PSP用『大正野球娘。』主題歌を歌う今井麻美さんインタビュー

PSP用ソフト『大正野球娘。~乙女達乃青春日記~』が10月29日に発売!主題歌「Kissing a dream」を歌う今井麻美さんが意気込みを語る

 現在放送中のアニメ『大正野球娘。』がPSP用ソフトになる! タイトルは『大正野球娘。~乙女達乃青春日記~』で10月29日に発売される。その主題歌の「Kissing a dream」を歌うのは今井麻美さん。

 「力強くて熱い、どこまでもどこまでも昇っていく感じで、歌う私が途中で息切れしないか、心配になったくらい」と話すほど激しくハツラツとした楽曲に、乙女の熱い青春と友情を描いた歌詞を今井さんが凛々しく歌い上げる。聴きどころは今井さんが「最初はしっとり入ってくるけど、サビに向かってドンドン上がっていって、サビに入る直前からサビに入ったところが気持ちいいのでぜひ注目してほしい」と語るサビ。2段シフトアップするサビは難易度も高いが“シンガー・今井麻美”の真骨頂を発揮している。

 この曲はゲーム中に流れるほか、限定版に付く『げーむおりじなる音楽盤』(サントラCD)にも収録されるとのこと。またゲームの発売後の11月8日には東京・五反田ゆうぽうとにて行われる5pb.主催のライブイベント『Live 5pb.2009』への出演も決定。今井さんのファンにとっては楽しみな秋が待ち遠しい。


●女の子達に高校時代の自分を重ね合わせて共感

――『大正野球娘。』についての印象を教えてください。

今井さん:タイトルを見た時、女の子が野球をするのは今では珍しいことではなくなったけど、当時はハードルが高かったんじゃないかなって。かわいい女の子達が世間の目や立ちふさがる壁に負けず、野球に情熱を燃やしたんだろうなと思いました。


――女の子達の野球にかける青春ものですが、今井さん自身の青春時代の思い出は?

今井さん:最近、今が青春時代じゃないかなと思っていて。人より10年遅れているし(笑)。お芝居や歌などお仕事が充実しているから。普通に青春時代を送っていたのは高校生の時かな。家族が弓道をやっていた影響やはかま姿にあこがれて弓道部に入って部活動に励んでいました。仲間に恵まれて、今でもその時の友達とは連絡を取り合っているし、あの頃があったから今があると思っています。だから『大正野球娘。』でみんなが一緒に頑張る姿はものすごく共感できます。


――野球はお好きなんですか?

今井さん:家族が野球好きで、兄も野球をしていたので野球場によく行ってました。後楽園球場のオーロラビジョンで流れる拍手の絵が次々に分割して最後に16分割になるのが大好きで一緒に手拍子してました。野球マンガも好きで『タッチ』や『H2』とか読んでました。以前、ラジオの企画で『アストロ球団』も全巻読破してます(笑)。どのスポーツが好きかと聞かれたらやはり野球ですね。


●登場キャラで自分と似ているのは乃枝ちゃん

――作品の中で自分の似ている、近いと思うキャラクターは?

今井さん:乃枝ちゃんかな。メガネをかけて分析したり、理論派みたいな感じで、みんなにアドバイスをする印象があるんです。「スイングの位置が2センチ高いわよ」みたいな(笑)。私も分析大好きで、おしとやかそうに見えないところも似ている気がします。


――『大正野球娘。』がゲームになると聞いた時の感想は?

今井さん:かわいい女の子が多いし、最初は女の子育成ゲームになるのかなと。それか『パ○プ○』(笑)。実際はアドベンチャーで、女の子同士で困難に立ち向かったり、絆を深めたりする、そんなゲームになるんじゃないかと思うんですけど……。

野村泰彦プロデューサー:だいたい合ってますよ。女の子がたくさん出てくるギャルゲーと呼ばれるものは主人公が男の子ですが、この作品には男の子はメインではいないので、女の子の視点で他の女の子を見ている感覚です。エンディングもいろいろ用意しています。原作の神楽坂淳先生に監修していただいているのでストーリーがブレたり、ファンの方が違和感を感じることはないと思います。更に小説やアニメでも描かれていないサイドストーリーがたくさん入っているのもオススメです。あっ、主題歌を今井さんが歌っていることも……。

今井さん:ありがとうございます!

野村さん:今井さんには『ケメコデラックス!DS~ヨメとメカと男と女~』でもED曲を歌っていただいたので、今回も歌っていただいてうれしいです。


●「Kissing a dream」の聴きどころは気持ちのいいサビ

――主題歌「Kissing a dream」を聴いた時の印象は?

今井さん:大正琴の音色が聴こえてきて、桜など日本情緒あふれる和風テイストな曲なのかなと思っていたら、力強くて熱い、どこまでもどこまでも昇っていく感じで、歌う私が途中で息切れしないか、心配になったくらいで。たぶんキャラクター達の内面にある熱さや想いが具現された曲かなと思ったので、私もこの曲に挑んでいくつもりで歌いました。
 激しい曲ですけど歌いやすかったです。最初はしっとり入ってくるけど、サビに向かってドンドン上がっていって、サビに入る直前からサビに入ったところが気持ちいいのでそこに注目して聴いてほしいです。


●当日初見の歌詞が違った表現を引き出した!?


――レコーディングで印象的なエピソードがありましたら教えてください。

今井さん:曲は事前にいただきましたが歌詞が当日渡しでした(笑)。かなり曲も詞も練り込んでいることを聞かされていたので「難しいメロディなので当日で歌えるか、わからないので試しに歌ってうまくいったら本番で」と伝えたら、収録当日、スタッフの皆さんが録る気満々で結局、1時間だけいただいて必死に練習しました。
 あと私は歌う時に浮かんでくる絵をイメージしながら歌うタイプで、何枚かのコマ絵のように見えてくるんですが、この曲に関しては1枚絵で書いてしまったので、曲の途中から歌うことができず、何回も通しで歌いました。そのため消耗度も高かった(笑)。
 何とかレコーディングを終えて聴いてみたら考え過ぎずに体当たりで臨んだことで普段とは違う表現ができた部分もあって、最終的には良かったと思います。


●ゲームの発売と、初参加の『Live 5pb.』をお楽しみに!

――11月8日に行われるライブイベント『Live 5pb.2009』への出演も決まりました。

今井さん:今回、初参加になのに今井麻美ソロと、長谷川明子ちゃんと又吉愛ちゃんとのユニット、DG-10でも出演させていただいてとてもうれしいです。そうそうたるアーティストの皆さんと一緒にステージに上がらせていただくということで緊張もしますが楽しみです。
 ライブに取り組む姿勢も変わってきて、以前はちゃんとしたものを見せなきゃいけないという気持ちが強すぎた部分もありましたが最近、お客さんと一緒に楽しむ気持ちも生まれてきて。皆さんと同じ空間、同じ空気の中、新たな楽しみが見つかればいいなと思っています。


●主題歌で小梅達や頑張る人達の背中を押したい

――皆さんへメッセージをお願いします。

今井さん:『大正野球娘。』のファンの方も今回初めて触れる方も楽しめるゲームになると思います。彼女達の野球にかけるひたむきさに、私が歌わせていただいた「Kissing a dream」という曲で背中が押せたらいいなという気持ちで歌いました。作品の世界観だけでなく、夢に向かって頑張っている皆さん自身の姿に重ね合わせて聴いていただいて少しでも元気が出ればうれしいです。でも寝る前に聴かないほうがいいかも(笑)。大事な挑戦や大仕事をする時に聴けばテンションが上がると思いますよ。カラオケで歌ったら気持ちよくて、カロリー消費もいいと思います(笑)。

野村プロデューサー:『大正野球娘。』のファンの皆さんのご期待を裏切らないように今、一生懸命作っておりますのでアニメを見ながら楽しみに待っていてください。


PSP用ソフト『大正野球娘。~乙女達乃青春日記~』
10月29日発売予定
限定版:8,190円(税込)
通常版:6,090円(税込)
発売:5pb.

>>アニメ『大正野球娘。』公式サイト
>>『大正野球娘。~乙女達乃青春日記~』公式サイト

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