話題の乙女ゲーム『アルカナ・ファミリア』のゲームボイス収録が遂にスタート!収録現場で豪華キャスト陣に直撃インタビュー!![謎多きナンバー2・ジョーリィを演じる遊佐浩二さん編]
“乙女ゲーム×少年マンガ”をコンセプトにした話題の乙女ゲーム『アルカナ・ファミリア』。地中海に浮かぶ小さな島・レガーロ島を舞台に繰り広げられる、絆とタロットカードをテーマにしたイタリアンファンタジー&恋愛ストーリーという本作は、2011年にPSP専用ゲームソフトとして発売予定です。
キャスト陣も楽しみにしていたというゲームの収録が遂にスタートしましたが、アニメイトTVでは収録現場にお邪魔して、キャストの皆さんに直撃インタビューをしました!今回は、謎多きナンバー2・ジョーリィを演じる遊佐浩二さんのインタビューをご紹介します!!
●ドラマCDでもゲームでも変わらないジョーリィ
――収録を終えての感想をお願いします。
遊佐浩二さん(ジョーリィ役/以下遊佐):ドラマCDで既にご存じの通り、ジョーリィは他の幹部たちとは立ち位置の違った、あまり友好的ではない人なので、ゲーム全編に渡って、そのテイストは残されております。ですので、僕としてはすごく緊張したというか、とても終わらない感のある収録でした(苦笑)。でも、充実した収録でしたね。
――ドラマCDの収録を終えてからのゲームの収録ということで、何か印象が変わったというような点はありますか?
遊佐:ジョーリィに関しては、ドラマCDでもゲームでも全く変わらないですね。ドラマCDで演じたまんまの人でした。逆に、デビトとか他のキャラクターについてはちょっと見方が変わったというのはあります。デビトは割といいヤツでしたよ(笑)。ジョーリィが隠し持っているものというのも、僕が思っていたようなストーリーの中で展開しましたので、それはそれで満足しています。
――デビト以外のキャラクターについてはいかがですか?
遊佐:そうですね…スミレはいい女でしたね、人の嫁でなければ…っていう(笑)。ジョーリィはノヴァやリベルタたちとはあまり絡まないんですよ。どちらかというとパーチェ、ルカ、デビトたちと絡むことが多いので、その辺のキャラクターの方が印象深いです。
●まさか!?の展開があるゲーム内容
――ドラマCDはコミカルな内容でしたが、ゲームのストーリーはどのような内容でしたか?
遊佐:大筋が1本あって、その周りにサブシナリオが散りばめられているのですが、最終的に全ての決着が着くような状態になって、誰と結ばれるのか…みたいな内容になっています。詳しくはプレイして頂ければ…ここでは詳しくは言えません(笑)。
――印象的なシーンがあれば教えて下さい。
遊佐:結末に関わることなので、深い所までは言えません(苦笑)。最後の最後にあるシーンなんですが、ダンテとの関わりが、真面目な部分もあるんですけど、思っていたよりも面白くなっていたという所が印象的でした。ダンテのせいだと思います(笑)。
――台詞にイタリア語があるという話をお聞きしましたが…
遊佐:僕は(イタリア語は)ほぼ、喋りません。あっても"みせしめ"の所くらいですね。
――ゲーム中での一番のポイントは?
遊佐:途中で割とショッキングな目に合う人が何人かいるので、そこがポイントですね。僕(ジョーリィ)はショッキングなことをする方です。詳しいことは言えませんが、まぁこういう世界ですから、覚悟してきていることだとは思います(苦笑)。
●ジョーリィと恋愛するためにはリスクが必要!?
――ヒロインについてお聞きしますが、どのような印象を持って演じられましたか?
遊佐:ジョーリィの立場からいうと、成長途上だなという感じですね。徐々に見方は変わっていきますけど、僕個人としては、最初はリベルタやノヴァと同じ感じのラインにいる子ですね。そして、スミレの娘です(笑)。性格的には、割と真っ直ぐに育ってきた子だなと思います。ゲームではドラマCDよりも後の時間設定なので、仲間の一人として見ていますね。
――"仲間"から恋愛に発展していくわけですが、ジョーリィとの恋愛パートはどのような内容になるのでしょうか?
遊佐:色々な踏み台があってジョーリィに辿り着くんですが、内容的には、彼女がジョーリィの高みまで一歩一歩上ってくるという内容ですかね(笑)。僕よりも下にいた彼女がちょっとずつ上がってきて…という感じです。
――恋愛パートでのジョーリィはどのような感じですか?
遊佐:優しくないですよ。優しくはしない!そんなのは、子どもたちに任せておけばいいので(笑)、大人チームはみんな優しくはないと思います。ただ、ジョーリィの場合は、努力すれば認めてあげるよという感じですね。「強い意志を見せなさい」と。ジョーリィは大人なので、単に恋愛ごとだけにかまけているわけにはいかないんですよ。それなりのリスクを理解して、自分の人生を生きないとそういうことも考えられないということです。
●ゲームをクリアするためには……
――『アルカナ・ファミリア』という作品の設定や「アルカナ・ファミリア」という組織についてはどのように感じましたか?
遊佐:ジョーリィとしては、モンドとずっと一緒に生活してきて、他のメンバーよりも付き合いは古いんですけれど、そんな中で言うと、ようやく形になってきた組織というか…組織が作られてから大分経つんでしょうけど、そこまでの土台を作った人間としては、あまり面倒は見ないんですけど、組織を見守っている感はありますね。色々なことに心を割きながら、レガーロ島の人を守っているという感じです。ジョーリィ的な目線に立つと、まだまだ心配な所もたくさんある組織だなぁと思いながら、見守っている感じですね。
――ジョーリィはそんな心配な所もある組織の長であり、ヒロインの父・モンドと一番近しい立場だと思いますが、モンドとの接し方というのはどのような感じでしたか?
遊佐:娘(ヒロイン)よりもモンドとの付き合いが深いと思うので、モンドのことを一番心配しているというか…"想っている"感じです。
――では、最後にゲーム発売を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。
遊佐:2011年にお会い出来ているでしょうか?(笑)お会い出来ているはずですね、きっと。ドラマCDから随分経ってしまいましたが、非常にボリュームのある作品になっておりますので、是非、楽しんで頂ければと思います。アクションシーンもありますので、ただの恋愛ゲームではなく、かなりハードな作りになっております。生半可なことではクリア出来ません。それなりのリスクを覚悟して、僕の高みにまで上ってきてほしいなと思います(笑)。
<取材・文:奥村寿代>
PSP専用ソフト『アルカナ・ファミリア』
運命の輪を廻すアドベンチャー
発売日:2011年発売予定
価格:初回限定特別同梱版 通常版/未定
>>『アルカナ・ファミリア』公式サイト
>>PSP専用ソフト『アルカナ・ファミリア』公式HP