【AJ2014】中村悠一さん、小澤亜李さんらが登場し、制作現場の様子を語る! 『月刊少女野崎くん』レポート
2014年3月22日(土)・23日(日)、東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2014」。同イベントの二日目、GREENステージにおいてテレビアニメ『月刊少女野崎くん』のトークイベントが行われた。
テレビアニメ『月刊少女野崎くん』は、ウェブコミック配信サイト『ガンガンONLINE』で連載されている椿いづみ先生の同名4コマ漫画を原作とする作品。無骨な男子高校生の野崎梅太郎は、乙女心を繊細に描く少女漫画家としての顔を持つ。そんな野崎に恋心を寄せるクラスメイトの佐倉千代は、彼に告白したことがきっかけで彼女ではなく仕事のアシスタントになってしまうのだが…。
今回行われたステージには、中村悠一さん(野崎梅太郎 役)、小澤亜李さん(佐倉千代 役)、小野友樹さん(堀 政行 役)、宮野真守さん(鈴木 役)の4名が登壇。本稿では、キャスト陣によるトークが展開した本イベントの模様をお伝えする。
会場では1分40秒ほどのプロモーションビデオが上映され、初めて音声の入った映像が披露された。速報でもお伝えした通り、当日まで表されていなかった追加キャストも発表された。
演劇部に所属する「学園の王子様」こと鹿島 遊役に中原麻衣さん、千代のクラスメイトの瀬尾結月役に沢城みゆきさん、野崎くんに憧れるバスケ部員の若松博隆役に木村良平さん。そのほか、イベントにも参加した小野友樹さんは堀 政行 役を、宮野真守さんは鈴木 役を担当! 一癖も二癖もある個性的なキャラクターたちを豪華声優陣が演じることが判明した。
●声優たちによるキャラクターの紹介! 宮野さんが演じる「鈴木」とは?
まず、初めに登壇者がそれぞれ演じるキャラクターを紹介。
中村さん:
野崎梅太郎は無骨で鈍感でデリカシーに欠けるけど、自身が描く漫画はすごくハートフルなものを描いている面白い高校生です。
小澤さん:
野崎くんを一途に大好きな佐倉千代という女の子を演じています。主にツッコミ役でとても表情が豊かなので、一応ヒロインではあるのですが、私の中では準ヒロインっていうか…。ヒロイン扱いされていないヒロインだなって思っています。
小野さん:
僕の演じる堀 政行は演劇部の部長ということもあって、同じ演劇部の鹿島との関係性が見所ですね。すごい跳び蹴りをしたりとか、かなり激しいシーンもあります。そこを注目していただければと思います。
4名の中で、宮野さんだけは野崎が作中で連載している漫画に登場する「鈴木」という役を演じている。一人だけ幕間劇のキャラクターに抜擢された宮野さんは次のように語る。
宮野さん:
野崎くんが描いている少女漫画「恋いしよっ!」の登場人物・鈴木を演じています。現実世界のキャラクターを演じる他のキャストとは全く絡みがないので、まだ孤独を感じていますね(笑)。唯一の救いは、ゆうきゃん(中村さんの愛称)が俺を描いてくれていることですね。それだけは大事にしたいと思います。
●自分が演じるキャラクターとの相性は?
自己紹介の後は、自分が演じているキャラクターについてどのような印象を持っているかが、それぞれのキャストから語られた。
宮野さん:
作者の野崎くんのストーリーの中での動きが、漫画の世界の鈴木にも反映されている部分があるので、意外と振り幅が広くて、いろんな鈴木が見せられるのではないかな、と思っています。
小野さん:
堀は実直で純粋でまっすぐなキャラクターで、とにかく一生懸命ですね。鹿島と演劇のシーンもあるので楽しみにしていて下さい。
小澤さん:
千代ちゃんはツッコミの時の顔が激しいんですよ。オーバーリアクションなところは、私自身も友達と話している時に「ガーッ」とか「ふーっ」ってなってよく動くので自分とも似ているなと思いました。
中村さん:
野崎は非常にマイペースで天然ボケで空気を読まないキャラクターですね。他のキャラクターとの掛け合いシーンでも、意外とまともに絡んでない、乗ってないなって思うところがあって。僕は相手との掛け合いが好きなのでそこは難しいなと思っています。
●プレスコによる収録の様子を語る!
本編は声優の声を収録し、それに合わせて動画を作ってゆくプレスコアリング(略称・プレスコ)という手法を用いて制作されている。プレスコでの収録についてそれぞれのコメントが述べられた。
中村さん:
プレスコでの収録はこれまでにも経験したことがあるのですが、このメンバーでやれるのがまた新鮮で面白いです。絵のない状態で収録しているので、今日のプロモーションビデオでは絵が動いてたので、こういう感じになるんだなと思いました。
小澤さん:
プレスコでの収録は初めてで、メインの役も初めてなので、監督や周りの人に支えられながら一生懸命頑張っています!
小野さん:
決められた尺の長さではなく、演じる方それぞれのタイミングで演技ができるのはこの作品に合っているのではないかなと思います。
宮野さん:
僕に限っては鈴木の口も動くのかどうか、はたまたキャラクターも動くのかわからないので、今のところプレスコの醍醐味はまだ味わえていません(笑)。ですが、鈴木の演出がどうなるのか漫画の世界をどう描くのかはアニメーションならではだと思うので楽しみです。
●観覧客、テレビアニメを楽しみにしているファンへのメッセージ
トークイベントの最後は、登壇者から作品を楽しみにしている方々へのメッセージが送られた。
宮野さん:
先ほどは絡むシーンが少ない言ったんですけども、作品自体のテンポとしてプレスコでやっていて作品自体のシーンで絡んでいます。本当におしゃれなギャグ漫画なので、楽しんで演じているところが観てくださる皆さんにも伝わればいいなと思います。
小野さん:
宮野さんもおっしゃるように、おしゃれなギャグ漫画っていうのが本当にしっくり来ます。ギャグの感じも微笑ましいですし、何も考えずに見て頂いても楽しんで頂けると思います。
小澤さん:
PVの映像もすごくきれいで私自身もとても楽しみにしてるんですけど、内容は結構ギャグなので本当に帰って来た時にぽけーっとして観て癒されて欲しいです。
中村さん:
難しいシーンも完成してオンエアに向けて進んでいます。ギャグなんですけど、恋を応援したくなるんですよね。『月刊少女野崎くん』というタイトルですが、ギャグもあり少女漫画的な部分もある。僕は34才のオッサンですけど、この二人が上手く行かないかなと応援しています。是非ご覧になって下さい。よろしくお願いします。
こうして、約30分間のステージは幕を閉じた。作品の最新情報は公式サイト、公式Twitterからチェックしよう!
[取材&文・松田はる菜]
■テレビアニメ『月刊少女野崎くん』
2014年7月テレビアニメ化!
【スタッフ】
原作:椿いづみ(掲載「ガンガンONLINE」スクウェア・エニックス刊)
監督:山﨑みつえ
シリーズ構成・脚本:中村能子
キャラクターデザイン:谷口淳一郎
アニメーション制作:動画工房
製作:月刊少女野崎くん製作委員会
【キャスト】
野崎梅太郎(CV:中村悠一)
佐倉千代(CV:小澤亜李)
御子柴実琴(CV:岡本信彦)
堀 政行(CV:小野友樹)
若松博隆(CV:木村良平)
鹿島 遊(CV:中原麻衣)
瀬尾結月(CV:沢城みゆき)
鈴木(CV:宮野真守)
マミコ(CV:三宅麻理恵)
ほか
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