セガネットワークスより、2015年夏にアニメ、スマホゲーム、ボードゲームと本格メディアミックスで展開される『ケイオスドラゴン』プロジェクトを発表会詳細レポート!
2015年2月19日にセガネットワークス メディアカンファレンス 2015 Winterが行われました。その中で 虚淵玄さん、奈須きのこさん、紅玉いづきさん、しまどりるさん、成田良悟さんによる※RPF(Role Playing Fiction)『レッドドラゴン』を原作に、アニメ、スマホゲーム、ボードゲームを展開する『ケイオスドラゴン』プロジェクトが発表されました。
※RPF――「Role Playing Fiction」とは、「最高のフィクション」を生み出すためのシステムです。参加者は全員が一線級のクリエイター。TRPG(Table-Talk Role Playing Game)の手法を用いてFiction Masterが企画したオリジナルシナリオの世界で、クリエイターたちはそれぞれが一人のキャラクターを演じ、一丸となって「最高のフィクション」を紡いでいきます。(『レッドドラゴン』公式HPよりhttp://sai-zen-sen.jp/special/reddragon/)
『ケイオスドラゴン』プロジェクトは、東宝×星海社×セガネットワークの3社による本格メディアミックスになっており、発表会には、セガネットワークス チーフプロデューサー秋山隆利さん、星海社 代表取締役副社長COO 太田克史さん、東宝 映像企画室室長 古澤佳寛さんが登壇し、本プロジェクトの解説を行いました。こちらでは、その模様をお届けします。
まず原作については、虚淵玄さん、奈須きのこさん、紅玉いづきさん、しまどりるさん、成田良悟さんのクリエイターの方々を迎えて、オリジナルのTRPGを遊んでいただいて、最高の物語をリプレイを通じて、紡いでいこうという文芸的な企画から始まっていることが説明された。
次に本格メディアミックスという言葉については、通常は、ヒットする小説があれば、アニメにしようというような流れになっているが、『ケイオスドラゴン』プロジェクトは、『ケイオスドラゴン』という作りたいものがあった上で、3社がそれぞれ、メディアを縦横無尽に駆け巡るような新しいモノを作っていこうことで、本格メディアミックスと名付けらたとのことだった。また、もともとは、それぞれ、アニメーションとゲームという形で別々に動いていた企画であったが、企画を進めていく途中で、3社が集まると、通常の3倍以上おもしろいものになるんじゃないかと思い、3社がハイタッチするような形で、プロジェクトが実現したという経緯も語られた。
■TVアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』
TVアニメは『レッドドラゴン』の物語を紡いできた、スタープレイヤーの方々のキャラクターをいきいきと描く『ケイオスドラゴン』始まり物語が、2015年夏にTOKYO MX ほかにて放送されます。
監督には、『暗殺教室』、『ダンガンロンパ』、『メガネブ! 』、『幕末ROCK』など数々のアニメ作品で演出を担当された、松根マサトさんがTVアニメ初監督を務めます。シリーズ構成には、小太刀右京さん(チーム・バレルロール)が担当し、構成補として、會川昇さんが参加します。さらに、『戦場のヴァルキュリア』や『ファイナルファンタジーXII』などの楽曲を作曲した崎本仁さんが参加します。アニメーション制作は『バカテス』、『のんのんびより』、『のうりん』、『ユリ熊嵐』などのシルバーリンク(SILVER LINK.)、コネクト(CONNECT)が担当します。
<TVアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』概要>
監督:松根マサト
アニメーション制作:SILVERLINK./CONNECT
シリーズ構成:小太刀右京(チーム・バレルロール)
構成補:會川昇
音楽:崎本仁
放送時期:2015年夏
放送局:TOKYO MX ほか
公式サイト:http://chaosdragon.red/
■ボードゲーム『ケイオスドラゴン 覇王春秋』
『レッドドラゴン』と同じように、本格的なボードゲームを新規に制作し、スタープレイヤーが、それぞれの国を持って、7ヵ国の終わりなき戦いが描かれます。ボードゲームの製作を行うのは、原作『レッドドラゴン』のゲームデザインも手掛けた三輪清宗さんが担当。
参加するスタープレイヤーは、『ダンガンロンパ』シリーズの企画、シナリオを務める小高和剛さん、『レンタルマギカ』などの三田誠さん、『シャーマンキング』などの武井宏之さん、『デュラララ!!』シリーズや原作『レッドドラゴン』にも参加している成田良悟さん、『ギルティクラウン』や『君と彼女と彼女の恋。』などのニトロプラスから、鋼屋ジンさんと下倉バイオさん、『ローゼンメイデン』などのPEACH-PITさん、『タクティクスオウガ』のゲームデザイン、シナリオを担当した松野泰己さん。また、スターイラストレーターとして、『ガンダム Gのレコンギスタ』などに関わった剛田チーズさん、『戯言』シリーズや『刀語』の竹さんなど、こちらも豪華メンバーが参加します。
<ケイオスドラゴン 覇王春秋 概要>
スタープレイヤー:小高和剛、三田誠、武井宏之、成田良悟、鋼屋ジン+下倉バイオ(ニトロプラス)、PEACH-PIT、松野泰己
スターイラストレーター:剛田チーズ、しまどりる、sime、竹、武井宏之、中央東口(ニトロプラス)、猫缶まっしぐら(ニトロプラス)、PEACH-PIT、minoa(ニトロプラス)
ボードゲーム製作:三輪清宗(チーム・バレルロール)
アートディレクション:しまどりる+Veia
公式サイト: http://sai-zen-sen.jp/special/chaosdragon/
■スマホゲーム『ケイオスドラゴン 混沌戦争』
ゲームはTVアニメの10年後の世界が描かれ、主人公は記憶を失っている。その主人公の冒険の中で、様々な仲間と出会ったり、アイテムや物の中に隠されている秘密を通じて、『ケイオスドラゴン』の世界観や歴史をひも解いてゲームになっている。ゲームシステムに関しては、スラッシュアクションの機能を活用した戦略性の高いバトルが実現。また、オンラインを利用して、ボードゲームと連動するような形で、通常のゲームプレイヤーとは別に、国を束ねているスタープレイヤーと共に、国の存亡を賭けた戦いをゲーム中で実現予定とのこと。
シナリオは、『幼女戦記』のカルロ・ゼンさん、『ブレイク君コア』の小泉陽一朗さん、TRPG『ダブルクロス』などのデザイナー矢野俊策さんの他にも、アニメ、ボードゲームにも関わっている方々も参加します。
<ケイオスドラゴン 混沌戦争 概要>
正式サービス開始:Android/iOS 2015年夏
対象機種:未定
価格:基本無料(アイテム課金)
メーカー:セガ
シナリオ執筆:カルロ・ゼン、小泉陽一朗、小太刀右京(チーム・バレルロール)、三田誠、成田良悟、鋼屋ジン(ニトロプラス)、矢野俊策 and more.
イラスト:剛田チーズ、しまどりる、sime、竹、武井宏之、中央東口(ニトロプラス)、猫缶まっしぐら(ニトロプラス)、PEACH-PIT、minoa(ニトロプラス) and more.
音楽:崎元仁
公式サイト: http://chaosdragon.sega-net.com
3つのプロジェクトのプレゼンが終了すると、最後に意気込みが語られました。
星海社 太田さん
今回、僕たちがやりたいことというのは、ゲームのセガさん、アニメーションの東宝さん、文芸で我々、星海社が集まって、「才能が集まる大きなスタジアムを作ろう!」という意気込みで始めています。そのスタジアムの中に今までご紹介したような、才能溢れる方々が、プレイヤーとして集っていただいて、すごくいい試合を見せますので、みなさん観客として、一緒に『ケイオスドラゴン』というプロジェクトを盛り上げてほしいと思います。
東宝 古澤さん
東宝がアニメーションに参入して、3年くらいになるんですけど、その間この企画をずっと足掛け3年、念願叶ってようやく今日発表することができました。太田さんと仕事をしたいという一念で、ここまで準備してきて、その途中で秋山さん率いるセガネットワークスさんが入られ、アニメーションとボードゲームとスマートフォンゲームが同時に展開するという意欲的な企画になっておりますので、ご期待していただければと思います。
セガネットワークス 秋山さん
これほど才能の溢れる方々と、とがったことをやるので、非常におもしろいことができるかなという風に思っています。おもしろくないわけがないと思っています。それで、私たちが担当するゲームはちゃんと丁寧に作って、お客さんの期待にこたえられるようなものを作り上げていきたいと思います。
『ケイオスドラゴン』プロジェクトは、それぞれ2015年夏に展開されます。
>>ケイオスドラゴン公式ポータル
>>TVアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』公式サイト
>>ボードゲーム「『イオスドラゴン 覇王春秋』 公式サイト
>>スマホゲーム『ケイオスドラゴン 混沌戦争』公式サイト
>>『レッドドラゴン』公式HP
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