声優
『フリージング』第2期 連続キャスト対談企画 Vol.1【後編】

『フリージング ヴァイブレーション』連続キャスト対談企画 Vol.1! サテライザー役・能登麻美子さん&ロックサンヌ役・寺川愛美さん【後編】

 パンドラと呼ばれる少女達の友情や絆、巨大な敵・ノヴァとの激しい戦いを描いたSFアクションアニメ『フリージング』が2年半の時を経て帰ってきた! 第2期シリーズとなる『フリージング ヴァイブレーション』はこの10月より好評放送中!

 そんな『フリージング ヴァイブレーション』の放送開始を祝して、出演キャストの連続対談企画が決定! 第1弾は主役のサテライザー=エル=ブリジットを演じる能登麻美子さんと、今作より登場する新キャラクター、ロックサンヌ=エリプトン役の寺川愛美さんのコンビの対談を2回に渡ってお送りしています。後編となる今回は『フリージング』の魅力、今作の見どころをお二人が熱く語ってくれました。

●サテラやEパンドラの過去が明かされる、せつなく感動的な2期

――今作『フリージング ヴァイブレーション』では、サテラをはじめ、1期から登場するパンドラの過去にも深く踏み込んだ内容にもなっている気がします。

サテライザー=エル=ブリジット役・能登麻美子さん(以下、能登):そうですね。過去編も原作の時間軸とはちょっとズレてますけど、うまく自然な流れで途中に織り込んでありますし、Eパンドラの子たちがどうして志願したのかとかもしっかり描かれていますね。

ロックサンヌ=エリプトン役・寺川愛美さん(以下、寺川):ジーンと来るし、涙なしで見れません。

能登:彼女たちは単純な善悪ではなく、それぞれが信じるもののために戦っていて、それ故に悩んだり……。Eパンドラ計画の最高責任者のスカーレット=大原さんも最初は何か企んでそうで怪しいけど、内面の葛藤が見えてきたりして。各キャラの裏側、隠れた本心が垣間見えた時は胸が苦しくなります。

――以前、出演キャストへの「気になるキャラは?」の質問で、一番名前が挙がっていたのも大原でしたね。

能登:私も名前を挙げました。Eパンドラの1人、アミリアとの関係性も含め、たぶん2期のキーになるキャラの1人だと思います。

●サテラとカズヤ、ラナとの関係とロックサンヌの装備に注目!?

――今作でのご自身のキャラ的な見どころを挙げるとすれば?

寺川:ロックサンヌは普段はバカなことを言ったりしているけど、実はちゃんと考えていて、何を考えているのかに注目して見てほしいです。あとはやっぱり着ている装備。どれだけ素晴らしいボディをしているのかをその目で確かめてください(笑)。

能登:強くてたくましいところと、カズヤに見せる、いじらしいところ、乙女っぽさのギャップがサテラの魅力だと思っていますが、そういう部分が2期でも随所に見られます。

 またラナとの信頼関係も強くなって。1期ではカズヤを取り合うライバル的な立ち位置だったけど、2期では仲間としてグッと近くなった気がします。

――でもラナの、カズヤへのアプローチは2期でも激しさを増して。

能登:そうですね。そこは相変わらずの3人で(笑)。

――サテラはまだカズヤと洗礼もしてないから気が気じゃないですね。洗礼をずっと拒絶し続けたサテラが1期のラストで決心したのに……。

能登:結局、洗礼できず。そこがラナちゃんにとってまだ勝負は付いてないよという自信の元なので、そろそろ何とかしてほしい(笑)。重いお話になるほど、ラナの明るさが際立って。改めて重要なキャラだなと気付かされました。

寺川:確かにラナの言動で、空気がふと和やかになりますね。

能登:とは言っても、カズヤは渡しませんけど(笑)。

●視覚的な楽しみとサービスは今期も満載!

――かわいかったり、きれいな女の子がたくさん出ている作品ですが、ストーリーや人間ドラマの深さが魅力ということがお二人のお話からわかりました。個性的な女の子たちがたくさんいるので、動くだけでも華やかで。視覚的な楽しさもこの作品の魅力ですよね。

能登:かわいい子たちが華麗に、時に激しくバトル姿は素晴らしいですね。パンドラたちが動くだけでもワクワクします。

 収録時点では完成した映像が見ていないので私たちもオンエアが楽しみなんです。

寺川:ロックサンヌのやたら面積の少ない服が完成版ではどうなっているのか、非常に気になります。ボルトテクスチャーという能力で、好きな装備にできるのに、「何でそれなの?」みたいな(笑)。

――あと『フリージング』と言えば、ちょっとエッチなサービスシーンも満載で。

能登:そこは2期でも期待を裏切りませんよ(笑)。後で発売されるBlu-ray&DVD
用の特典映像もまたすごいですから!

寺川:特典のレベルは超えていると思います(笑)。

――1期の特典映像は確かにかなりエッチでした(笑)。

能登:1期では本編でもそういうシーンがちょこちょこあったけど、2期はシリアスなのでコミカルな部分は少なめなので……。

寺川:その分、皆さん、すごくハジけてやってますね。

能登:特典映像用の収録をした時、「そういえば、こういうテイストもあったんだ!」と思い出しました(笑)。

寺川:私は2期からの参加なので、「どうやったらいいのかな?」と思っていたら、皆さん、キャラを忘れてノリノリでやっていて、すごく楽しかったです。


●見てみたいリミッターの愚痴話とEパンドラの運動会!?

――もし今後、こんな展開やエピソードがあったらいいなという希望があったら教えてください。

寺川:パンドラにはパートナーとなるリミッターが必要で、新しいパンドラたちの登場で新しいリミッターもたくさん出てきたので、そんなリミッターをクローズアップしたエピソードを描いたらおもしろいそうだなって。リミッター同士がグチを言い合う話とか。

能登:それ、おもしろそう! 私は1期と2期のキャラが一同に会するエピソードを見てみたいですね。パンドラのみんなが、日本のウエスト ゼネティクスに来るとか。

寺川:多国籍だからカオスなことになりそう(笑)。Eパンドラの子達のコミカルなお話もいいですね。運動会で協力しあったりとか。リレーで「アミリア頑張って!」とか。

能登:かわいいね。キャラ達の素顔や日常が見られる、番外編的なお話もあったらいいなと思います。

●ドラマチックな終盤に向けて緊張感を高めて収録したい

――改めて2期にかける意気込みを聞かせてください。

能登:新キャラが増えて、物語のムードやテイストも変わって、新鮮な気持ちで毎回収録に臨んでいます。あとは終盤に向けて、どこまでこの緊張感をみんなで高めていけるかが勝負だと思っています。

寺川:1期から出演している皆さんがしゃべり出すとすごく頼もしいし、安心できます。皆さんが作り出す空気感や流れにのっていこうと2期からのメンバーはみんな、たぶん、そういう気持ちでやっているんじゃないかって思います。

――能登座長を中心にまとまっているわけですね。

能登:いやいや。エリザベス役の甲斐田裕子さんを筆頭に(笑)。

寺川:確かにエリザベスさんもキーキャラクターの1人ですよね。

――あとこの作品の良いところはシリーズものの続編は前シリーズを見ていないとついていけないケースが多いですが、この作品はSFなのに2期からでも十分楽しめますね。

能登:そうですね。1期を見ていなくてもすぐに作品の世界観に入れるし、物語の速い展開や人間ドラマなどに心をぐっとつかまれて、最後まで見たくなると思います。それくらい引力が強い作品です。

寺川:そして2期の前のストーリーが知りたくなった方は、原作やBlu-ray BOXを!




●「痛みを正面から堂々と描いたすごい熱量の作品」(能登)、「見るだけで人として成長できる気がする」(寺川)

――では最後に皆さんへメッセージをお願いします。

寺川:『フリージング』の全話を見るだけで人として成長できる気がします。私も2期から収録に参加して、感じることが多いですし、皆さんも作品を見て、何かを感じたり、考えるきっかけみたいなものになってくれたらいいですね。

 そして私が演じるロックサンヌを含め、2期からキャラ達が『フリージング』という素晴らしい作品に、より深みや魅力を加えることができればいいなと思っています。

 ロックサンヌはかなりインパクトが強いキャラですが、皆さんの押しメンに(笑)。スタッフの皆さんとキャストの皆さんも熱い想いで作っている作品なので、楽しんで見てください。

能登:原作ファンの方や1期から見ていただいた方はこの2期を待ち望んでいただいていたと思います。2期を演じていて、“痛み”を正面から堂々と描いていると感じました。しかも今回、Eパンドラのエピソードが加わって濃密な物語がさらに何層にも広がって。

 例えば、源吾や大原達、人間の愚かしさに巻き込まれた結果、過酷なものを背負わされているのがEパンドラの子達で、パンドラの子達も生まれながらに負っていて。

 そんな重いテーマを、目を背けず、正面から描いている、熱量が高い骨太な作品はなかなか見られないと思うんです。キャラが発するセリフも重たいですし。だからこそ、私達も心を込めて、大切にやらないといけないとキャラに全力でぶつかりながら一生懸命、毎回収録に臨んでいます。待っていただいた方にアニメでも見れて良かったと言っていただけるように最後まで気を抜かずに頑張っていきたいです。

 そして、初めてこの作品を知った方には、一度でも見ていただいて、キャラ達の人生に触れてもらえたらいいなと願っています。人の心を揺さぶる、すごいエネルギーを持った作品ですのでぜひ見てください!

――ありがとうございました!

【放送情報】
AT-X:毎週金曜日夜9:30~
[AT-X リピート放送]
毎週日曜日朝8:30~
毎週火曜日深夜3:30~
毎週木曜日夕方3:30~

TOKYO MX:毎週金曜日深夜1:00~
サンテレビ:毎週火曜日深夜1:30~
テレビ愛知:毎週火曜日深夜3:05~
BS11:毎週木曜日深夜0:30~

【スタッフ】
原作:林達永、金光鉉
(コミックヴァルキリーWeb版連載中・キルタイムコミュニケーション刊)
監督:渡部高志
助監督:羽多野浩平
シリーズ構成・脚本:赤星政尚
キャラクターデザイン・総作画監督:渡辺真由美
アクション作画監督:須賀重行
設定デザイン:きむらひでふみ
メカデザイン:川原智弘
色彩設計:西表美智代
撮影監督:武原健二
編集:西山茂
音響監督:辻谷耕史
音楽:横山克
音楽制作:KADOKAWA(メディアファクトリー)
プロデュース:エスウッド
制作:A・C・G・T
製作:フリージング ヴァイブレーション製作委員会

[オープニングテーマ]
・『AVENGE WORLD』
歌:鈴木このみ
作詞:畑 亜貴 / 作・編曲:囚人

[エンディングテーマ]
・『世界は疵を抱きしめる』
歌:鈴木このみ
作詞:畑 亜貴 / 作・編曲:囚人

【キャスト】
サテライザー=エル=ブリジット:能登麻美子
アオイ=カズヤ:市来光弘
ラナ=リンチェン:花澤香菜
キャシー=ロックハート:釘宮理恵
シフォン=フェアチャイルド:井上麻里奈
エリザベス=メイブリー:甲斐田裕子
ロックサンヌ=エリプトン:寺川愛美
シャルル=ボナパルト:山口立花子
ユリア=ムンベルク:東城日沙子
アミリア=エヴァンス:三森すずこ
ラトル:桑原由気
ジーナ=パープルトン:橘田いずみ
アンドレ:霜月紫
ユジン:岩瀬周平
スカーレット大原:雪野五月
アオイ源吾:斧アツシ


<リリース情報>
◆Blu-ray&DVD『フリージングヴァイブレーションVol.1』

発売日:2013年12月25日(水)
価格:BD 7,350円(税込) / DVD 6,300円(税込)
発売元・販売元:KADOKAWA(メディアファクトリー)

【収録話数】
第1話・第2話

【初回生産特典】
(1)キャラクターデザイン・渡辺真由美描き下ろしスペシャルクリアケース
(2)原作・金光鉉描き下ろしスペシャルデジ仕様ジャケット
(3)赤星政尚書き下ろしドラマCD 「ゼロポイントの少女たち」
(4)フリージングマガジンV(各種設定資料/用語集ほか)
(5)原作・金光鉉描き下ろしスペシャルおっぱいポスター

【毎回特典】
(1)震えちゃう.フリージングヴァイブレーションOVA Vol.1
(2)ゼネティックスTV ヴァイブレーションVol.1(実写映像)
出演:能登麻美子、花澤香菜
(3)ゼネティックスTVぷちVol.1&2(実写映像)
出演:三森すずこ、橘田いずみ、寺川愛美


◆OP&ED主題歌シングル『AVENGE WORLD/世界は疵を抱きしめる』
歌:鈴木このみ
発売日:2013年11月27日(水)
価格:1,260円(税込)
発売・販売元:KADOKAWA(メディアファクトリー)

【収録内容】
(1)『フリージングヴァイブレーション』OPテーマ『AVENGE WORLD』
(2)『フリージングヴァイブレーション』EDテーマ『世界は疵を抱きしめる』
他、カップリングとoff Vocalを含む全5曲を収録予定。

★第1期「フリージング」Blu-ray BOX 発売中!


>>『フリージング ヴァイブレーション』公式サイト
>>『フリージング』公式Twitter
>>コミックヴァルキリー公式サイト

(C)2013 林達永・金光鉉・アートリムメディア・キルタイムコミュニケーション/フリージング ヴァイブレーション製作委員会
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