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発売直前!『バイオハザード ディジェネレーション』神谷誠監督..

劇場版『バイオハザード ディジェネレーション』のDVD&Blu-ray&UMDが12月26日に発売!リリース直前の神谷誠監督スペシャルインタビュー!

 カプコンの人気サバイバルホラーゲーム『バイオハザード』シリーズを原案としたフルCG映画『バイオハザード ディジェネレーション』。10月に日本先行での劇場公開を経て、12月26日にはDVD、Blu-ray、UMD(R)が発売となる。

[物語]
 ラクーンシティで起きた「アンブレラ事件」から7年後。医薬品の大企業ウィルファーマ社がある街の空港で、たまたま居合わせたクレアは客の中にゾンビを発見する。感染は瞬く間に広がり、さらに着陸した旅客機がパニック状態にある空港ロビーに突入。機内からもゾンビ化した乗客が溢れ出し、空港内は地獄と化す。政府は空港内に地元の上院議員も取り残されたことから、エージェントのレオンを救出に向かわせる。

 物語としては『バイオハザード2』『バイオハザード4』の続編に当たり、人気キャラクターのレオンとクレアが『2』以来10年ぶりに共演する点も見所となっている。前半がゾンビもの、後半がアクションものと大きく分かれ、ウィルスを使ったバイオテロというギミックもいかにも今の時代らしい。

 監督は『L Change the WorLd』などの特撮監督であり、『真・女立喰師列伝/「歌謡の天使 クレープのマミ」』で脚本/監督デビューを果たした神谷誠氏。今作が長編監督デビュー作となった神谷監督にお話を伺った。

※商品の発売日が12月17日から26日に変更になりました。


●監督はゾンビ映画好き!『バイオハザード』の女性ファンはレオンに夢中!?

――監督は元々ゾンビ映画が好きだったのがきっかけで、『バイオハザード』にも興味を持たれたそうですが、このゲームの魅力とは?

神谷監督:一番は、ゾンビをバンバン撃ち殺すゲームだということです。銃とゾンビが好きな僕にはピッタリのゲームだったんですよ。そして遊んでみたら、アクションと謎解きのバランスがすごく良かったんですね。僕はそれまで家庭用ゲームで遊んだことがなかったし、大人になってから買ったので、ずーっとアクションが続いたり、コンボ技を出さなきゃいけない格闘ゲームなどはしんどいわけです。その点『バイオハザード』は、アクションの時はバンバン敵を撃ち殺して、謎解きのところで一休みできて、既に大人だった僕にとっては、すごくプレイしやすかったんですね。


――映像畑の視点から見ると、ゲームの映像はいかがでしたか?

神谷監督:映画的なゲームだなと思いましたね。初期の『バイオハザード』はプレイヤーの視点が固定なんですけど、映画的な手法で切り取られたフレームの中で主人公を動かしていくんです。“あの角を曲がったら何が……”っていう緊張感は、ホラー映画に近いものがあって好きでしたね。


――今回映画を撮るにあたって、ファンの目を意識されたそうですね

神谷監督:ファンの方に、ミラ・ジョヴォヴィッチの実写版よりもゲームの雰囲気に近いと言っていただけたのは、僕は逆にゲームのほうが映画に近い作りになっていたこともあるんじゃないかとは思いますが、実際、原作モノと称している作品のほとんどは、原作にインスパイアされた作品ぐらいにしかならないんです。でも今回はプロデューサーにカプコンの小林(裕幸)さんが参加していますし、見た目もゲームのムービーと非常に近いので、作品の世界観にはものすごく気をつけたし、かなりゲーム寄りの思考で作っていると思いますね。


――長編映画を撮るにあたって、CGというツールはいかがでしたか?

神谷監督:僕は普段、特撮という実写の世界にいるわけですが、日本映画でこの手の映画を実写で作るのは難しいんですね。今、実写作品を撮ろうとしたら、恋愛要素を入れてくれとか、テレビ局が製作に参加しなければいけないとか、強力なキャストだとか、そういうものが、製作を実現できる最大の要因だったりするんです。その点CGだから別に誰でもないわけで(笑)。


――それだと役者目当てのお客さんを見込めないというキツさもあったのでは?

神谷監督:それがですね、僕は初日の舞台挨拶とかに出させてもらったんですけど、レオンファンの女性客が意外と多くて驚いたんですよ。なんかレオンって、CG界における男性アイドル的な扱いなのかなと(笑)。カプコンの小林さんが、『戦国BASARA』や『デビル メイ クライ』のイベントをやると、最近は女性客ばっかりだって言ってたんですけど、今回も3割から4割くらいが女性で、こういうものが好きな女性が想像以上に増えているんだなと実感しましたね。


――この映画は前半がゾンビもので、後半がアクション作品になっていますが、ゾンビ映画をCGで作るというのはいかがでしたか?

神谷監督:あまりグロい映画にはしないでいこうという意向もありましたので、純粋な一ゾンビファンとしてはなかなか難しい部分もありましたね。人を喰うからゾンビは怖いわけですが、喰うところはあまり見せられないという。


――後半のアクションパートは?

神谷監督:特殊な舞台設定を作ることができたのでやりやすかったですね。“G”のモンスターも、でかい目玉など原作のキーワードを取り入れた上で、独自のものが作れたと思います。実は今回のGのモンスターくらいのサイズって、実写だと一番やりにくいんですよ。怪獣みたいに大きければ人間と切り離せるし、着ぐるみサイズならそのまま人間と絡められるけれど、あのサイズでは着ぐるみじゃ無理だし、かといって全部合成というのも日本だとなかなか難しいんです。それがフルCGだと非常にやりやすいわけですよ。


――先ほどお話に出た恋愛要素で、普通なら『バイオハザード2』以来のコンビとなるレオンとクレアがくっつきそうなところを、レオンとアンジェラとのラブシーンにしたのはなぜですか?

神谷監督:シリーズものならではの規制というのもあるんですよ(笑)。レオンは『2』にしても『4』にしても、ずっとエイダという気になる謎の女性がいるじゃないですか。クレアも『バイオハザード CODE:Veronica』でスティーブという男がいたということで、プロデューサーから「レオンとクレアは決して男女の関係にはならない」と。同志という関係ですよね。ただ、何もないのもつまらないので、『007』のボンドガール的なキャラとしてアンジェラを使ったんです。でもアンジェラは女性受けは良くなかったですね(笑)。


――バイオテロを話に取り入れたのは、いまどきの風潮もあるわけですか?

神谷監督:バイオテロはカプコンさんからの提案だったんですよ。今までウィルスが(外部に)漏れたというのはあったけれど、ウィルスをテロに使うというのはゲームではやっていないので、そういう設定でやれないかと。


――ちなみに、クレアが最初に武器として傘を持ったのは、アンブレラ社とかけたわけですか?

神谷監督:赤と白の傘なので、開くときっとアンブレラ社のマークになるんだろうなと、わかる人には匂わせつつ、知らなくても成立するものとして使いました。


――最後に、DVDのおすすめメッセージをお願いします

神谷監督:新宿・大阪・名古屋の3館で、2週間限定の劇場公開だったので、劇場でご覧になっていない方には是非DVDで観て頂きたいです。ゲームファンの方にはゲームとのリンクでクスっとできる箇所が色々あると思いますし、ゲームを知らない方にも普通に映画として楽しめるものになっています。これを観てからゲームをやってみて、「なるほど、こう繋がるのか」と改めて感じていただくのも楽しいと思います。『バイオハザード・サーガ』という大きな世界観を、これをきっかけに感じてもらえたら嬉しいですね。

<B>『バイオハザード ディジェネレーション』</B><BR>【限定5000セット】フィギュア付Blu-ray BOX<BR>12800円(税込)<BR>特製ブックレット&竹谷隆之原型監修・G-フィギュアつき

『バイオハザード ディジェネレーション』
【限定5000セット】フィギュア付Blu-ray BOX
12800円(税込)
特製ブックレット&竹谷隆之原型監修・G-フィギュアつき

<B>『バイオハザード ディジェネレーション』</B><BR>Blu-ray<BR>5980円(税込)<BR>Blu-rayのみ特典映像つき

『バイオハザード ディジェネレーション』
Blu-ray
5980円(税込)
Blu-rayのみ特典映像つき

<B>『バイオハザード ディジェネレーション』</B><BR>DVDコレクターズ・エディション<BR>4980円(税込)<BR>初回限定スーパージュエルパッケージ仕様

『バイオハザード ディジェネレーション』
DVDコレクターズ・エディション
4980円(税込)
初回限定スーパージュエルパッケージ仕様

(C)2008 カプコン/バイオハザードCG 製作委員会
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