西明日香さん&明坂聡美さんが登場した『てさぐれ!部活もの あんこーる』イベント「部会vol.3」レポート! 渋公の前に一読を!!
アニメ『てさぐれ!部活もの あんこーる』のイベント「てさ部部会vol.3 ~☆輝く2つの星☆~」が、2014年7月20日に東京のシーバンスホールにて開催された。
イベント名が示すとおり、てさ部のイベントは今回で3回めを数え、ついに作中の3年生チーム・西明日香さん(鈴木結愛役)と明坂聡美さん(佐藤陽菜役)が登場した。
●本当は誰よりも『てさ部』を愛している明坂聡美さん!?
イベントがスタートすると、番組プロデューサーの「ぬこP」こと佐々木まりなさんが挨拶。ぬこPは集まったファンに感謝しつつ、楽屋でスタンバイ中の出演者の様子を伝えた。ぬこPによると……なんと今日の出演者はライブ中継が行なわれないのをいいことに、すでに差し入れられた酒を飲んでいるらしい。衝撃の事実を聞かされた会場は大爆笑。オープニングから『てさ部』のイベントらしい、かなりフリーダムな空気が漂っていた。
ぬこPの挨拶が終わると、いよいよ西明日香さんと明坂聡美さんがステージに登場。盛大な拍手で迎えられたのだが、西明日香さんは日本酒「出羽桜」の一升瓶を大事そうに抱えており、明坂聡美さんは日本酒が注がれたコップを持って登場。西さんは自己紹介で「鈴木結愛役をやらせていただいております、“西・出羽桜・明日香”です!」と挨拶。明坂さんも「これ、飲みやすいねぇ」と日本酒「出羽桜」にゴキゲンな様子。ただでさえキケンなふたりが、酒のパワーでさらにキケンなイベントになることが予想された……。
初めのコーナーは西明日香さんと明坂聡美さんとぬこPのトークショウ。冒頭から雪の女王が登場する人気アニメ映画の主題歌や名シーンの再現、へご(大橋彩香さん)のモノマネ、舞浜の夢の国に遊びに行った話、夢の国のキャラクターのモノマネなどなど、やりたい放題。『てさ部』のイベントでしかありえない、自由すぎる内容のトークショウだった。
オープニングトークが一段落すると、ステージには石ダテコー太郎監督が登場。石ダテ監督はイベント名に合わせてニップレスをつけていると報告。ぬこPの指示で石ダテ監督は客席にニップレスを披露すると、満員の客席からは拍手が起こった。石ダテ監督は「おじさんがニップレスをつけて、それをおじさんたちに見せて、お~って言われてもねぇ(笑)」と苦笑していた。
ここからは「てさぐれの現場は嫌だ」と豪語し続けている明坂聡美さんが、本当は『てさ部』を愛しているという内容のトーク。西明日香さんはイベントの打ち上げで、明坂さんが作品のことを誰よりもよく考えていて、本来は出演作品が1本でも多いほうが嬉しいはずの声優が、「作品のためならば自分は降板してもいい」と熱心に語っていたエピソードを紹介。西さんから「あけちゃんが『てさ部』を嫌っていると言ってるのは営業なんです。本当は愛しているんです」と暴露されると、明坂さんは恥ずかしがりながら全力で否定。しかし西さんと石ダテ監督の話は止まらない。しまいに明坂さんは、「私は子供のころからアニメが大好きなテレビっ子だったから、本当に子供に夢を与えるアニメをやりたいの! 普通のアニメに出たかったの!!」と叫んで会場のファンを爆笑させた。
●結愛と陽菜のオーディションについて石ダテ監督が語る!
石ダテ監督は『てさ部』の制作にとりかかる以前から、「西明日香さんと明坂聡美さんの相性はいいはずだ」と確信していたそうだ。しかしキャスティングは監督の一存で決められるわけではない。プロデューサー陣の意見も聞く必要があるからだ。
そして『てさ部』のプロジェクトがスタートし、いざ出演者の選考を行なう段階になると、オーディション参加者のテープを取り寄せてスタッフ会議が開かれた。そのミーティングでは次々とテープを聞いていくのだが、ぬこPが明坂さんのテープを聞くなり「陽菜の声は明坂聡美さんがいい! 陽菜の声は明坂さんしか考えられない」と絶賛して決定されたそうだ。
続いて高橋葵役に荻野可鈴さん、田中心春役に大橋彩香さん、鈴木結愛役に西明日香さんが選ばれたのだが、その時の様子について石ダテ監督は、「会議の席で福原Pといっしょに、あることないことを言って西さんを鈴木結愛役にぶち込んだんです(笑)」と、明坂さんとの相性がよいと予想していた西さんの起用を決定させた。
しかし西さんの選考には少々困ったことがあったようだ。石ダテ監督は「選んでいるときに厄介だったのは、なぜか西さんが田中心春役で応募してたんですよ。あなたのドコが心春なんだよ!(笑)」とコメントすると、明坂さん、ぬこPを含めて会場は大爆笑。西さんは「だって結愛の設定にツンデレって書いてあったんです。私にツンデレは無理だな~って、最初に除外したの!」と、オーディションを受けたときの心境を語って会場を沸かせた。
●「部会」の定番「ヤラセなしのふつおた」コーナー
続いては「部会」の定番ともなっている名物コーナーの「ヤラセなしふつおたコーナー」。これは来場者から事前に集めた質問に登壇者が答えていくというもので、今回もユニークな質問が多数読み上げられた。冒頭でも述べたとおり、登壇者は全員飲酒状態でキケンな解答やモノマネが連発したので、詳細なレポートは控えます。
採用された質問は、「やり直せるとしたら、どの回をやり直したいですか?」や「動画サイトでブームになった、西さんの地元の某議員についてどう思うか?」、「キャスト・スタッフのなかで酒グセが悪いのは?」といった珍問ばかり。
最後の質問は「9月7日は『てさぐれ』のイベントに参加するか『ごちうさ』のイベントに参加するか迷っています。いまのところ後者かなぁと思っています」というお悩み相談。この質問が読み上げられると、明坂さんは「むこうの方が出演者が多いし可愛い子が多いでしょ? ウチらはクズな内容のハナシしかしない。私もあやねる(佐倉綾音さん)に会いたいなぁ」と明坂節を炸裂させると場内は爆笑。終始笑いの絶えないコーナーだった。
●イベントの締めはプレゼントコーナー! そして次回、9月7日は渋谷公会堂!!
イベントの最後は来場者全員参加のじゃんけんプレゼント大会。勝者には西さんと明坂さんのサイン入り色紙が贈られて閉会した。今回の「てさ部部会」は、いままでの部会と同様に大成功だった。
そして次回は9月7日、「部会」イベントの集大成とも言える「てさぐれ!催しもの あんこーる」が渋谷公会堂で開催される。出演は西明日香さんと明坂聡美さん、荻野可鈴さん、大橋彩香さん、上田麗奈さん。てさぐれオールスターズが集結するので、過去最高のイベントになるのは必至。参加するファンのみなさんは、思いっきり楽しんでください!
■『てさぐれ!部活もの あんこーる』
【スタッフ】
原案:石ダテ コー太郎
原作:てさぐれ!製作委員会
キャラクターデザイン:毛玉伍長
監督:石ダテ コー太郎
アニメーション監督:たつき(irodori)
脚本:石ダテ コー太郎、山口正武、高橋聡之
音楽:井上純一
制作協力:吉祥寺トロン
【キャスト】
鈴木 結愛:西 明日香
佐藤 陽菜:明坂聡美
高橋 葵:荻野可鈴
田中 心春:大橋彩香
園田 萌舞子:上田 麗奈
【あらすじ】
4月。ちょうど1年前、鈴木結愛(ゆあ部長)、佐藤陽菜(ひーな)、高橋葵(あおい)の3人に勧誘されて「てさぐり部」に入ることになった田中心春(こはるん)は、これまでの1年間を思い出していた。
4人でいろいろな部活を考えて挑戦し、てさぐりしてきた12ヶ月。"ありきたりじゃない高校生活を送りたい"と願っていたこはるんの希望はてさぐり部に参加することによって、いつの間にか叶えられていた。そして、3年生のゆあ、ひーなの卒業。
そんな大切な12ヶ月の思い出を胸に、今年も新入生を勧誘するべく1年前と同じ場所にテーブルを構えて勧誘活動をする、あおいとこはるん。今年はどんな新入生が加入するのか? 2期は一旦どんなパティーンのアニメになるのか??(第1話より)