『魔法先生ネギま!』<白き翼>シリーズ完結記念イベント「全部みせちゃうYO(ハートマーク)ネギ・パーティ全員集合!!」が開催!
赤松健氏原作の魔法&学園コメディで、TVアニメ化をはじめ、TVドラマ化、キャラクターCDにイベントとさまざまな展開を見せてきた『魔法先生ネギま!』。
現在、コミック初回限定盤付のOAD化が展開する中、OAD発売記念イベント「全部みせちゃうYO(ハートマーク)ネギ・パーティ全員集合!!」が2月11日、東京・中野サンプラザホールで盛大に開催された。
出演キャストは、明石裕奈役の木村まどかさん、朝倉和美役の笹川亜矢奈さん、早乙女ハルナ役の石毛佐和さん、桜咲刹那役の小林ゆうさんが参加。そしてついさっきまで原稿を描いていたという、原作者の赤松健先生も会場に駆けつけ、OAD1話~3話の上映後に楽しいトークを会場に届けた。
●OAD「白き翼」シリーズ3作を一挙上映。おまけの映像も会場を楽しませた
英国・ウェールズの魔法学校を卒業し、魔法使い見習いとなった10歳の少年ネギ・スプリングフィールド。彼が父親のような「立派な魔法使い ―マギステル・マギ―」になるための修業として与えられた課題は、日本の学校で先生をすることだった!
麻帆良学園の女子中等部2年A組の担任になったネギ。神楽坂明日菜をはじめとする31人の個性的な美少女たちに翻弄されながらも、ネギは着実に「立派な魔法使い」への道を歩んでいく。そしてネギが受け持つ生徒たちも、3年生に進級。本OADシリーズでは修学旅行、学園祭を終えた3年A組の夏休みの完全アニメーション化となっている。
イベントは、OAD「白き翼」シリーズ第1話の上映より幕があがる。
麻帆良祭が終わり、夏休みに入った麻帆良学園中等部。大魔法使いである父親を探しにウェールズに行き、見つかるまで帰らないというネギの言葉を聞いた明日菜は、「みんなでネギのお父さんを捜し出してちゃんと学園に帰ってくるクラブ」――、通称「ネギま部」を設立する。
生徒ながらも実は吸血鬼のエヴァンジェリンが名誉顧問となった「ネギま部」は、彼女の提案で部員の証として白い翼の形のバッジを付けることに。エヴァンジェリンによる地獄の特訓もひと段落し、準備万端のネギパーティーはいよいよウェールズへ旅立つ時がきた! ネギの「父さんを捜し出す」旅立ちがいよいよここに始まる!!
アニメの上映のほかにも、ネギ・スプリングフィールド役の佐藤利奈さん、神楽坂明日菜役の神田朱未さんのコメント映像も上映され、あらためてOAD「白き翼」シリーズを振り返ると、いよいよイベントはお待ちかねの出演者によるステージへ。
●充実のトークで盛り上がった前半戦。会場からの質問に出演者はどう答える?
吉田尚記さんの司会で進行していくトークステージ。
「作画的にすごくて、興奮して見ていました。原作の絵と見比べてみるとそのすごさがあらためてわかります」とは赤松先生の感想の言葉。それほどまでに原作に忠実でありつつ、クオリティの高い映像のOADシリーズであることが示された挨拶となった。
それを受けてキャストの4人はアフレコの感想、エピソードに触れて作品を振り返る。「久しぶりにクラスメイトのみんなに会えたのが嬉しかったです。スタジオは相変わらずの雰囲気で、入った瞬間に落ち着きました。仲良くさせていただいている浅倉杏美さんと一緒に、梅こぶ茶をいただきました」(木村さん)。
「私も梅こぶ茶を飲んでいました(笑)。単行本の発売タイミングはTVアニメのように毎週ではないので、収録の前日はとてもワクワクします。緊張もしますが、長い間みんなと一緒にやらせてもらっている作品なので安心感があります」(笹川さん)。
「私は梅こぶ茶がすでになくなってしまっていたので、ピーチティーをいただきました。スタジオにはさまざまなお茶が用意されていて、さながらティーラウンジのようです。OAD最初のアフレコでは前作よりだいぶ期間が空いてしまっていたのですが、椅子の座り方も自ずと一緒でしたね。あらためてネギまの仲間はいいなと思いました」(石毛さん)。
「私も梅こぶ茶を飲みました。おいしかったです。たくさんのキャストがいらっしゃるので、シーンごとにブースの中に入られる方、外でティータイムの方がいらっしゃるのですが、私はブースの中でも外でも野中さんとご一緒させていただきました」(小林さん)。
クラスメイトだけでも30名を超えるキャスト陣、先生たちやゲストも加わるとスタジオはロビーに人が溢れるほど賑やかになる。なのでシーンの登場のあるキャストはブース内に入り、登場のない人はロビーでティータイムと和気藹々としたアフレコスタジオでのようすが語られていくのだった。
そしてまず、最初に届けられたのは「これだけは聞いておきたいことがある」のコーナー。こちらでは、会場のファンより寄せられた質問より選ばれた3題について出演者が答えた。
――ネギまがアニメ化されて4年。最初の印象と今の印象は?(キャスト4人に)
木村さん:裕奈は元気で、真っ直ぐで、負けず嫌いの猪突猛進なタイプでした。それに少しヘンな趣味や、悪い顔をするのがプラスされ、OADでは悪い表情をよく見せるようになります。
笹川さん:和美は最初一匹狼の印象がありましたが、(相坂)さよちゃんと仲良くなるにしたがい今では肩に乗せて一緒に行動するようになったのが大きな変化です。
石毛さん:大まかには変わっていませんが、最初は噂話が大好きで困った子だと思っていたんです。でもそれはお友達を大事にすることの裏返しなんじゃないかと感じるようになりました。
小林さん:なんと鋭い瞳の子なのかと思いました。クールで凛と張り詰めた雰囲気の持ち主で、その彼女が自分の乗り越えなくてはならないことと直面した時に、多くの人の力を借りて打ち解けていくようすには、多くの感動と勇気をいただきました。
――ネギまの世界に迷い込んでしまったらどうしますか?(全員に)
小林さん:刹那に弟子入りします。せっちゃんに近づいて、ついていって彼女のことをいろいろと研究したい。そしてアフレコでは刹那と生き写しなところを見せたいです。
石毛さん:(綾瀬)夕映と友達になって、ヘンな飲み物を一緒に飲んでみたい。
笹川さん:エヴァ様に血を吸われてみたい。おそらく快感なんだと思います(笑)。
木村さん:アーティファクトしてみたいです。裕奈がまだしていないので、一足先に(笑)。明日奈みたいに飛べたらいいな。
赤松氏:女子校の中に入れるんですよね?(会場笑)。写真を撮りまくって作画資料に!より作品を充実させたい!!
――バレンタインチョコ。あげるとしたらどのキャラクターに(全員に)
石毛さん:1つ1つは小さくてもみんなにあげたいと思います。平等な愛を。クラスメイトが大好きです。
笹川さん:学園長の先生に。いっしょに梅こぶ茶を飲みたいな(笑)。
木村さん:裕奈のお父さん。そしていろいろとお話をしてみたいです。
小林さん:いつも応援してくださるファンのみなさまにあげたいですけど、まずはお嬢さま(近衛木乃香)から。
赤松氏:
(源)しずな先生。
と、時折会場を沸かせながらも興味深い話が聞くことのできたトークパートとなった。
●OAD「白き翼」シリーズ3作もひとまず完結。気になる『魔法先生ネギま!』の今後の展開で重大発表!!
続くコーナーはドラマCDで人気の「ネギま検定」をイベントバージョンでお届けする会場参加型のクイズのコーナー「生ネギま検定」。ここでは、主にキャスト4人のモノマネが会場を楽しませた。
さらに続く歌のコーナーでは、 「ハッピー☆マテリアル リターン」「輝く君へ」の生ライブをお届け。会場を盛り上げるものに。
そしてイベントもいよいよ終盤。ここでODAシリーズプロデューサーより5つの重大発表がなされる。
「講談社OADシリーズ『ネギま』第2期シリーズの発売が決定」「第2期シリーズは4話構成。単行本の予約限定、完全受注生産」「「白き翼」第3話の後の世界。魔法世界編の完全アニメ化」「「白き翼」と同じスタッフ。監督は新房昭之氏、アニメーション制作はシャフト」「次期OADシリーズが好評であれば劇場アニメに!?」
しばし会場は興奮の渦に包まれた。
これを受けてキャストの4人はそれぞれ「夢みたいなことが未来に待っているのかと思うとドキドキします。今日は久しぶりのネギまのイベントで緊張しましたが、みなさんが温かく迎えてくださって楽しかったです」(木村さん)。
「実感が沸いていないのですが、観賞用、保存用、未来用にぜひ3本を!重大発表の5つ目もぜひ実現させたいのでお願いします」(笹川さん)。
「再びキャラクター、キャスト、そしてみなさんに会えるのかと思うととても嬉しいです。今日は大切な発表の場に立ち合わせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです」(石毛さん)。
「みなさん劇場に行きたいですかー!私もです!!このすごいステージに刹那役として立たせていただけることをとても誇りに思います。これからもネギま!を応援してください!!!」(小林さん)との感想をメッセージにこめて届けた。
こうして『魔法先生ネギま!』<~白き翼~>シリーズ完結記念イベント「全部みせちゃうYO(ハートマーク)ネギ・パーティ全員集合!!」は閉幕。この日のイベントは『ネギま!』ファンにとって、新たな展開に期待膨らむステージを心に刻むものとなるのだった。