今井麻美さんメジャーデビューシングル「Day by Day」発売記念イベントが開催!自由に自然体の魅力でトークにライブに全力投球!
2009年4月25日、東京秋葉原・とらのあなイベントスペースにおいて、今井麻美さんがシングルCD「Day by Day」発売記念イベントを2回にわたって行った。今井さんはゲーム『アイドルマスター』シリーズの如月千早役や、PS3/Xbox 360『ブレイブルー』ツバキ役などで知られる人気声優。キャラクターソングで見せる高い歌唱力には定評がある今井さんだが、2009年4月22日に発売されたシングル「Day by Day」でついに個人名義メジャーデビュー! このCDはDS『ケメコデラックス!DS ~ヨメとメカと男と女~』ED「Day by Day」と、TV東京『アニソンぷらす+』3月期OP「Shining Blue Rain」のダブルタイアップ。声優としても人気の今井さんが満を持してメジャーデビューすることもあり、秋葉原では一時、アニメショップ系の主要店舗のほとんどで同CDが完売したというから驚きだ。今回行われたイベントも、予約者を対象に2回合計200枚用意された整理券が、約1日半で配布終了。イベント当日も、取材陣に公開された2回目では、事前の整理券配布100枚に対し、なんと100人全員が欠けることなく参加。改めてファンの熱の高まりを感じさせられたのだった。集まったファンを前に、今井さんはトークとミニライブを披露。今井さん自身も全力投球しすぎたと語るほどのハイテンションで、イベントは大きな盛り上がりを見せた。
●今回も燃え尽きるまで全力投球!
会場が超満員の熱気に包まれる中、まずは「やっほー!本日は私、今井麻美のメジャーデビューシングル「Day by Day」の“発売記念イベント in とらのあな”にお越しいただきまして、本当にありがとうございます!イベント中に、ご飯を食べたりお菓子を食べたりするのはどう思いますか? だめですよね。写真を撮ったり、携帯で撮ったりはどう思いますか? だめですよね。イベント中はそういうことしないようにしてくださいね。それから、携帯電話の着信音が鳴るとわたくし歌いだしてしまいますので、やめてくださいね」と、今井さんから影ナレでの諸注意が。会場が和やかな笑いに包まれたところで、いよいよ今井さんが登場! 会場後方の入場口から駆け足で、ファンとハイタッチをかわしながらの入場となった。集まった満場のファンと、立ち並ぶ大勢の取材陣に今井さんも嬉しそうな様子だ。
5pb.広報藤本氏の司会で、トークはスタート。まずは当然、発売されたばかりの「Day by Day」の話題だ。「商品になるまで実感がなかったんです。出来上がりはデータで頂いていて、個人的な感覚では、その時点で結構完結したつもりになってしまっていて(笑)。楽しみですねって言われると、“あれまだ出てなかったっけ?”って思うぐらいで。こういう形でのリリースは初めてなので、何も感覚が分からなくて、こういう感じで曲って作っていくんだなって思いました。曲を最初にいただいた時は、“こんなかわいらしい歌を頂いていいのかな”とか思いました。出来上がったものは天に駆け上がっていくような、キラキラした感じで。それがすごく嬉しくて……こんな風になるんだって思いました」とのことだった。
カップリングの「Shining Blue Rain」については、「最初テレビ東京の『アニソンぷらす+』さんのオープニングで流れるって聞いて、“すっごい!”って思って。突き抜けるような曲調で、またまた全力投球したので、収録のあとは干物みたいになってました。“ぷしゅぅ”って(笑)。みんなに想いを込めて歌ったので、伝わってるといいなと思います。出来上がった時は、にやにやしちゃいましたね」と語っていた。
●ジャケットは自然体で!「これで遺影に困りません」!?
そして話題は、5pb.の広報藤本氏が撮影を担当したというジャケットの話に。「自分で言うのもなんですけど、綺麗に撮れてると思いませんか?(笑)。私、どの写真がいいですって聞かれると、つい変な写真を選んじゃう傾向があるんです。笑いや物語がある写真が好きなので。でも今回は変な方には走らず、自然体な私を撮れたらって思ってたんです。ハウススタジオみたいなところで撮影したんですけど、そこが居心地良くって。ここに住みたいって思うぐらいでした。自然な笑顔とか表情がたくさん撮れたので、これで私がいつ倒れても遺影には困らない…… 大丈夫、わりと図太いからもうちょっと生きられるよ(笑)」。
会場に入って以来終始テンションが上がりっぱなしの今井さんだったが、それはこの前に行われた1回目のイベントでも変わらなかったよう。「今日は2回目のイベントなんですけど、1回目でわりと頑張りすぎちゃったみたいで……(笑)。私ってイベントと同じように、取材も全力投球らしくて。時間制限があるから、いっぱいしゃべらなきゃって思うみたいで、早口で聞かれてないことまで喋っちゃって、はっと気がついたら“これ、いろんな意味で雑誌に載せられないですよね”みたいだったり。家に帰ったらもう、即寝です。電池が切れたみたいになりますから」とのことで、次からは取材は元気な1回目にしようとの提案も。だが、「そんな感じなんですけど、そろそろ大人になりたくもあるんで、大人らしいスマートな生きざまみたいなのを勉強しなきゃなと思いつつ……(ファンに向かって)そこ、首をかしげない! でもみんなの顔を見ると声は大きくなるし、テンション高くなるし。やっぱり全力じゃないとダメみたい」と語ると、会場は大喝采に包まれたのだった。
●ラジオ出張収録も!この模様は5月2日に配信!
ここでイベントは、webラジオ「今井麻美のSinger Song Gamer」の出張収録へ。今回は、リスナーと一緒に曲を選んで作詞し、楽曲を作り上げていく「ミュージックパズル」のコーナーを収録。「階段の歌」「コーヒーの歌」「フィールドマップの歌」(今井さん命名)の候補曲の魅力をファンが語ったり、投票を行ったりと盛り上がりを見せた。このコーナーの模様は、2009年5月2日配信予定のwebラジオ「今井麻美のSinger Song Gamer」をチェックしよう。
そしていよいよ、待望のライブコーナー! まずはタイトルナンバー「Day by Day」を生披露。CDとはまた違った魅力の、今井さんならではの伸びやかな生歌に、会場のファンもサイリウムを振りながら大いに盛り上がる。しかし2回目のイベント、しかも全力投球とのことで、歌い終わった今井さんは若干お疲れぎみ。「よかった? そしたらわたしもよかった。ちょっと休憩」と、ラジオスタッフにマイクを渡して休憩すると、自由っぷりを発揮していた。そしてしばしの休憩ののち、復活した今井さんからは、ひとつ新発表が! 今井さんが主題歌を担当したPSP『Ever17 -the out of infinity-』を含む「infinity」シリーズのボーカルを収録したアルバムが、2009年夏に発売されることが決定! 今井さんが歌う「It's a fine day」と「The Azure」も収録される予定とのことだ。その発売を記念して、続いては「The Azure」をライブ披露。聴かせる曲調と、心地よく響き渡るサビの高音の伸びで客席を酔わせていたのだった。
イベントのラストにはじゃんけん大会が行われ、勝ち抜いたファンにはサイン入りポスターや『ケメコ』グッズがプレゼントされていた。「CDを出させていただいた実感がまだあまりなかったんですが、今日のイベントでやっと実感がわきました。これからも精いっぱい頑張っていきますのでよろしくお願いします、ありがとうございます!」と語った今井さんは、またファンとハイタッチをかわしながら退場したのだった。
●今井麻美さんから終演後にコメントが!
今井さん:今日は初めてとらのあなさんのステージに来たんですが、本当にお客さんが近くて。最初は椅子に座って大人の女性らしく、楽しいながらもしっとりやろうとしたんですが、無理でした。残念なお知らせです(笑)。それぐらいお客さんの笑顔が近くて、皆さん一人ずつと目が会うたびに、ニコニコと笑ってくれて。私ももっとみんなに楽しく感じてもらわなきゃって思って。また終わった後は真っ白になってると思います。それぐらい楽しい一日でした。「Day by Day」は人前で初めて歌わせていただいて、曲のノりやすさを改めて感じました。あまり歌う機会がないと思っていた『Ever17』の曲も歌わせてもらえて嬉しかったです。2曲とも歌っていてとても気持ちが良くて、空気をがっと作れる曲なので、大きなステージで歌える機会があれば私も嬉しいし、お客さんも期待してくれる曲だと思います。夏に「infinity」シリーズのアルバムが出ることになっていて、ゲームとしてそのシリーズがすっごく好きなので、それが一枚になって、しかも自分の曲が入っているなんて、とてもテンションが上がりますね。
歌い手としての目標とかをよく聞かれるんですが、正直こんなに恵まれてていいのかな……って思うことがよくあるんです。私はすごくゲームが好きだったので、ゲームに関わる歌が歌えるのって、本当に嬉しいんです。恵まれた今を大事にして、もし私に歌って欲しいって思って下さる方がいれば全力で歌いたいし、いろんな作品に出会いたいと思っています。今現状で4曲あるんですが、もう少し曲が増えたら、アルバムとかも夢じゃないのかなって……ちょっとずつ考えながら、歌を歌っていきたいですね。今日は皆さんの生の声が聞けて本当に嬉しかったので、歌でも、演技でも、イベントでも全力を尽くしていければなと思います。また機会があれば、遊びに来てほしいと思います!