さらなる進化のために選んだのは“1時間枠化”&“実写放送”!ノイタミナが2010年もアニメシーンをリードする!!
2010年、“ノイタミナ”が新たな進化を遂げる。キーポイントは“1時間枠化”と“実写ドラマ”──!
2005年に誕生して以来、TVアニメの従来の常識を覆すという意味を込めて、“ANIMATION”を逆さにして、“NOITAMINA”と名づけられた、フジテレビの“ノイタミナ”枠。大人気となった『ハチミツとクローバー』からはじまった快進撃は、その後も『のだめカンタービレ』『モノノ怪』『もやしもん」『墓場鬼太郎』『東のエデン』など、常に時々の話題をさらう作品を生み出してきた。そして2010年。誕生から5年を迎えたノイタミナがさらなる進化を遂げる。
2月21日に行われた2010年のラインナップ記者発表会では、4月から1時間枠に拡大され、2作品が放送されるようになることが発表された。4月からスタートするのは『さらい屋五葉』『四畳半神話大系』の2作品。
『さらい屋五葉』はオノ・ナツメ氏の同名コミック(小学館刊『IKKI』連載中)が原作。江戸時代を舞台にした、“拐かし”(誘拐)をなりわいとしている5人の賊・“五葉”を中心とした物語。放送は4月15日から全12回を予定。会見には秋津政之助役の浪川大輔さんと弥一役の櫻井孝宏さんが登壇し、作品をアピールした。
『四畳半神話大系』は森見登美彦氏の同名小説(太田出版/角川文庫刊)をアニメ化。森見氏初の映像化作品となる。脚本には『サマータイムマシン・ブルース』の劇団ヨーロッパ企画・上田誠氏。監督には『マインド・ゲーム』や『カイバ』を手がけた湯浅政明氏を迎え、『サマーウォーズ』をはじめとした数々のヒット作を産み出したマッドハウスが制作を担当する。放送は4月22日から全11回の予定。
続いて7月からスタートするのが、ノイタミナ初のドラマ作品となる『もやしもん』。そして2クール作品となる『屍鬼』。
『もやしもん』は過去に同枠でアニメ版が放送され人気となったが、今回、満を持してのドラマ化となる。アニメ版も手がけた白組が今回も制作を担当。CGで多種多様な“菌”たちを完全再現する。会見では注目のキャストが登壇。沢木惣右衛門直保役の中村優一さん、武藤葵役のちすんさん、美里薫役の西田幸治さん(笑い飯)、川浜拓馬役の木村明浩さん(バッファロー吾郎)、長谷川遥役の加藤夏希さんが、作中の衣装で登場した。すでに“非常に似ている”と各所で話題の西田さんは「普段通りに演じました。格好も舞台での衣装とそっくりで“本当にドラマかな?”と思いました」と語り、場内を沸かせた。実写版『もやしもん』は全11回の放送となる。
一方の『屍鬼』は、『ゴーストハント』などで知られる小野不由美氏による同名ホラーミステリーと、それを藤崎竜氏がコミカライズして『ジャンプスクエア』(集英社刊)で連載しているコミックをベースにアニメ化。2クールにわたって放送される(全22回)。この作品の紹介ではサプライズゲストとして、桐敷正志郎役の声優としてTVアニメのレギュラー初挑戦となるアーティスト・GACKTさんが登場。映像メッセージで作品の魅力と意気込みを語った。
そして10月からスタートするのは『海月姫』。東村アキコ氏が『Kiss』(講談社刊)で連載中のコミックが原作で、『マンガ大賞2010』にもノミネートされた。すでにアニメ化を待望する声も多い注目タイトルだ。クラゲをこよなく愛する主人公と、三国志、着物&人形、枯れ専、鉄道などを愛する女の子たちの独特の青春ストーリーをアニメ化するのは、『デュラララ!!』『夏目友人帳』がヒットした大森貴弘監督をはじめ、シリーズ構成に『夜桜四重奏』などの花田十輝氏。キャラクターデザインには『鴉 -KARAS-』の羽山賢二氏。そして制作はブレインズ・ベースと、豪華な布陣が揃った。放送は全11回。
今回の会見のもう1つの注目が、アニメでは『電脳コイル』『東のエデン』などでも描かれた“AR”(拡張現実)を利用した演出。『東のエデン』がきっかけで誕生した“AR三兄弟”が登場し、様々な“AR”テクノロジーを披露し、場内を盛り上げた。
>>TVアニメ『さらい屋五葉』公式サイト
>>TVアニメ『四畳半神話大系』公式サイト
>>ドラマ『もやしもん』公式サイト
>>TVアニメ『屍鬼』公式サイト
>>TVアニメ『海月姫』公式サイト