こんな夫候補に愛されたい!4月スタート『花咲ける青少年』アフ..

アニメ『花咲ける青少年』アフレコレポート!遠藤綾さん、森川智之さん、柿原徹也さん、小野大輔さん、福山潤さん達、出演陣が語る作品やキャラの魅力を大紹介!

 都内スタジオにて『花咲ける青少年』のアフレコが行われた。本作は、樹なつみさんの同名原作漫画をアニメ化したもの。原作は、月刊「LaLa」(白泉社刊)にて、1987年にシリーズ序章となる「マハティ編」が掲載され、1989年~1994年には本編となる花鹿の物語を連載。

 主人公の花鹿・バーンズワース(14歳)は、世界的に有名なバーンズワース財閥会長の一人娘。ある日、父から“生涯の伴侶となる男を捜す”というゲームを持ちかけられるが、それは花鹿が背負わなければならない、ある重い宿命に関係していたのだった。そして花鹿は、3人の夫候補(ユージィン、ルマティ、カール)と出会っていくのだが……。

 アニメ版スタッフには、監督に今千秋さん、シリーズ構成に池田眞美子さん、キャラクターデザインに楠本祐子さんを迎え、アニメーション制作はstudioぴえろが担当する。

 気になる声の出演は、自由奔放な花鹿に遠藤綾さん、その花鹿の夫捜しを見届ける役目を引き受けた華僑財閥の総帥・倣立人(ファン・リーレン)に森川智之さん。花鹿のボディガードを務める寅之介に柿原徹也さん。夫候補の一人にして、欧州有数の金融財閥ヴォルカン家の三男・ユージィンに小野大輔さん。同じく夫候補の一人、米国の名門財閥ローゼンタール家の長男・カールに福山潤さん。他にも魅力的やキャスト陣が熱演している。

 ここでは、アフレコ終了後の出演者達に伺った、作品やアフレコの感想をお届けしよう。


──作品への意気込みや、演じる役について教えて下さい

遠藤綾さん(花鹿・バーンズワース役):今で演じたことのない役柄で、なかなかつかみ所がありません。少年なのか少女なのか、透き通っているのか、何なのか、色んな要素を兼ね備えた女性ということで、すごくやりがいを感じているので、楽しみながら、やっていきたいと思います、3人の夫候補と出会った時に、花鹿がそれぞれどんな表情を出すのかなって楽しみにしているので、大切に演じていきたいと思っています。

森川智之さん(倣立人役):立人(リーレン)は、夫選びをする花鹿を、側で見守っているという役柄です。20年前からの原作のファンの方も、アニメ化を喜んでいると思うので、そういう人達のためにもしっかりと演じていきたいと思います。

柿原徹也さん(寅之介・V・芳賀役):花鹿様の側にいる時間は立人様についで2番目に長いと思いますので、まだまだ頼りないですけれども、最後まで花鹿様をボディガードとしてお守りできるように頑張ります。

小野大輔さん(ユージィン・アレキサンドル・ド・ヴォルカン役):夫候補です(笑)。ユージィンは、一風変わった人生を歩んでいまして、ある秘密があって彼は生きることに興味がないんです。目的がないといいますか。そういう人はどういうしゃべり方をするのか、そういう人が、一生懸命生きている花鹿みたいな人に会った時に、どう変わっていくのかは、僕自身も原作を読んで興味があったんです。すごくシニカルなことも、真顔で言って全然表情が変わらないし、ホントにつかみ所がないんですよね。演じるにあたっては試行錯誤です。アフレコ中に、彼のアイデンティティーをみつけられればいいなと思っています。

福山潤さん(カール・ローゼンタール役):クールといいますか、何となく年齢の割に大人びて、冷めて物事をみているような感覚があります。家が昔はとても栄華を誇っていた財閥だったりとか、彼自身もあるトラウマをもっていたりとか、花鹿と接する場面で、そういうのを皆さんにお伝えしたいです。現段階では、まだ顔見せ程度しか登場していませんが、夫候補の1人として華を咲かせたいと思います。よろしくお願いいたします。


──この作品の魅力というとなんでしょうか?

遠藤さん:連載していた20年前の雰囲気もありつつ、今の雰囲気も織り交ぜながら、原作に忠実だったり新しかったりする、『花咲ける青少年』が観られると思うので、それが見どころかなと。あと、綺麗な男の人達が登場してくることです(笑)。でも彼らは、なんか目キラキラしすぎだよーっていう感じではないんです。花鹿に対して、結構普通に接してくれるところがあるので、普通のお兄さん的なイメージです。

森川さん:登場人物が超セレブで、我々一般人からは想像もつかないような生活をしている人達の世界を描くみたいなところが、なんかすごく面白いなと感じます。それでいても、各自、すごく人間味溢れていて、トラウマもあるけど、人間らしく、生きていくみたいなところが、この作品の魅力なのかなっていう気がします。

柿原さん:原作は20年前に作られた作品ということで、なんか僕の中では数十年前っていうと、古いって思うんですね。でも実際にこの作品を演じていたり、皆さんのお芝居とかを聴いていても、古さを感じさせないというか懐かしい感じがします。そういうバランスが、観ている皆さんにも伝わればいいなと思います。

小野さん:役が決まって、改めて原作を読ませていただいたんですけども、一気に最後まで読んでしまいました。初めて読んだ時は少女漫画だから、僕は入り込めないのかなと思ったんですが、大河ドラマみたいな流れにすごく引き込まれました。物語の大きさがこの作品の魅力なのかなと。

福山さん:たくさん登場人物がいる群像劇でもあり、みんなお金持ちで、セレブで、デキる人達ばかりなんだけど、彼らの幸せっていうのは何だろうなっていうのが描かれていて、そこが魅力ですね。


──では、男性陣の皆さんからみて、花鹿というキャラにはどんな魅力がありますか?

森川さん:花鹿はまだ若い少女なので、もしかしたら傷ついてしまうような繊細さも残しつつ、でもあれだけの家系から出てきた強い女性。そこに魅力を感じますね。僕としては、もうよっぽどの相手じゃないと、お父さんは許しません! というところです(笑)。

柿原さん:日々、幸せを感じているというか……今までの人生、そんな沢山の人と接してきたわけではないと思うのに、人を愛するっていうこと、人を大切に思うっていうことを、なんでこんなに身につけているんだろうって感じる女性ですね。誰に対しても差別しないし、素敵な男性キャラが出てくる中でも、自分の気持ちはストレートにぶつけるし、何故って思ったことはストレートに聞くし、同じクラスメートの一般の女の子達、男の子達、寅之介のような、ボディーガードにも素直に接してくれるっていうのが、すごい花鹿の魅力だと思います。

小野さん:ユージィンが花鹿のことを「少年のような少女のような、透き通っていて暖かみのある声」という台詞があるのですが、なんか人とは違う、一線を画す人。でも人との関わりを断っているわけじゃなくて、むしろ人との繋がりや絆をすごく大事にする人なんですよ。そこが魅力的ですね。

福山さん:大きな宿命を背負った少女なんですが、ハツラツとしていて、そういうものを感じさせない、なんかこう、魂の気高さみたいなものを感じます。


──では、遠藤さんは、夫候補のユージィンやカールについては、どんな印象をもちましたか?

遠藤さん:現アフレコ時点で出会っているのは、ユージィンだけなんですね。ユージィンに関しては、花鹿が島で一緒に過ごしていた豹のムスターファに似ていたんです。雰囲気とか目の色や髪の毛の色だとか、何もかもが豹のムスターファに、むしろいムスターファだと、ユージィンのことを思って……。

小野さん:それは誉め言葉なのかい?

遠藤さん:(笑)。だって花鹿が愛していたムスターファの、生まれ変わりのようなユージィンがやってきたっていう、いい印象の出会いだったんですよ。ユージィンってすごく冷たい雰囲気で、なんか人と接することに距離を保ってる人なのに、花鹿はもう、“あなたはムスターファ”って、ぐいぐい迫っていくんです。花鹿もストレートでマジメな、ちょっと天然なところがあるので(笑)。それで思いの丈を言っていたら、ユージィンが打ち解けてくれて、そこからどうなるかなんですけど……。

小野さん:一山越えてなんかいい感じにね、なんかケンカ仲間みたいな(笑)。

遠藤さん:でも立人は、ユージィンのことをすごく嫌っていて認めてくれないんですよね。

森川さん:まあ、リーレンはムスターファとも仲悪かったし(笑)。

遠藤さん:そうそう。でも花鹿がすごく慕ってるお兄ちゃんみたいな感じで、これからどうなるか楽しみです。カールは……出会うのはまだ先かな?

福山さん:まだまだ先ですね。

遠藤さん:原作を読んだ時には、カールは候補者の中で最後に出てきたので、ラストはどんなメンズなのかって楽しみにしていたんです。そしたら、他の2人はちょっと浮世離れした感じだったのが、カールって意外と普通の人でビックリしたんですよ。だからその彼と、どういう風に恋愛っぽいことが起こるのか全く想像できなかったですね。

福山さん:他がジェットコースターだったら、僕は観覧車だよということですよ。

遠藤:なるほど。


──では、寅之介、立人については如何でしたか?

遠藤さん:寅之介は、花鹿よりは年上なんですけども、弟みたいな感じですね。

福山さん:残念だったな。(←柿原さんに)

小野さん:終わったな。(←柿原さんに)

柿原さん:ちょっ、終わってないです。終わってないです。

森川さん:弟って言われた時点でねえ。

福山さん:もうダメだよねえ。

柿原さん:ちょっ、意外に弟みたいな男も、ちょっとカッコイイところをみせたら、コロっていっちゃいますから。

遠藤さん:なんか可愛いなって(笑)。

柿原さん:おーい。

遠藤さん:でも、私の、遠藤さんの印象ですから(笑)。で、立人はお兄ちゃん。

小野さん&福山さん:おお!

柿原さん:じゃあ……。

福山さん:イヤ、お兄ちゃんは憧れの対象なんだよ。

森川さん:お兄ちゃんは大丈夫なんだよ。

柿原さん:いや、でも若いっていイイですよ!

遠藤さん:(笑)。

小野さん:お兄ちゃんと弟だったらいいじゃないか。俺なんか豹だぜ。

福山さん:俺、普通の人だぜ。

一同:(笑)。

遠藤さん:でもやっぱり、花鹿が思ってるように、立人をみるとホッとします。長い間、一緒にいたっていうのもあるだろうし、花鹿のお父さんのハリーが絶対的に信頼しているのが、花鹿も分かっているので、頼りになるお兄さんという感じですね。寅之介は、頼りになるというか、かわいい弟。でも、何だかんだで必要なんです。

柿原さん:寅之介をみて安心しません?

遠藤さん:するする。

柿原さん:ですよね。

福山さん:だいたい2回言う時って興味ないんだよね。

小野さん:そうだなー。

柿原さん:大事なことだから2回言うんじゃないんですかぁ(泣)。

遠藤さん:なんか、同い年の姉弟みたいです(笑)。


──では最後にファンへのメッセージをお願いします

福山さん:『花咲ける青少年』の放映で、皆さんにどのような花が届けられるのか楽しみです(キリッ)。

小野さん:原作は、実は学生の頃に読んでいたんです。だから昔から知っている作品が、アニメ化されて、自分が参加できるのは、不思議だしとても光栄です。役は僕にとってはハードルが高いですけれども、ホントに原作ファンの皆さんの期待に添えるように、精一杯やりますので、今後とも花鹿の行く末を見守っていて下さい。お願いします。

柿原さん:原作のファンの皆様も、今回初めてアニメから観るという方々も、両方の方々から受け入れられるような、作品とキャラクター達に仕上げていきたいと、みんなで力を合わせていきたいなと思います。

森川さん:僕もこの作品はオーディションの時に、初めて知ったんです。それで、立人に決まった時に、原作を読みたいなって思ったんですが、なかなか本屋でみつからない。それで同年代の知り合いの女性に“『花咲ける青少年』で役が決まったよ”って言ったら、狂喜乱舞しまして“全巻貸してやる!”って言われたんです(笑)。あっこれはすごいな、僕も気合い入れて、いい汗かいて演じようと思いましたね。放送は全39話ということなので、皆さんも是非、花鹿を見守って頂いて、一緒になって夫選びや作品を楽しんで頂ければ嬉しいです。

遠藤さん:実は意外と政治の話とか、人物のバックボーンとかが難しかったりとかして、ビックリしたのを覚えています。オーディションで花鹿の設定を見た時に、全然、声の想像ができなかったんです。決まってから焦って原作を手に入れて、じっくり読んだんですが、更に想像がつかなくて、自分史上最大に悩んでいる役だったりするんです。でもアフレコをやっていくうちに、花鹿は色んな人と接して、色んな表情をして、コロコロ印象の変わる子で、すごい自然な子なのかなって感じてきています。全39話なので、その中で、私も探ったり発見したり、何かを感じたりしていきたいと思っています。原作ファンの方や、初めて知ったよっていう方も一緒に、さあ、誰を夫にするのかなっていうのを、ドキドキしながら、観ていて頂けたならと思います。


<放送情報>
NHK・BS2 4月5日(日)より 毎週日曜23:01~


<STAFF>
原作:樹なつみ
監督:今千秋
シリーズ構成:池田眞美子
キャラクターデザイン:楠本祐子
美術監督:笠井美枝
色彩設計:いわみみか。
撮影監督:松本敦穂
編集:松村正宏
音楽:斉藤哲也、佐藤剛
音響監督:高桑一
アニメーション制作:studioぴえろ


<CAST>
花鹿・バーンズワース:遠藤綾
倣 立人(ファン・リーレン):森川智之
ユージィン・アレキサンドル・ド・ヴォルカン:小野大輔
ルマティ・イヴァン・ダイ・ラギネイ:浪川大輔
カール・ローゼンタール:福山潤
寅之介・V・芳賀:柿原徹也
クインザ・ハフェズ:子安武人
曹 望青(ツアォ・モンチェン):諏訪部順一
イザック・ノエイ:土田大

ハリー・バーンズワース:郷田ほづみ


オープニングテーマ曲:「CHANGE」/J-Min
エンディングテーマ曲:「One」/J-Min

(C)INA/NHK・総合ビジョン・ぴえろ

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