6月29日開催『THE UNLIMITED 兵部京介』発売記念イベントレポート！　会場には遊佐浩二さんをはじめ主要キャスト陣が登場！

　2013年6月29日(土)、ディファ有明においてテレビアニメ『THE UNLIMITED 兵部京介』の第1巻DVD/BD初回限定版とCD『可憐GUY’s／Break Through』初回限定盤の購入者を対象としたイベント「～MEET THE OUTLAWS～」が行われた。

　ステージには、P.A.N.D.R.A(パンドラ)から兵部京介役の遊佐浩二さん、アンディ・ヒノミヤ役の諏訪部順一さん、ユウギリ役の東山奈央さん。B.A.B.E.L.(バベル)から、皆本光一役の中村悠一さん、賢木修二役の谷山紀章さん、明石 薫役の平野綾さん。総勢6名のキャストが登壇した。会場には1,200人ものファンが集結し、ほぼ満席の状態だ。本稿では、1時間半わたるファンイベントの様子を、お伝えする。

▲兵部京介(CV:遊佐浩二)

▲皆本光一(CV:中村悠一)

●名シーンを振り返る「THE UNLIMITED Replay」！

　イベントでは、まずムック本(7月に小学館より刊行)制作のために集計されたアンケートの結果をもとに、放送で人気のシーンをランキングし、大画面の映像で振り返ろうというコーナー「THE UNLIMITED Replay」を実施！

　第6話のアンディ・ヒノミヤが拳銃の整備をしているシーンでは「アンディの人間性がよく出ている。いい男の悩める姿はグッと来る」というプロデューサーからのコメントや、第9話では「自宅のパソコンで線撮（ダミー素材）を見ながら涙しました」など身内（制作スタッフ）からのコメントがファンコメントとして紹介され、作り手からも愛されている作品であることをうかがわせた。

　作品全体を振り返って諏訪部さんは「ユウギリとアンディは、アニメのオリジナルキャラクターだったので、『絶チル』の世界に溶けこめるか不安だったが、温かく迎えてもらえて嬉しかったです」と振り返る。

　紹介されたシーンの中には出番が少なかったが、バベルチームからは「シリアスなストーリーの中にチルドレンが出たことで一服の清涼剤になれた（谷山さん）」、「チルドレンの集合は、とても懐かしく感じました。同じキャラを演じていても『THE UNLIMITED』では『THE UNLIMITED』なりの役作りをしました（平野さん）」と語った。

●パンドラVSバベル!!　「闇でしか裁けない原罪（つみ）がある」

　続いて、3対3に分かれて、チーム対決でゲームを行うコーナー「闇でしか裁けない原罪（つみ）がある」。来場者からの拍手の大きさで勝敗が決まる。

　1問目！　まずは、それぞれのチームのキャッチコピーを考える。東山さん「俺と家族にならないか」、諏訪部さん「ウチにしか捌けない鮪(つな)がある」、遊佐さん「高利回り(無駄な税金は使わない)」などが挙げられ、東山さんのキャッチフレーズに決定。これを遊佐さんが、兵部の声で読み上げ、観客からは歓喜の声が上がる。

　バベルからは、中村さん「上司は小杉さん(ゆかなさんも)」、平野さん「信頼される安心をバベル」、谷山さん「ビビってんじゃない、バベるんだ！」が挙げられた。谷山さんいわく「バベる」とは「ビビる」の対義語であるらしく、バベルの知名度アップのためにも「バべる」を定着させたいそうだ。拍手の判定では、谷山さんのフレーズに決定。以後も、イベント内で谷山さんは事あるごとに「バベる」を連発し、布教に努めていた。

　2問目！　それぞれの組織のマスコットキャラクターを考える。出演者にスケッチブックが手渡され、その場でマスコットキャラクターを考えていく出演者たち。パンドラチームの3名からは、パン(食パン)とどら焼や、パンダと銅鑼などパンドラのネーミングをもじったダジャレからの発想が出そろった。

　一方、バベルチームからは、平野さんが「桐壺犬」(頭部が桐壺帝三で体が犬)というシュールなキャラを見事なイラストで披露し、観客からは感心の声が上がる。中村さん、谷山さんは、小学館にちなんだ有名なキャラクターに目隠し線を入れて無断借用したため「このイラストを公式サイトや原作で掲載するなら、描いた人も目隠し線入れないとダメだよね？」などとツッコミを入れられていた。

　なお、このコーナーで考案されたマスコットキャラクターは、今後原作か公式サイトで披露されるかも知れないので、楽しみにしていてほしい。

●朗読劇で観客が大合唱！

　続いては、テレビアニメの脚本を勤めた猪爪慎一さんの書き下ろしによるシナリオで、朗読劇を披露！　ストーリーのあらすじは、有明にパンドラ／バベルに入団したいエスパーたちが集まっており、入団テストを行うというもの。テストの内容は、会場で「DARKNESS NIGHT」と「BRIGHTEST LIGHT」を熱唱すること。

　兵部が「皆、リミッターを解除してくれ」というとアンディから「違うだろ。いつもの掛け声だろ、あの中二病っぽいやつ」や「少佐～！」のバリエーションだけで兵部を説得するユウギリにアンディが「ユウギリ……恐ろしい子！」と返すなど、朗読劇でしか聞けない掛け合いに爆笑が巻き起こる。

　最後には会場のファン全員で「DARKNESS NIGHT」と「BRIGHTEST LIGHT」を歌唱し、劇中にの中にファンが参加する展開に。来場者1,200人が音楽に合わせて手拍子を始め2曲を熱唱した。これには、出演者も驚いた様子で「こんなにちゃんと歌ってくれると思わなかった。誰も歌わなかったらどうしようかと思ってた」と本音をもらす。『THE UNLIMITED』ファンの熱意の強さを示したといえるだろう。

　放送終了してもなお、大勢のファンに愛される作品であることが改めて証明されたイベントだった。最後に座長の遊佐さんは「連載中の原作はもちろんのこと、アニメの続編も是非観てみたい」と語り、今後の展開に期待を持たせつつイベントは幕を閉じた。


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