あの名作があっと驚くようなアレンジで初登場! 名作文学(笑)番外シリーズCD「名作文学(笑)VSシリーズ『北風VS太陽』」出演の三木眞一郎さん、森川智之さん、藤原啓治さんにインタビュー!!
名作文学の描く濃密な人間関係を登場人物は全員「男」という、妄想たっぷりに新解釈している「名作文学(笑)シリーズ」に、待望の番外シリーズが登場する。その名も「名作文学(笑)VSシリーズ」!
名作文学史上に残る因縁の対決をテーマにした本シリーズの第1弾として登場するのは、イソップ童話の『北風と太陽』を元にした、CD「名作文学(笑)VSシリーズ『北風VS太陽』」だ。
イソップ童話の名作として知られる『北風と太陽』を、【ホスト編】【原作編】【三国志編】【取り調べ編】【訪問販売編】という“(笑)”ならではの5つの設定とシチュエーションで展開していく。原作を知らない人も知っている人も、充分に楽しめる内容になっている。
今回、収録現場にて三木眞一郎さん(北風 役)、森川智之さん(太陽 役)、藤原啓治さん(旅人 役)にインタビュー。収録を終えての感想やキャラクターの印象、聞き所などをたっぷりと伺った。
――まずは、収録を終えての感想を教えて下さい。
森川智之さん:楽しかったですね。最初は楽しいだけだったんですけど、僕の台詞量が結構あるので凄い喋っていますし、途中で難しい言葉が出てきたりしたので、後半になるにつれて嫌な汗をかきました(苦笑)。
設定として、色々なキャラクターをやらせて頂いたので、喋るキャラクターによって、喋るテンポが違ったりする部分は大変でしたけど、このメンバーでやったので凄い楽しくて、あっという間の収録でした。
三木眞一郎さん:楽しかったですね。これは絶対に面白いだろうと思いながら家でも台本を読みましたし、収録が終わってみて、このメンバーで出来たのは嬉しいし、全体通して、本当に良かったなぁと思っています。この楽しさが、みんなに伝わればいいなと思っています。
シナリオの面白さもありますけど、この面白い話をこのメンバーで出来たことで、やり終えた嬉しさが倍増という感じですね。
藤原啓治さん:盛りだくさんの内容でしたし、着眼点が面白かったので楽しくやれました。また、「こうやれば、こうくるだろう」というプランが立てやすいメンバーでしたので、流れに身をまかせながら収録出来たのはこの上ない喜びです。これで1年が終わったなぁみたいな感じですね。明日から、私はバカンスに出ようと思います(笑)。
――メインのストーリーとなる【ホスト編】で演じたキャラクターについて教えて下さい。
森川さん:ホストの役だからどうということもなく、逆に「名作文学(笑)」でホストクラブが舞台になるというのが面白くて、どうやってそこから話が膨らむのかなとワクワクしながら演じました。僕の演じた陽司は、おそらくホストクラブに行けば定番のイケイケホストみたいなタイプで、「俺、カッコいい」みたいな、自信のあるキレキレなホストを演じさせて頂きました。また、話を引っ張っていく立場のキャラクターでしたね。
全体的に面白いんですけど、【訪問販売編】で藤原啓治が変わっていく様を、是非聞いて頂きたいです。僕が掛け合いしている時に楽しんだその気持ちを皆さんにも楽しんでほしいなと。横で聞いてて、僕はとてもビックリしましたけど(笑)。
三木さん:又三郎という役でホストなのですが、ホストということをあまり考えず、ああいう生き方をしている彼が選んだ仕事がホストだった、というだけのことだと思うので、特にどうこうというのはなくマイク前におりました。ツッコミ役で参加していたので、疲れました(笑)。凄いツッコんでるんですけど、彼の存在自体はボケみたいなものなので、面白かったですね。
思ったんだけど“名作文学(笑)VSシリーズ「北風VS太陽」”というタイトルだけで、こういう中身だというのはユーザーに伝わるのかな?
森川さん:聞いてみないと、こんな面白い内容だとは分かんないかもね。
三木さん:そうそう。だから、僕らもうまいことやらないと損してしまうんじゃないかなというくらい、中身が凄く面白いです。
森川さん:『北風と太陽』の名作なのに『三国志』が出てくるからね。名作から名作へ…みたいな。
三木さん:しかも、その後に取り調べだし(笑)
藤原さん:物語が何話かあるので、同じ人をやっているつもりでも、話によっては匙加減の違いというのがあったので、そこは大変ではありました。でも、流れに身を任せていれば面白いだろうなと思ったので、難しく考えずにやりました。
キャラが激変するのは【訪問販売編】の時で、全体通して演じているキャラクターからずれる瞬間があります。僕は何も考えずにやったんですけど、ああなったんで(笑)。何となくああなってしまったので、聞いて頂けると嬉しいです(笑)。
――是非、ここを聞いてほしいというオススメポイントを教えて下さい。
森川さん:【三国志編】の曹操の捨て台詞ですね。
藤原さん:何で人の台詞の所なの?(笑)
森川さん:自分の印象より他人の印象の方が強いからね(笑)。でも、どこか一つというより全部が聞き所ですね。色々なエピソードが入っているし、無駄な所がないですし、常にピーク!なので(笑)。
三木さん:確かに全部ですね。無駄な部分がないシナリオで、内容てんこもりという、やる方にしてみると体力的に無理なハンデを背負っての収録でしたが(苦笑)、無駄のなさがいい感じに表れていますし、リズムが弛緩せず、最初から最後までアップテンポのままいけるのは、短編が集まっているからこその良さかなと思います。常にハイテンションな内容なので、そこら辺を聞いて頂ければと思います。過呼吸気味の人は聞かない方がいいかもしれません(笑)。
藤原さん:全部の話が繋がっている上での楽しさだと思いますし、教訓めいた所もちょっとあったり…という所が面白さだと思いますので、全体的に聞いてほしいですね。
――さて、本作は「名作文学」を題材にしていますが、これまで読んだ名作文学や童話の中で思い出の一作というのはありますか?
森川さん:そうですね…『ウサギとカメ』ですね。
三木さん:そうそう、僕も『ウサギとカメ』がいいと思うんだよね。僕の中のDNAが、素晴らしい作品だって言ってるし。
藤原さん:たまたまなんだけど、僕も『ウサギとカメ』という作品が印象に残っているんだよね。
森川さん:『ウサギとカメ』だけは、誰にも譲れない名作ですね。
――それは次回作が『ウサギとカメ』を題材にしているからではなく…?
藤原さん:まぁそうですね。僕は今まで培ってきたこの業界での人脈とかをフル稼働して、『ウサギとカメ』への出演権を何とかゲットしたいと思っています。
三木さん:言い方がストレートだよ!(笑)
森川さん:(笑)
藤原さん:ちなみに、『ウサギとカメ』には「ウサギ」と「カメ」以外は登場しないんですか?
――詳しくは分かりませんが、ナレーションなどはあるかもしれません。
藤原さん:僕、ナレーションとか進行役が大好きなんですよ。
三木さん:『ウサギとカメ』の話じゃなくなってるじゃん!自分のやりたい仕事の話だから、それ(笑)。
森川さん:(笑)
藤原さん:まぁ、僕は特に『ウサギとカメ』にはこだわっていないので、第3弾以降も発売されるのであれば、是非、出たいです。今後共、宜しくお願い致します(笑)。
森川さん:このシリーズをずっと僕たちにやらせて頂けるのであれば、僕たちは相当頑張ります。
三木さん:全力だよね。もしイベントがあったら、全力でやりますよ。
藤原さん:みんながビックリするようなことをやります。
森川さん:着ぐるみ、着ますよ。
三木さん:客席降りていきますし、物販も手伝います。何ならモギリもやりますよ(笑)。
一同:笑
藤原さん:じゃあ、僕は、某コンサートみたいにワイヤーで吊られて、逆さまに歩きます。
一同:笑
三木さん:まぁ、こんなことを言っていますが、この3人の仲の良さもセールスポイントですので(笑)、CDを買って頂いて、仲の良さから生まれた面白いドラマを聞いてほしいです。真面目なことを言うと、今後は元になった原作のお話を僕らが朗読して、それをCDの特典とかにして出したら面白いかもしれないですね。色々と裾野が広がるしね。
藤原さん:プロデューサーっぽいね、今のは。
森川さん:名言だね。
――では、最後にCDを楽しみにしているファンの方へのメッセージをお願い致します。
藤原さん:この内容ならば、5,000円で発売してもいいくらいの内容ですよ。それをこのお値段で買えるなんてお得です。安い!
三木さん:だって内容濃いからね?買って、聞いていただいて、全然損がない内容になっています。あと、この記事を見て、このシリーズのことやこの作品の内容が分かったという人もいるかもしれないね。本当に楽しい作品です。
森川さん:もしかしたら、『北風と太陽』を知らない子もいるかもしれないよね?だからそういう子が手にしたら、どういう話か分かってもらえるかもしれないしね。
藤原さん:このCDで大体分かるはずだよ。でも、間違った覚え方をしないでほしいけどね(笑)。
三木さん:あと『三国志』にも強くなるね。
藤原さん:そうそう。まぁ楽しみにしている方には、ずっと楽しみにし続けて頂ければ嬉しいです(笑)。
三木さん:皆さんの期待を裏切らない内容になっていると思いますし、勢いがある作品です。ちょっと悩みのある人がこのCDを聞いて笑い飛ばしてくれるとか、色々な使い方の出来るCDだと思います。
森川さん:このCDには色々な効能がありますから、是非、聞いて下さい!
<取材・文:奥村寿代>
<名作文学(笑)VSシリーズ『北風VS太陽』>
2010年10月27日発売予定
価格:2,625円(税込)
発売元・販売元:フロンティアワークス
※ジャケットは笠井あゆみ氏描き下ろし
<キャスト>
北風:三木眞一郎
太陽:森川智之
旅人:藤原啓治
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>>名作文学(笑)シリーズ公式サイト