーデ相変わらずでよかったw」「メトーデさんほっぺに手を当ててるところ可愛かった」「魔法界のレジェンド級2人をちっちゃくて可愛いって言っちゃうメトーデの胆力すげえ」「さすが作中屈指のやべー女メトーデさん」など、変わらない変人っぷりにたくさんの感想が寄せられています。

 
また、本話の癒し担当となっていたのはフェルンでした。フリーレンに呼ばれてひょこっと顔を出すシーンやメトーデがフリーレンを「かわいい」と褒めた際に不機嫌になるシーンなど可愛い姿が多く登場しており、「シリアスな話だったけどフェルンがかわいくて癒された」「合間合間に癒されるシーンあったのよかった」と緊迫した中でも視聴者はホッと一息。次回からもメトーデとかわいい女の子たちのやりとりが楽しみですね。

シリアスな展開を予感させるストーリーに期待大!

村が魔族に襲われるシーンからスタートした本話。容赦なく破壊される生活と無惨に殺されていく人々、そして煙や砂ぼこりの向こうに見える悍ましい魔族の影……冒頭から手に汗握ったという方も多いことでしょう。

メトーデの考察により浮かび上がった敵の特徴は四刀流。それならば、シュタルクよりも強いノルム騎士団がやられてしまうのも無理はありません。

さらに、終盤で少しだけその姿も映し出されましたが、四本腕だけでなく下半身も人の姿形とはかけ離れた姿をしていました。ゲナウの様子から、その魔族にはどうやら心当たりがありそうです。

「四刀流の魔族の正体気になる!」「一級魔法使い達とフリーレン一行の共闘楽しみ過ぎる」「人類の恐ろしさを教えてあげようっていうフリーレンかっこよかった~!」とシリアスな展開に視聴者は期待を膨らませています。

 

今回のアニメオリジナルは?

原作の世界観が忠実に再現されている本作ですが、アニメオリジナルのシーンも続々登場! ここからはアニメだけのカットをご紹介していきます。もちろん、下記のもの以外にも細かな部分で違うところやアニメだけの台詞もあるのでぜひ原作と見比べてみてくださいね。

村が襲われるシーン

村が魔族に襲われている冒頭のシーンはアニメだけのもの。魔族の残酷さや襲われた村の凄惨な様子が感じられ、この時生きていた村人や騎士団が遺体となってしまっている描写に胸が痛くなりました。

幼馴染に語りかけるゲナウの台詞

瓦礫の中から救い出した幼馴染にゲナウが語りかけるシーン自体は原作にも登場しますが、「店もまたすぐに開けられる」以降の台詞は全てアニメオリジナルです。もう息絶えているとわかっていながらも「この際焼きたてでなくても、売れ残りでも、昔のような失敗作でもいい」「贅沢は言わん」と話しかけ続けるゲナウの気持ちを思うと言葉が出ません……。

ゲナウと幼馴染の幼少期

ゲナウと幼馴染の幼少期は原作には描かれていません。ほんの10秒のシーンでしたが、ゲナウの中には彼とこの村で過ごした思い出が確かにあることを物語っていました。

フェルンがパンを齧るシーン

フェルンがパンを齧るシーンとフリーレン、メトーデがそれを見ているシーンはアニメのオリジナルカット。メトーデはわかりやすく趣味を刺激されていましたが、フリーレンも何だか癒されている様子でしたね。

 

四刀流が明かされるシーン

敵の魔族が四刀流だと明かされるシーンは原作にも登場しますが、ストーリーが少し入れ替わっていました。原作ではシュタルクがゲナウにパンを渡しに言った直後に明かされています。

第35話「神技のレヴォルテ」の見どころは?

次話のタイトル「神技のレヴォルテ」こそが四刀流の魔族の名前。そんな大仰な名前が付くほどに強大な力を持つ魔族の“将軍”なのです。いよいよ神技のレヴォルテが姿を現します。

一級魔法使い3人に加え、彼らを凌ぐ強さを持つフリーレンと戦士シュタルクという最強と言っても過言ではないパーティですが、次回予告には「勝てない数ではありませんね」という不穏な声が。一体どんな戦いとなるのでしょうか。手に汗握る見応えあるバトルが楽しめそうです……!

作品情報

葬送のフリーレン 第2期
作品名 葬送のフリーレン 第2期
スケジュール 2026年1月16日(金)~
日本テレビ系にて
あらすじ 勇者ヒンメル一行によって魔王が倒された世界。ヒンメルらと共に平和をもたらした千年以上生きるエルフの魔法使い・フリーレンは、寿命を迎えたヒンメルの死を受けての涙とその想いから、“人の心を知る旅”に出る。道中に出会った、かつての仲間ハイターに育てられた魔法使いフェルン、同じく仲間のアイゼンの弟子である戦士シュタルクと共に、魂の眠る地《オレオール》を目指すフリーレン。旅の中で出会う人々との交流、狡猾な魔族や魔物との戦い。時に穏やかに、時にくだらなく、時に激しく、時に胸に迫る…。その全てが、その一瞬一瞬が、3人のかけがえのないものとして積み重ねられていく。この旅の先に待っているものは、果たして――――。
キャスト フリーレン:種﨑敦美
フェルン:市ノ瀬加那
シュタルク:小林千晃
ヒンメル:岡本信彦
ハイター:東地宏樹
アイゼン:上田燿司
南の勇者:井上和彦
ゼーリエ:伊瀬茉莉也
レヴォルテ:三木眞一郎
スタッフ 原作:山田鐘人アベツカサ(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:北川朋哉
副監督:原科大樹
監督協力:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン:高瀬丸 小嶋慶祐 藤中友里
コンセプトアート:吉岡誠子
デザインワークス:小橋弘侑 原野瑠奈 瀬口泉 原科大樹
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
色彩設計:大野春恵
3DCGディレクター:今垣佳奈
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
音楽:Evan Call
アニメーション制作:マッドハウス
主題歌 OP:「lulu.」Mrs. GREEN APPLE
ED:「The Story of Us」milet
電子書籍 『葬送のフリーレン』電子書籍(コミック)

(C)山田鐘人アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

 

1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。

この記事をかいた人

わたなべみきこ
出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。

担当記事

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