日本が誇るスペースオペラの金字塔、舞台化困難を究めた『銀河英雄伝説』が7日から青山劇場で開演!公開ゲネプロ直後のメインキャストが意気込みを語った。
その壮大なスケールから困難とされてきた『銀河英雄伝説』の舞台化がついに実現。1月7日より青山劇場にていよいよ開幕となった。
既に前売りが完売しているという今作、キャストは主人公ラインハルトに『侍戦隊シンケンジャー』の志葉丈瑠役で鮮烈な印象を残し、ドラマ『クローン ベイビー』の好演も記憶に新しい松坂桃李さん。キルヒアイスにドラマに舞台にと活躍の場を広げる崎本大海さん。アンネローゼには、元宝塚星組・雪組トップ娘の白羽ゆりさん、そしてヒルダには昨年紅白初出場を果たした人気ユニット・AAA(トリプル・エー)の宇野実彩子さんなど、超豪華メンバーが揃った。初日となる7日には開演前に公開ゲネプロとキャストらによる会見が行われた。
年明けの稽古は予定より2日ほど早めたとのことで、キャストらの意気込みも強い。崎本さんは「ゲネプロが終わって、桃李くんの言った第一声が“おなかが減った”でした(笑)。これはきっといい初日を迎えられるんじゃないかと思います」と和やかなチームワークをアピール。紅白への出場なども重なり、多忙ななか本番に臨む宇野さんは「スタッフさん含め皆さんにフォローしていただいて。自分のなかではそういう焦りが逆に自分を結構追い込めたかなと思うので、昨日は厳しいタイトなスケジュールだったんですけれど集中して稽古できたかなと思います」と、芯の強さを見せてくれた。松阪さんは「本当にいろいろと、まだまだ改善しなければいけないことも発見できました。ラインハルトっていうのは喜怒哀楽がすごくある人間なので、それを上手く表現できるように、お客さんに伝えていくように努めていきます」とコメント。最後に「本当に千秋楽までスタッフ一同怪我のないように迎えたいと思っています。そして、来てくださったお客様のために全力を尽くして、『銀河英雄伝説』、やりきりたいと思いますので皆様どうかよろしくお願い致します」と締めくくった。
今回の公演は、『第一章 銀河帝国編』として“銀河帝国”対“自由惑星同盟”の戦いを銀河帝国側のラインハルトを中心に描き、1月16日まで全15公演が予定されている。さらに『銀河英雄伝説 外伝 ミッターマイヤー・ロイエンタール編』も6月に上演が決定。壮大なサーガを舞台で“体感”する旅が今始まった!(TEXT:瀬賀)
>>舞台『銀河英雄伝説』公式サイト