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『テニミュ』青学(せいがく)vs不動峰公演レポ&インタビュー

新たなキャストで再び物語が始まる――2ndシーズンが遂に開幕した 「ミュージカル『テニスの王子様』青学(せいがく)vs不動峰」から公演レポート&出演者インタビュー!観るなら今がチャンス☆

 2011年1月5日JCB HALLで、大人気ミュージカルの2ndシーズン「ミュージカル『テニスの王子様』青学(せいがく)vs不動峰」が開幕した。

 本ミュージカルは、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載されていた漫画『テニスの王子様』(原作:許斐 剛)を舞台化した作品で、通称“テニミュ”と呼ばれ、若手俳優が多く出演することもあり、人気の高い舞台。1stシーズンは2003年スタートし、2010年5月までミュージカルの本公演と出演者によるコンサートなどを行い、7年間で本公演15タイトル、コンサート7タイトルの計22タイトル、690公演を行い、出演キャスト数は約150名、累計動員数は100万人を超えた。
 原作の最終話である全国大会決勝戦までを舞台化し、1stシーズンは終了。今回、新キャストと新演出で、2ndシーズン開幕を迎えた。

 本番同様に行われたゲネプロをレポート!

●天才少年・越前リョーマをレギュラーに迎え、青学は不動峰との戦いに挑む!

 テニスの名門校・青春学園中等部(青学/せいがく)に入学してきた越前リョーマは、アメリカJr.大会4連続優勝の経歴を持つテニスの天才少年。テニス部に入部したリョーマはクールな態度を誤解されるが、その圧倒的な強さ、テニスセンスは他を寄せつけず、特例で都大会のレギュラーを決める校内ランキング戦への出場を許され、見事レギュラーの座を勝ち取る。そして、青学は都大会地区予選を順調に勝ち進み、決勝戦へとコマを進める。決勝の対戦校は意外にも、昨年、暴力沙汰で大会出場を辞退した不動峰。不動峰の気迫に、苦戦を強いられる青学レギュラー陣。地区予選の優勝をかけた、最後の一戦が始まる――

 全体的にシリアスなシーンが多いが、コミカルなパートも組み込まれており、観ている人を飽きさせないストーリー展開になっている。また、ステージだけでなく客席を使った演出も見逃さないでほしい。更に、個性的なキャラクターを完璧に演じている出演者にも注目だ。
 クールで生意気な態度ながらも憎めない越前リョーマを小越勇輝が好演、口癖の「まだまだだね」もきまっていた。手塚国光役の和田琢磨も、表情を崩さない冷静な様子は手塚部長そのもの。いつも笑顔で優しい副部長・大石秀一郎役の平牧仁は、大石の、内に秘めた情熱を目と表情に込めて演じている様子が印象的だった。上田悠介は不動峰中テニス部部長・橘桔平を、男らしさの中にどこか紳士的な雰囲気を漂わせながら、堂々と演じていた。また、ぼやきながら毒付く伊武深司を演じた岡崎和寛は、見た目でも口調でも嫌味なくらい伊武らしさを表現。神尾アキラ役の平埜生成はスピード感溢れる動きとリズムに乗ったテンポのいい動きで、神尾らしさをみせつけてくれた。

 ミュージカル『テニスの王子様』は、舞台化不可能と思われたテニスの試合をピンスポット照明と打球音の融合によって表現。また、完成度の高い振付、台詞を元に作られた歌詞に一度聞くと耳に残る印象的な楽曲を組み合わせることで、登場人物の心情や試合中のドラマを舞台上に再現している。そこに、キャリアではなく、原作に似ているかどうかでオーディションをし、ヘアメイクや衣裳によって再現、出演者が成長していくことを楽しめる、テニミュならではリアリティのある舞台を味わうことが出来るのだ。

 まだテニミュを見たことのない人には、一度は見るべきだとオススメしたい。


●ゲネプロ終了後に行われたインタビューもご紹介!

――今回の公演に対する意気込みを聞かせて下さい。

小越勇輝(越前リョーマ役/以下小越):初舞台なので不安も緊張もあるのですが、それらをプラスにして素晴らしいものが出来たらいいなと思っています。メンバー・スタッフと一緒に力を合わせて、いい公演が出来るようにしたいです。

和田琢磨(手塚国光役/以下和田):青学メンバー、そして手塚国光という役を頂いたことを誇りに思っています。最後までメンバー全員で乗り切りたいと思います。

上田悠介(橘 桔平役/以下上田):最初の入りを大事にして、一つ一つ公演数を積み重ねていきたいと思います。

岡崎和寛(伊武深司役/以下岡崎):青学も不動峰も一緒に頑張ってきたので、みんなの個性を集めて、より一層いい舞台にしていきたいと思います。

本山新之助(越前南次郎役/以下本山):1stシーズンのいい所を残しつつ、新しいテニミュをみせつけてやろうと思います。

――ゲネプロを終えての感想と特に気に入っているシーンは?

小越:稽古の時と違って照明もついて、観客もいて…というのはまた違った緊張感があり、大丈夫かな?と思いましたが、いざ舞台に立ってみたら楽しめて、これから一公演、一歩一歩成長出来るように頑張りたいと思いました。特に気に入っているシーンは、最後の手塚とのシーンです。

和田:ゲネプロだからと識せず、本番と同じように取り組みました。特に気に入っているシーンは、リョーマと高架下で戦うシーンです。リョーマが成長していく、一つのターニングポイントだと思っていますので、気合を入れて演じています。

上田:ゲネプロを終えてホッとしているようなしていないような感じですが、今は気持ちを燃やしています。気に入っているシーンは、今回、初めて森と内村がキャストとして登場するので、青学ゴールデン・ペアとの試合のシーンです。見ているのが楽しいです。

岡崎:気持ちがまたグッと固まった気がします。気に入っているシーンは「思い出そうあの日 半年前のあの日」という思い出の曲を歌うシーンです。

本山:みんな緊張していたかなと思います。いつも出来ていたことが出来ていなくて、いつも出来ていなかったことが出来ていたという感じですね。日々成長していますので、楽しみです。気に入っているシーンは親子対決です。数少ない台詞ですが「まだまだだね」と、しっかりと(リョーマに)言ってやりたいと思います。

<取材・文:奥村寿代>

☆大千秋楽公演ライブビューイング開催決定
全国の映画館で同時生中継が決定。詳細はこちら!
2011年2月11日(金・祝)17時開演 3,500円

ミュージカル『テニスの王子様』青学vs不動峰
東京:JCB HALL 2011年1月5日(水)~16日(日)
大阪:大阪メルパルクホール 2011年1月19日(水)~23日(日)
東京凱旋:日本青年館 大ホール 2011年1月26日(水)~2月11日(金・祝)
・チケット料金 5,600円(全席指定/税込)

【出演者】
<青学(せいがく)>
越前リョーマ役/小越勇輝 手塚国光役/和田琢磨 大石秀一郎役/平牧 仁 不二周助役/三津谷 亮 菊丸英二役/小関裕太 乾 貞治役/輝馬 河村 隆役/鶴見知大 桃城 武役/上鶴 徹 海堂 薫役/池岡亮介 堀尾聡史役/桝井賢斗 加藤勝郎役/大平峻也 水野カツオ役/大野瑞生

<不動峰>
橘 桔平役/上田悠介 伊武深司役/岡崎和寛 神尾アキラ役/平埜生成 石田 鉄役/高樹京士郎 桜井雅也役/高橋郁哉 内村京介役/加藤真央 森 辰徳役/近江陽一郎

<特別出演>
越前南次郎役/本山新之助

※「高橋郁哉」の「高」は代替文字を使用しております。

ミュージカル『テニスの王子様』青学vs不動峰 DVD
発売日:2011年4月30日(土)
価格:9,240円(税込)
DVD2枚組

>>ミュージカル・テニスの王子様公式HP


(C)許斐 剛/集英社・NAS・テニスの王子様プロジェクト
(C) 許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会
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