声優
声マン第3弾『新説・源氏物語』出演キャスト陣にインタビュー!

「声つきケータイマンガ!声マン」第3弾は『源氏物語』ボーイズラブ版に大胆アレンジした『新説・源氏物語』! 収録現場で豪華キャスト陣にインタビュー!!

 「ケータイコミック」と「超人気声優」のコラボレーションによるケータイコミックファンと声優ファンを巻き込むプロジェクト「声つきケータイマンガ!声マン」(以降「声マン」)。人気声優の方言にこだわった第1弾『方言男子 りとる★じゃぱん』、夏目漱石の名作をBLにアレンジした第2弾『新説・こころ』に続く、第3弾『新説・源氏物語』が、2010年7月2日からケータイコミックでいよいよ配信開始される。

 「声マン」は、ケータイコミックとドラマCDの両方でそれぞれ展開しており、ドラマCD版は先に配信されるケータイコミックのボイスを高音質で再編集し、特典音声なども併せて収録しており、コミックを見た人も見ていない人も充分に楽しめる内容。また、作品監修は『快感フレーズ』『ラブセレブ』など女性向け漫画を数多く発表してきた新條まゆ氏が行なっている。

 7月からケータイコミックが配信予定の『新説・源氏物語』は、古典の名作『源氏物語』を、「もし、光源氏の相手が全員男性だったら…」というボーイズラブ版として大胆にアレンジ!

 今回、ドラマCDの収録現場で、出演キャストの三木眞一郎さん、柿原徹也さん、羽多野渉さん、下野紘さん、前野智昭さんにインタビュー。収録を終えての感想や聞き所を伺った!


――収録を終えての感想をお願いします。

三木眞一郎さん(光源氏役):滞りなく終了することが出来てよかったです。

下野紘さん(光源氏(幼少期)役):今回、僕は冒頭の方での登場だったので、三木さんがどのような形で光源氏を演じられるのかを聞かないで演じたので、とにかく自分の中で「こういう風な子なんだろうな」というイメージでやらせて頂きました。また、ここ最近はこれくらいの小さい子を演じるというのもなかなかないので、ちょっと緊張しました。

柿原徹也さん(藤壺役):今回、『源氏物語』という名作に携わらせていただき、台本を読む時から楽しみでした。昔の作品なのに今でも愛されているんだということが、演じてみて伝わってきました。
 原作では藤壷は女の子ですが、“新説”は男の子ということで、斬新さを感じました(笑)。演じることが出来て、嬉しく思います。

羽多野渉さん(葵の上役):無事に終わってよかったなと思っています。柿原も言ってましたけど、葵の上をやらせて頂くということを最初に聞いた時は本当にビックリしました。「女性を男性が演じるのか…」と思ったのですが、男性という設定で参加するということだったので、体当たりで演じました。
 『源氏物語』をドラマCD化すると聞いた時、歴史の授業で『源氏物語』という名前は知っていたんですけれど、深く作品の内容を知らなかったことが恥ずかしかったです。学生時代に何度もチャンスがあったはずなのに…。今回、こういうメディアで興味を持たれて、原作を読んでみるのも面白いと思います。自分も凄く興味が湧いたので、これから原作を読んでみたいと思いました。

前野智昭さん(頭の中将役):『源氏物語』というと、普段聞きなれない単語や言葉が結構出てくると思うのですが、僕も台本を読んで「これはどんな意味なんだろう」と調べる作業を家でやりました。ひとつ調べている途中でまた知らない単語が出てきて更にそれを調べる、というのが新しい発見の連続で凄い楽しくて、調べている時間も今日の収録も充実したものになったかなと感じています。


――ドラマCDの聞き所を教えて下さい。

三木さん:今回は趣を変えての『源氏物語』ですので、全部が聞き所です。

下野さん:個人的なシーンで聞き所と言われると、今まで「そういう風なこと」を知らなかった子が「そういう風な」場面を見てしまうというのは、衝撃だろうなと思いました。幼少期の光源氏と同じ気持ちになって、ちょっと切ないというかビックリというか、そんな気持ちになってくれたらいいなと思います。「そういう風なこと」は、ドラマCDを聞いて、ご理解下さい(笑)。

柿原さん:当時の日本では実際にあった描写や世界観が綺麗ですし、日本語って美しいなって思えるような台詞回しになっているので、その辺りを楽しんでもらえればいいなと思います。

羽多野さん:今回、ピックアップされている部分の中では、藤壺が秘めていた思いを自分で制御出来なくなり、光源氏の存在があることが苦しい、と吐露する部分は非常に切なく思いました。そこが聞き所かなと思います。

前野さん:現代とはまた違った奥ゆかしい雰囲気、世界観全体を楽しんで頂けたらなと思います。その中で聞き所というのは、皆さん自身で気に入った部分を見つけて頂けたらと思います。

――ファンへのメッセージをお願いします。

三木さん:この記事を読んで初めてこういうものがあるんだということを知った方もいらっしゃると思うので、これをきっかけに作品を手にとって頂き、耳にして頂ければと思います。原作をご存知ない方もご存知の方も色々な見方が出来る作品になっていると思います。

下野さん:僕自身、恥ずかしながら、あまり『源氏物語』について知らなかったんですが、こういう風な形で見たり聞いたり出来るというのは、ストーリーなどが凄く分かりやすくなっていて、僕も「こういう物語だったんだ」という話の流れを今回知ったので、是非共、CDを聞いて頂ければと思います。

柿原さん:携帯配信版とドラマCD版があるので、2つのパターンとして皆様の耳に届くと思います。聞き比べていただくと、少し違いがあるので面白いと思いますよ。
 出来るだけ多くの人に聞いてもらいたいと思っていますので、1回聞いていただいて面白いなと思ったら、次は友達や色々な人たちに広めてもらえれば嬉しいなと思います。

羽多野さん:大昔から愛されている作品に出演出来て、嬉しく思っています。体当たりでチャレンジしましたので、是非、楽しんで聞いて頂きたいです。

前野さん:僕も『源氏物語』の内容についてはそこまで深い知識はなかったのですが、この作品に携わらせて頂くにあたって、色々と自分で調べていく内に、どんどん面白くなってきた部分というのもあります。
 『源氏物語』をご存知の方も、まだよく知らないという方も是非、この作品をきっかけに『源氏物語』という作品をより知って頂けたら、頑張って演じた甲斐があるかなという風に思います。宜しくお願い致します。

<取材・文:編集部>

声マン ドラマCD「新説・源氏物語」
2010年8月25日発売予定
2,940円(税込)

<キャスト>
光源氏:三木眞一郎
藤壺:柿原徹也
葵の上:羽多野渉
光源氏(幼少期):下野紘
頭の中将:前野智昭

・ケータイコミック配信
2010年7月2日配信開始予定
・ドラマCD
2010年8月25日発売予定
定価:2,940 円(税込)
※特典音声はドラマCD だけのミニドラマと、メインキャスト5人の座談会

<あらすじ>
幼い光源氏は、藤の精と見まごうばかりの姫君に出会う。
その美しい姫君・藤壺に淡い恋心を抱く光源氏だったが、その藤壺は父親のものだった。
報われない想いを胸に秘めたまま成長する光源氏。
そんな光源氏に心惹かれてしまう藤壺。
許されないとはわかっていても惹かれあう二人の恋の結末は――。

>>声マン 公式サイト

(C)声マン製作委員会
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