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『ソードアート・オンラインII』先行上映会レポート

松岡さん&沢城さんが2期の見所を語る! 「SAOアワード2014」の発表もあった『ソードアート・オンラインII』先行上映会レポート

 2014年6月29日(日)、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズにおいて「ソードアート・オンラインII ワールドプレミア」が開催された。

 本イベントは、世界各国にてテレビアニメ『ソードアート・オンラインII』の第1話を先行上映するというもの。アメリカ、フランス、ドイツ、香港、台湾、韓国では7月4日に開催されるが、日本では各国に先駆け、6月29日に行われた。

 会場では巨大スクリーンでの先行上映が楽しめたほか、事前に行われていた「ソードアート・オンライン アワード2014」の結果発表として、テレビアニメ1期の中で人気の高かったエピソードベスト3も上映。また、主人公・キリト役の松岡禎丞さん、2期に登場するシノン役の沢城みゆきさん、監督の伊藤智彦さんを招いてのトークタイムも設けられていたので、その模様をお届けする。


●松岡さんが外国語にチャレンジ!?

 イベントが始まると松岡さんと伊藤監督がステージに姿を見せた。揃って来場者に挨拶をしたあと、伊藤監督はこうしたイベントが開催されることについて「すごくありがたい話です。今日は1話の先行上映ですが、テレビアニメのシリーズを全部見ていただけるように頑張ります」と意気込みを語っていた。

 世界7ヶ国での開催については、なぜここまで海外での人気が高まったのか戸惑いがありつつも、過去のイベントでアメリカを訪れた際に「SAO!SAO!」のコールが沸いて驚いたことなどのエピソードも披露してくれた。

 なお、本イベントには入場特典として、2期のメインビジュアルがプリントされた大きなサイズの色紙が配られていた。これには松岡さん、沢城さん、伊藤監督に加え、原作者の川原礫さん、イラストレーターのabecさんそれぞれのサイン、そして松岡さんからの「SAOIIよろしくガンバルンバ!」というメッセージが書かれている。…のだが、ちょっとした情報として、実はこのメッセージだけは、今回のワールドプレミアが開催される各国の言葉に合わせて書いていることも明かされた。会場で配られたのは当然日本語だが、ほかの言語で書いた松岡さんのメッセージも見てみたいところだ。

●『SAO』1期で思い出深かったのは…

 イベント開催に関するトーク後は、公式サイトにて実施されていたユーザー参加型企画「ソードアート・オンライン アワード2014」の発表へと移った。会場で発表となったのは、テレビアニメ1期の中で一番好きなエピソードを決める「エピソード賞」だ。

 発表の前には、松岡さんと伊藤監督個人が選ぶエピソードも語られた。松岡さんが選んだのは《アルヴヘイム・オンライン(ALO)》のグランド・クエスト。ここでのキリトは「死んでもいいゲームなんてぬるすぎるぜ」と勢いづいていたが、実際には自分の無力さを痛感する場面もある。そうしたエピソードが印象に残っているようだ。

 伊藤監督が選んだのも《ALO》に関するところで、「強いて言うならオベイロンがやられる回ですかね。キリト君を刺すところとか(笑)」とコメント。結末を知った今だからこそ面白く話せるエピソードを挙げ、会場の笑いを誘っていた。

 二人のトークが一区切りついたところで、エピソード賞の発表に。まず3位に選ばれたのは、第3話「赤鼻のトナカイ」だ。このエピソードは、キリトがギルド・月夜の黒猫団に所属していた頃の思い出や、とあるアイテムを狙って単身でイベントボスに挑む場面などが描かれた回となっている。悲しい出来事が多く詰まっているが、最後にサチからキリトに送られたメッセージを聞き、涙した人も多いのではないだろうか。

 続く2位の第12話「ユイの心」は、アインクラッド22層の森でユイを見つけた後のエピソード。ユイの家族を探すために戻った1層で、アインクラッド解放軍の諍いに巻き込まれ、軍の代表であるシンカーを助けに向かうキリトたち。シンカー救出のために赴いたはずの迷宮区で明らかになる、ユイの正体…。これも切ないシーンが印象に残るエピソードだ。

 1位を飾ったのは、攻略組に先駆けて74層のボスまでたどり着いたことで巻き起こる出来事が描かれた第9話「青眼の悪魔」だ。アスナの手料理に舌鼓をうつ和やかなシーンも見ていて楽しいが、やはり外せないのは、窮地に陥ったキリトが初めて人前で二刀流スキルを見せるところ。命がけでボスに連続攻撃を叩き込む場面は、非常に熱い展開だった。

 会場で大々的に発表となった「エピソード賞」だが、ほかの賞の結果については、7月5日のテレビアニメ放送開始日まで、公式サイトにてカウントダウンのように毎日発表される形式が取られている。「エピソード賞」を含めて12の賞があるので、残りの結果もチェックしてみよう。


●キャスト陣から見た2期の注目どころ

 続いては、追加ゲストとして沢城さんを招き、2期についてのトークが繰り広げられた。2期は小説版でいう《ファントム・バレット》編にあたる、《ガンゲイル・オンライン(GGO)》にまつわるエピソードから描かれる。“ガン”とあるように、銃がメインのVRMMOが舞台になるのだが、そんな中でもキリトは剣を使って戦うのがポイント。松岡さんは「銃も使うんですが、すごくアクロバティックな斬り方をしていたり、とんでもないことをやってのけます」と、キリトの活躍についてコメントした。

 2期から登場するシノン役の沢城さんは、実際にシノンを演じてみたところ、持っているパワーは大きいが、それと上手く付き合いきれていない子だという印象を持ったとのこと。《GGO》ではトッププレイヤーであることからもポテンシャルの高さは伺えるが、現実世界ではまた別の面もあるという。ただ、どんなに格好良く戦えていても、「どちらの世界でも実年齢の女の子なんだな、と感じる部分もあります」と述べ、収録でもそこを意識したようだ。

 こうして2期の見所が語られた後は、お待ちかねの上映タイム。第1話では、《死銃(デス・ガン)》と呼ばれるプレイヤーに撃たれた相手が現実世界で死に至るという事件の起こり、そしてその事件の捜査をキリトが引き受けるまでの流れなどが描かれていた。詳しい内容は、ぜひ本放送を楽しみにして欲しい。

 第1話の先行上映が終わると、最後にTwitterと連動した企画「ソードアート・オンライン -Share with the World-」を紹介。これはポスターやイベント会場など『ソードアート・オンライン』に関わるものを撮影し、ハッシュタグ「#sao_world」をつけて写真を投稿すると、投稿内容が公式サイトにて紹介されるというもの。会場では本企画に合わせ、イベントの出演者と来場者全員で、会の締めくくりとして記念撮影が行われた。

■『ソードアート・オンラインII』

【放送情報】
TOKYO MX:7月5日より 毎週土曜 23:30~
チバテレ:7月5日より 毎週土曜 24:30~
tvk:7月5日より 毎週土曜 24:00~
テレ玉:7月5日より 毎週土曜 24:30~
とちぎテレビ:7月5日より 毎週土曜 23:30~
群馬テレビ:7月5日より 毎週土曜 23:30~
MBS:7月5日より 毎週土曜 26:28~(※初回放送 26時38分~)
テレビ愛知:7月5日より 毎週土曜 25:50~(初回放送 25時55分~)
TVQ九州放送:7月8日より 毎週火曜 26:35~
テレビ北海道:7月9日より 毎週水曜 26:05~
BS11:7月12日より 毎週土曜 23:30~

[配信]
・ニコニコ動画:
 ニコニコ生放送 7月6日より 毎週日曜日 23:00~
 ニコニコ動画 7月6日より 毎週日曜日 12:00~
・dアニメストア:

【スタッフ】
原作:川原 礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクター原案:abec
監督:伊藤智彦
キャラクターデザイン:足立慎吾
サブキャラクターデザイン:山下祐
総作画監督:足立慎吾・山下祐
アクション作画監督:柳 隆太・竹内哲也
銃器作画監督:青木悠
メインアニメーター:松本顕吾
モンスターデザイン:柳 隆太
プロップデザイン:常木志伸・石本剛啓・高木晴美
美術監督:竹田悠介(Bamboo)・長島孝幸(Bamboo)
美術設定:塩澤良憲
コンセプトアート:堀壮太郎(CyDesignation)
色彩設計:中島和子
CGI監督:雲藤隆太
撮影監督:臼田睦
2Dワークス:廣岡岳
編集:西山茂
音響監督:岩浪美和
効果:今野康之
音響制作:ダックスプロダクション
音楽:梶浦由記
プロジェクト統括:GENCO
アニメーション制作:A-1 Pictures
製作:SAO II Project

【キャスト】
キリト:松岡禎丞
シノン:沢城みゆき

>>テレビアニメ『ソードアート・オンライン』公式サイト
>>テレビアニメ『ソードアート・オンライン』公式Twitter
【推奨ハッシュタグ:#sao_anime】

(C)2014/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAOⅡ Project
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