サンライズの名作が今ネット配信でよみがえる!『超・再放送』に『機動武闘伝Gガンダム』が登場!ドモン役の関智一さんとマスター・アジア役の秋元羊介さんがナビゲートで“あの頃”を語る!
現在、サンライズステーションで配信中の『超・再放送』は、サンライズの名作を出演者が見ながらオーディオコメンタリー風に振り返る人気番組。
今回クローズアップされるのは『機動武闘伝Gガンダム』。パーソナリティは主人公のドモン・カッシュ役の関智一さんと東方不敗マスターアジア役を演じた秋元羊介さんが務めます。
●異色のガンダム作品『機動武闘伝Gガンダム』を関智一さんと秋元羊介さんが振り返る
『機動武闘伝Gガンダム』は94年4月から95年3月まで放送され、それまでのガンダムシリーズの舞台の“宇宙世紀”ではない、別の世界を舞台にした最初の『ガンダム』作品であり、当時はやっていた格闘ゲームの要素も取り入れたシリーズのなかでも異色作として、今もなお人気が高い作品です。
さて作品中で師弟関係だったお二人。収録スタジオで秋元さんと対面した関さんは「師匠、お久しぶりです!」とごあいさつ。秋元さんがマスター・アジアのように眼光鋭く……ではなく、温かい笑顔でうなずいていました。
今回、セレクトされたのは12話の「その名は東方不敗!マスター・アジア見算」と、45話の「さらば師匠!マスター・アジア、暁に死す」の2本。
●12話は衝撃のマスター・アジア初登場!
12話はマスター・アジアが初登場し、「今川泰宏監督も作品の方向性が決まったと話した」という重要な回。素手でモビルスーツを倒すシーンはやはり衝撃的で、関さんも「『スーパーロボット大戦』でもマスター・アジアが戦ってますからね」。
秋元さんはマスター・アジアと語り部のストーカーの二役を演じたが「二人がしゃべっり放しの回は大変だった」とのこと。
また新人で初主役だった関さんは最初の頃、スタジオの隅に座っていたが、監督の意図で座る場所を変えられたことなど、現場のエピソードも明かしました。
●45話は監督も入魂の師弟対決シーンに息をのむ二人
45話はドモンとマスター・アジアが対決する回で、今川監督も絵コンテの最後に「機動武闘伝Gガンダム・完」と書いてしまったほどの入魂の回。
収録後、毎週朝まで飲みに行った関さんと、バイクだったため参加できなかった秋元さん。今川監督のグルメエピソードなど和気あいあいと話していたお二人もバトルシーンになると言葉少なになり、画面を見つめる。「東方は赤く燃えている」の名ゼリフはスタッフも息をのむほどの迫力のあるシーンでした。
番組終盤では続編を希望する関さんが独自の構想を披露。最後は秋元さんが「師匠とバカ弟子の関係は永遠に続く」ときれいに結んで収録が終わりました。
●10月、11月に配信。コミカライズ&DVD BOXの再発売も決定!
この『超・再放送』は12話が9月27日配信、45話が11月配信予定です。
7月26日発売の『月刊ガンダムエース』にて島本和彦さんによるコミカライズ連載がスタート! DVD BOXは10月にリリース。15年経っても『Gガンダム』の炎は「赤く燃えている」。
●収録後インタビュー「師匠と一緒に見られて嬉しい」
――収録を終えての感想を聞かせてください。
秋元さん(以下秋元):15年前の作品なのに、いまだに愛してくださる皆さんがいて、今回のように作品について関君としゃべる機会をいただいて本当に感謝してます。
関さん(以下関):僕もです。終了後に一人で見たことはあったけど、共演した方と一緒に作品を見ながら、振り返る企画をやったことがなかったので楽しかったです。
――今回、12話と45話を見ながらのトークになりましたが、この2本がセレクトされたことについてはどう思いますか?
関:これしかないかなっていう感じですよね?
秋元:東方不敗マスターアジアを演じた私にとってはおいしいところをセレクトしていただいて、何の不満もありません(笑)。
●賛否分かれた作品も好評の声に変わり手応え
――放送当時に印象に残っていることを教えてください。
関:始まった頃は正直、よくない反響もありました。イベントでも肌で感じたし。でも物語が進むにつれてハマってくれる人が増えている手応えも感じて、最終的に今川泰宏監督やスタッフ、キャスト一丸となって楽しんで作った成果が皆さんに認めていただけたことは嬉しかったです。
秋元:そうだね。僕もマスター・アジアをやった影響が他の作品に出ちゃったくらい頑張ったから(笑)。
――作品の中で自分が乗ったガンダム以外のお気に入りはありますか?
関:ネオインド代表のチャンドラ・シジーマが乗っていたコブラガンダムがおもしろかったですね。2体分離して攻撃してきて。
秋元:正直、どんなガンダムがあったのか、よくわからないんです(笑)。
●想像以上にすごい、伝説のガンダムをご覧あれ!
――10月にはスペシャルプライスDVD-BOXの発売が控えています。改めて『Gガンダム』の魅力や見どころを挙げてください。
秋元:私はマスター・アジアと、物語中の語り部役のストーカーをやらせていただきましたが二役共、熱い役だったので気持ちを込めて演じました。そして作品の中で躍動する二人を見て、楽しんでいただけたら最高です。
関:見たことがないけど、『Gガンダム』という変な作品があると聞いたことがある人、ガンダムシリーズの中で毛色が違う作品があると聞いたことがある人はぜひ見てください。たぶん想像以上に変(笑)。だけどカッコイイ、不思議な名作です。ガンダムファンだけでなく、アニメファンにもオススメです!
――『Gガンダム』は今後もいろいろと動きがありそうですね。
関:15年という節目の年ですが、キャラクターデザイン協力されていた島本和彦先生の手でコミカライズが決まったし、秋にはスペシャルプライスDVD- BOXも発売されますので改めて応援よろしくお願いします。僕らもあと15年は頑張ります(笑)。
秋元:15年前の作品が長く愛され、このように再びスポットライトを浴びることは出演者にとって大きな喜びです。これを機にまだ見たことのない方には見ていただき、ファンの方にも末永く愛していただければと思います。
<TEXT:永井和幸>
>>サンライズステーション『超・再放送』公式サイト