
『SKET DANCE』新OP曲はもちろんこの3人!――The Sketchbookがニューシングル「Message」にこめた"成長"とは!? この半年間の出来事を振り返りつつ2012年の抱負を語った!
『週刊少年ジャンプ』で大人気連載中の同名コミックをTVアニメ化。好評放送中の『SKET DANCE』。そのオーディション企画「The Sketchbook Project」によって結成され、デビューシングル『道』『クローバー』も大好評だった3ピースバンド= The Sketchbook。バンド結成から約半年を経て大きく成長した彼らの待望の3rdシングル『Message』が、アニメ『SKET DANCE』の新OPテーマに決定!数々の路上ライブやイベントに加え、ANIMAX MUSIX 2011といったビッグなフェスティバルにも出演し、さらに声優業にもチャレンジと、その活動の幅とファンベースをぐんぐん広げるThe Sketchbookの"今"に迫る!
前回から久々の登場!The Sketchbookの皆さん!左から渡邊悠クン!多田宏クン!小原莉子さん!
――昨年デビューしてから、約半年が経ちます。これまでの活動を振り返ってみていかがですか?
多田宏(以下多田):デビューが決定してから、レコーディングや撮影、イベントもありましたし、毎日が新しい経験の連続で。一万ダウンロード&一万メッセージ達成できなければ解散、と言うこともありましたし、目まぐるしく時が経っていきました。この半年間の中で濃厚な時間を過ごせたことで、少しずつ自分達も成長することができましたし、プロ意識を持てるようになったんじゃないかな、と思っています。
―― 一万ダウンロード&一万メッセージが達成したときは、どんな心境でしたか。
渡邊悠(以下渡邊):デビューしたてで、すぐ厳しい試練が課せられたことで、ただでさえ未経験のことばかりで不安な中に、ますます大きな不安が乗っかった感じでした。でも今振り返ってみれば、それがなければ得られなかった貴重な経験だったな、と実感しています。多くの方に支えていただいて僕たちがいるんだ、と言うことを身をもって体験することができたし、それによって僕たちも成長できたと思うんです。だから今年は、僕たちのほうから皆さんに恩返しをしていけたらな、って。
――自分の中で成長や手応えを感じられることによって、自信にも繋がりますよね。
小原莉子(以下小原):そうですね。オーディションに受かった当初は3人それぞれが個々に活動していたので、まだグルーヴ感も何もなかったんです。でも一万ダウンロード&一万メッセージの目標を掲げてから、路上ライブを何度か経験して。その中で、メンバーの間に一体感が生まれていったり、息が合うようになっていったな、と感じています。
『Message』CD+DVD ジャケ画像
『Message』CDのみ ジャケ画像
――渡邊さんと小原さんはアニメ『SKET DANCE』で声優にも挑戦されましたね。
小原:私、中学の頃に声優さんに憧れていた時期があって、やってみたい、ってずっと思っていたんです!まさかその夢が叶う日が来るとは思いませんでした。家でめちゃくちゃ練習して本番に挑んだんですけど、やっぱり緊張しちゃいました。でも、すごく楽しかったです!
――どうやって練習されていたんですか?
小原:ドライヤーしながら歌ったり、お風呂で練習したり……日常の中に練習を組み込んでました。実際アフレコに向かうときはテンションが上がりすぎて、もう、幸せでした!また機会があれば挑戦してみたいです。
――渡邊さんはいかがでしたか?
渡邊:実は僕も声優に憧れていたことがあったので、家で猛練習したんです。それで「よし、大丈夫だ」と思ってアフレコに臨んだんですけど、当日はドラムのレコーディングの数倍緊張してしまって(笑)。あんなに緊張すると思いませんでした。
多田:ガッチガチだったよね?僕も収録の時にその場にいたんですけど、直立不動で台本持ってマイクに向かってて、「ウソやろ?!」って思いました(笑)。莉子ちゃんはわりと楽しんでた様子だったけど、悠は本当に緊張してましたね。でも、2人とも褒められてたよな?
渡邊:そうなんですよ!良い声だね、って。次は3人で挑戦してみたいです!
――では楽曲についてもお伺いしてきます。今回は2曲とも、多田さんが作詞を担当されたんですよね。
多田:はい。『Message』について歌詞を書くことになって、色々考えてみたんです。それで僕自身はもう上京して5、6年になるんですけど、こうして音楽を続けていることに対して、地元の友達がすごく応援してくれているな、と思って。先日The Sketchbookのライブで大阪に行った時も、地元の友達が見に来てくれたりして、改めて、離れていても応援してもらっているありがたみを感じたんですよね。そしてさっきもお話に出ましたけど、僕たちが一万ダウンロード&一万メッセージを達成しなければいけなかった時は、たくさんのファンの皆さんに支えてもらって乗り越えることができたんです。だから今度は、僕たちが元気でやっていけてるよ、とか、辛いときは楽しかったことを思い出して次を目指そう、とか、そんな気持ちを書きたいな、と。曲を通して、みんなのおかげでこうして頑張ることができているよ、って言うメッセージを伝えたかったんです。
――作業自体はスムーズに?
多田:一週間くらい考えてたんですけど、『Message』はOPテーマであると言うことも考えたら、曲の中で伝えたいことが上手くまとまらなくて。先にでき上がったのは『HERO』だったんです。
――『HERO』はどのくらい時間をかけたんですか?
多田:ヒメコ過去編のEDテーマということで、漫画を読み直したりして感じたことを整理したりしていたんですが、いざ書くぞ、と思ったら3時間くらいで書けたんです。そしたら『Message』もすんなり浮かんできて、結局2曲合わせて4、5時間くらいででき上がりました。
――漫画を読み返して、どんなことを感じたんですか?
多田:ヒメコは、思春期真っ只中ですよね。その時期って難しい時期で、上手くいかない時に、どこにその気持ちをぶつけたら良いかわからないって言う辛さがあると思うんです。でも例えば、家族に気持ちをぶつけてしまったとしても、はけ口になって支えてくれたりしますよね。家族ではなくても、誰しもそう言う大切な存在っていると思うんです。ヒメコだったら、それがボッスンで。彼女のようにすごく辛い思いをしてしまったとしても、その経験が糧になって未来の自分を創っていくから、っていう気持ちを込めて書きました。
――レコーディングはいかがでしたか?
渡邊:『道』や『クローバー』のレコーディングの時は右も左もわからない状況で、目の前にあることをやるのが精一杯だったんです。でも今回は色んな活動や時間を経て、歌詞の内容や自分達の出す音に集中する余裕ができたので、リラックスして臨めました。曲を通して伝えたいことや、自分達がどんなバンドになっていきたいか、という部分まで気持ちを込められるようになったのも、一つの成長だと思います。
小原:私は宏くんの書いてくれた歌詞、2曲とも大好きで。『Message』では、曲を通して聴いてくださる人の背中を押してくれるような気持ちを届けられたら、と思います。『HERO』ではエモーショナルさが含まれているので、サビに向けてAメロ、Bメロの抑揚をつけて演奏していきました。サビでは少しリズムが複雑な構成になっているので、自分的にはそこも意識して弾いていました。
――では最後に、The Sketchbookの今年の抱負をお教えください!
多田:応援してくれている方に、今度は僕らの方から直接お会いしにいきたいので、ツアーをまわりたいです。ライブで演奏する曲数も増やしたいですし、楽曲制作にも力を入れて、アルバムもリリースできれば。今年も全力で活動していって、僕たちもまたひと回り成長していきたいです。そしてこの一年を通して成長した姿を皆さんにお見せできるようなワンマンライブを、年末にできたら最高ですね!
『Message』
2012年2月1日発売
販売元: エイベックス・マーケティング
発売元: エイベックス・エンタテインメント
【CD+DVD】:1,890円(税込)
<収録曲内容>
[CD]
1. Message(TVアニメ『SKET DANCE』第4期OPテーマソング)
2. HERO(TVアニメ『SKET DANCE』ヒメコ過去編スペシャルEDテーマソング)
3. Message(Instrumental)
4. HERO(Instrumental)
[DVD]
1. Message -Music Video-
2. Message -Off Shot Movie-
【CD】:1,260円(税込)
<収録曲内容>
1. Message(TVアニメ『SKET DANCE』第4期OPテーマソング)
2. HERO(TVアニメ『SKET DANCE』ヒメコ過去編スペシャルEDテーマソング)
3. Message(Instrumental)
4. HERO(Instrumental)
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