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『黄泉のツガイ』第14話「家族と友」振り返り|ダンジの正体が明かされる衝撃の展開

ダンジの正体が明かされる衝撃の展開……追い込まれるユルの心──2026年春アニメ『黄泉のツガイ』第14話「家族と友」を振り返ろう!

月刊「少年ガンガン」で大好評連載中の幻怪ファンタジー『黄泉のツガイ』。『鋼の錬金術師』や『銀の匙』などで知られる荒川弘先生の最新作で、シリーズ累計600万部を突破。そんな本作のアニメの放送が2026年4月から2クール連続で放送中です。

“夜と昼を別つ双子”の兄・ユルと妹・アサを中心に、妖怪のような、幽霊のような、“ツガイ”と呼ばれる「ふたつでひとつの対なる存在」を使役するツガイ使いたちの戦いが描かれる、日本を舞台にしたバトルファンタジー漫画です。

本稿では、各話の内容や注目シーン、話題の場面をSNSに寄せられたファンの声とともに振り返っていきます。今回は第14話「家族と友」。

前話で刀のツガイを持つ与謝野イワンによって再び襲撃された東村。イワンは村の子供とツガイである偽アサを人質に取り、ユルをおびき出そうとします。一方、ユルの幼馴染・ダンジは母に言われて村を下り、偶然出会ったオシラサマとともにユルを捜すことに。本話で無事ユルのもとにたどり着いたようですが、とある理由から感動の再会とはならなかったようです。

※本稿には第14話のネタバレ要素が含まれます。

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ダンジの正体はツガイ「ザシキワラシ」……さらに追い込まれるユルの心

本話で明かされた衝撃の事実──それは、ユルの幼馴染・ダンジがツガイ「ザシキワラシ」であるということ。

オシラサマの協力によって、無事ユルと再会することができたダンジ。しかし、再会を喜び合う間もなく、ユルはあることに気が付きます。それはダンジに影がないこと。そして、それは今まで会ったツガイ全てに共通するものであり、そこからユルはダンジがツガイであることを見抜いたのです。

物心ついたときからいっしょに遊んでいたユルとダンジ。お務め部屋のアサよりも長い年月騙され続けていたという事実がユルの心をこれまでになく深く傷つけます。

ダンジの相方はお務め部屋にいた偽アサ。彼らはツガイ「ザシキワラシ」だったのです。そのことを打ち明けたダンジは、変身を解き本当の姿に。

信頼していた友達に裏切られたユルの猜疑心は止まらず、「山に連れてけとしつこかったのは隙があったら山の中で俺を殺して封の力を手に入れるつもりだったからか!?」「山賊を俺に差し向けたのもお前か!?」と怒鳴るようにダンジを責め立てます。

このシーンでは、涙を浮かべて必死に否定するダンジと裏切りを知ったユルの心境を考えると胸がいっぱいになってしまい、思わず涙が……。原作でも相当辛いシーンでしたが、声優さんたちのお芝居もあってより一層心が苦しくなるシーンとなっていました。

さらに輪をかけてユルを追い詰めたのは、ザシキワラシたちの主がキョウカであること。キョウカはダンジにユルを見守り山では山賊から守るように、相方にはアサのふりをすることと有事の際にはヤマハおばぁを守るよう命令していたのだといいます。

信頼していたキョウカまでも自分を騙していたと知ったユル。もう信用できる村の人間は誰もいなくなってしまいました。

「山の中で少しの間一人になりたい」左右様とケンにそう伝えたユルは1人山の中へ。絶望ともいえるほどの心境をユルはどう整理するのでしょうか。

激しい怒りを露わにするユルですが、裏を返せばそれだけダンジのことを信頼し、大切に思っていたということですよね。一方のダンジも、主の命令が前提にあるとしても、本心ではユルのことを大切な友達だと思っていたのではないでしょうか。

互いを大切に思い合っているにも関わらず、東村の因習によって騙し騙され、仲違いすることになってしまった2人……切なくて切なくて仕方ありません……。

宇宙人!? ツガイ!? ギャグ満載な前半パート

後半のシリアスな展開に大きな落差を与えたのはギャグ満載の前半パートでした。自作した矢の試し打ちをするためケンと左右様と共に外出したユル。

魚や野鳥を獲ってはいけない、たとえ自衛のためであっても人を殺してはいけない、といった現代社会では当たり前のルールをケンに教えられているところで、左右様がツガイの気配を察知。余計な接触を避けるため、一行は人気のない山へ向かいます。

それでも付いてくるツガイの気配……目的が自分達であることはもはや明白。迎え撃つことを決めたユル達の前に姿を現したのは、黒いスーツに身を包んだ男女と一匹のパグ。

警戒して弓を引いたユルに対し、黒いスーツの男女は「待って待って!」「我々は貴方たちに危害を加える気はありません!」と慌て、「今変装を解きますから!」と急いで着ていた服を脱ぎだします。

全ての服を脱ぎ去ったその姿はまるで宇宙人。ケンも「宇宙人」と目を丸くして言いますが、本人たち曰く「ツガイです」とのこと。名前を聞くも、人間の発音できない呼び方なんだとか……それは宇宙語なのでは……?

しかも主はなんと連れているパグ! なんでも、彼らは石川県・能登で大昔から奉られていたものの、最近は人々から忘れ去られてしまっており、そんなときに野良犬だった主が上から落ちてきて偶然契約されてしまったのだといいます。まさか犬でも主になれるとは……。

ユル達を追ってきたのは、境遇を相談できるツガイがいないため友達になってほしかったから。宇宙人ツガイのお願いを快く了承した左右様。これで晴れて彼らはツガ友!

宇宙人ツガイは左右様の名前を聞くと「うそ!!やだ!!左右様って東村の!?」「レジェンドじゃないですか!!」と大興奮。さらに、直後にやってきたオシラサマにも「またレジェンド!!」「尊くて目が!!」と大熱狂していました。

その言動から彼らの人の良さ(ツガイの良さ?)が感じられる宇宙人ツガイ。良いキャラだったからこそ、これからの物語にどう絡んでくるのかも気になるところですよね。

ユルへのメッセージを伝えたハナと動くデラ

ユル達が新しいツガイやダンジと対面する一方、祈祷師の遺体処理を終えたハナは帰宅。遺体に掘られたユルへのメッセージのこともあり、心身共にヘトヘトの様子です。

メッセージのことは山賊たちに口止めされており、自分としても面倒事に関わりたくないハナ。しかし、ユルが1人仕事に出たハナのことを気遣ってくれたことを知ると、「ここからは独り言っスけど…」と前置きし、ユルへの伝言が残されていたことをデラに伝えました。犯人がユルの両親のことを知っているかもしれないと思ったためです。

メッセージのことを知ったデラが向かったのは、影森ジンから連絡用にと渡されたガールズバー。

残念ながら女の子とお酒の用意されたお店ではなく、無機質な事務室に案内され缶コーヒーでもてなされたデラはジンと面会し、「面倒なことが起こった 手伝え」と話を持ち掛けます。

憎き田寺に上から物を言われてイラッとするジンが面白かったですね。そんな相手でも信用を得るべきと判断して先日のアスマによる尾行を詫びていたところに彼のシゴデキぶりを感じました。

本話では具体的な話は明らかになりませんでしたが、影森と協力して状況を打開するのでしょう。人質が無事救出されること、そして、ユルとダンジが和解できることを祈るばかりです。

作品情報

黄泉のツガイ
作品名 黄泉のツガイ
スケジュール 2026年4月4日(土)~
TOKYO MX・BS11ほか
あらすじ スクウェア・エニックス×アニプレックス×ボンズ再び!

「鋼の錬金術師」荒川弘が描く幻怪ファンタジーが待望のTVアニメ化決定!

国内外から今なお熱い支持を得る名作「鋼の錬金術師」の荒川弘が描く最新作にして、月刊「少年ガンガン」にて大好評連載中のシリーズ累計400万部を突破する本作が、待望のTVアニメ化決定!

謎と怪奇が交錯する新感覚ツガイバトル。

息もつかせぬ幻怪ファンタジーが、今動き始める。
キャスト ユル:小野賢章
アサ:宮本侑芽
デラ:中村悠一
ガブちゃん:久野美咲
右:小山力也
左:本田貴子
ハナ:島袋美由利
ジン:諏訪部順一
ガブリエル ほか:村瀬歩
ミネ:内田夕夜
ナギサ:大西沙織
ダンジ:逢坂良太
ヤマハ:有馬瑞香
オシラサマ:早見沙織
影森アスマ:石田彰
与謝野イワン:三木眞一郎
スタッフ 原作:荒川弘(掲載 月刊「少年ガンガン」スクウェア・エニックス刊)
監督:安藤真裕
シリーズ構成:高木登
キャラクターデザイン/総作画監督:新井伸浩
ツガイデザイン:杉浦幸次 伊藤嘉之
美術監督:大西達朗
美術設定:多田周平 小木斉之
色彩設計:後藤ゆかり
撮影監督:張盈穎
3D監督:佐々木瑞生
編集:髙橋歩
音楽:末廣健一郎
音響監督:若林和弘
音響効果:緒方康恭
プロダクション・スーパーバイズ:ボンズ
アニメーション制作:ボンズフィルム
主題歌 OP1:「飛ぶ時」Vaundy
OP2:「back shot」音田雅則
ED1:「飛ぼうよ」yama
ED2:「孔雀」菅原圭
電子書籍 『黄泉のツガイ』電子書籍(コミック)

(C)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX, Project TSUGAI (C) Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX

 

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わたなべみきこ
出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。
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