スペシャルゲスト“くまモン”に、宮野さんが冷静なツッコミを……。『劇場版 弱虫ペダル』完成披露試写会のトークショーレポート!
渡辺航先生が『週刊少年チャンピオン』で連載中のコミックス累計発行部数1400万部を超える人気漫画『弱虫ペダル』。8月22日(土)には、同作の新作劇場版アニメとなる『劇場版 弱虫ペダル』の完成披露試写会が開催された。
本イベントは東京のTOHOシネマズ 六本木ヒルズを会場に、劇場版の上映に加えてメインキャストによるトークショーを実施。小野田坂道役の山下大輝さん、巻島裕介役の森久保祥太郎さんを始めとする総北、箱学、熊本第一のクライマーチームが集結し、本編視聴後の興奮冷めやらぬ観客たちへ熱いメッセージを贈った。
<<出演者(敬称略)>>
小野田坂道役:山下大輝
巻島裕介役:森久保祥太郎
真波山岳役:代永翼
東堂尽八役:柿原徹也
吉本進役:宮野真守
<<スペシャルゲスト>>
くまモン
■後輩の成長に先輩たちも喜び
トークショーのスタート共に、ステージに勢揃いした出演者たち。それぞれに挨拶を行い、宮野さんは自身の演じる熊本のキャラクターにちなんだ「もっこす!もっこす!(もっこす=熊本の頑固男)」という一発ギャグで会場を沸かす。
トークは『弱虫ペダル』が映画作品で初主演となった山下さんからの感想から始まり「テレビアニメ版で約2年近く小野田くんを担当させてもらいましたが、最初の頃は劇場版になるとは予想もしていませんでした! こうして劇場版に出演できたことは『弱虫ペダル』のいちファンとして、すっごく嬉しかったです!」と溢れんばかりの気持ちをアピール。
これに対し、新人時代から見守ってきた山下さんの成長ぶりを嬉しそうにコメントするのは森久保さん、柿原さん、代永さんの先輩たち。森久保さんからは「この子、以前より成長しちゃって、劇場版の収録で“いい芝居”をしようとするんですよ! それはもう、坂道くんを追い越しちゃうくらいの熱で(笑)」という心温るエピソードも飛び出し、山下さんの劇場版に込めた想いが伝わってくる。
一方で、劇場版で『弱虫ペダル』の世界に初参加となる宮野さんは「原作は思わず泣いてしまうくらいに熱い展開の連続で、気づけば僕自身が大ファンになっていました。 そんな作品に出演することは正直緊張しましたが、収録現場に行くと「ほ、本物の坂道くんが居る!」みたいに大興奮でしたし、作品が完成した時には「僕もチームの一員になれた」と思い、すごく感激でした!」と喜びの気持ちをコメント。その言葉通り、開口一番で飛び出した「もっこす!」の一発ギャグを出演者たちと隙あらばコメントに入れてはしゃぐなど、“『弱虫ペダル』チームの一員”として馴染んでいる姿を垣間見せてくれた。
■全力疾走で登場したスペシャルゲストは……
そんな話題で盛り上がったトークショーの後半には、本作の舞台となった熊本を代表したスペシャルゲスト“くまモン”が登場!
『弱虫ペダル』らしく自転車のペダルを全力で回し、出演者たちも驚きのスピードで会場入りを果たした“くまモン”。「大ヒットまちがいなかモン」というメッセージで劇場版のヒットを祈願したほか、出演者とお揃いのポーズを決めるといったお馴染みのアクティブな動きで観客たちも大盛り上がり。
なお、今回は特別に“総北高校ジャージ”姿だった“くまモン”。ただ、これには熊本第一代表である宮野さんが「くまモンなのに、総北なんだね……」と残念そうにツッコミをいれ、会場は爆笑に包まれた。
かくして、約30分のトークショーはあっという間にエンディングとなり、それぞれが一言ずつ観客へメッセージ。最後は山下さんからの「劇場版は「喉が潰れてもいい」と思うくらい全力でのぞんだ作品で、大好きな巻島さんがもっともっと大好きになる作品になりました! まだ『弱虫ペダル』のレースは終わっていないので、僕自身ももっともっと走っていけるよう、可能性を見つけて走り続けたいと思っています。今日は本当に、ありがとうございました!」という熱いコメントでイベントは締めくくられた。
本日出演したキャスト陣、そしてくまモンも大ヒットを祈願した『劇場版 弱虫ペダル』は8月28日(金)ロードショー! 青春をサイクルレースに懸ける男子たちの活躍を、大迫力のスクリーンでご覧あれ!
<<作品情報>>
魂を繋げ――。
先輩から後輩へ、新世代への継承の物語。
『週刊少年チャンピオン』(秋田書店発行)で連載中、コミックス累計発行部数1300万部超の人気を誇る、渡辺航による漫画が原作の自転車<サイクル>ロードレースアニメーション『弱虫ペダル』。2013年10月より第1期シリーズが、2014年10月より第2期シリーズがTV放送され、自転車<サイクル>ロードレースにすべてを懸ける高校生たちが繰り広げる、身震いするほどの熱いドラマとロードレースならではの迫力とスピードに満ちた戦いが多くのファンを獲得し、話題を呼んでいる。 本作は、『弱虫ペダル』の初となるオリジナル長篇であり、シナリオは、原作者・渡辺航が本作のために書き下ろした新作ストーリー。テレビシリーズの鍋島修監督が総監督として、新進気鋭の長沼範裕が監督として本作を手掛ける。夏のインターハイで激突した選手たちが、火の国と称される熊本を舞台に、夏をさらに熱くする新たなレース、そしてドラマを繰り広げる。 スクリーンで展開する、より一層のスケール感にあふれた映像、ドラマ、戦いを、見逃すな。
【キャスト】
<総北高校> 小野田坂道:山下大輝/今泉俊輔:鳥海浩輔/鳴子章吉:福島 潤/金城真護:安元洋貴/巻島裕介:森久保祥太郎/田所迅:伊藤健太郎
<箱根学園> 真波山岳:代永 翼/福富寿一:前野智昭/荒北靖友:吉野裕行/東堂尽八:柿原徹也/新開隼人:日野 聡/泉田塔一郎:阿部敦
<熊本台一高校> 吉本進:宮野真守/田浦良昭:田尻浩章
<広島呉南> 待宮栄吉:関 智一
<京都伏見> 石垣光太郎:野島裕史/御堂筋 翔:遊佐浩二
【スタッフ】
■原作・ストーリー原案:渡辺航 (週刊少年チャンピオン連載『弱虫ペダル』原作者)
■総監督:鍋島修 (『とっとこハム太郎』・『D.Gray-man』・『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』全て監督)
■監督:長沼範裕(『君に届け』副監督、『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』演出 、『鬼灯の冷徹』副監督)
■脚本:吉田玲子 (映画『猫の恩返し』、映画『デジモン』シリーズ、『けいおん!』シリーズ、『バクマン。』)
■音楽:沢田完 (ドラマ『14才の母』、ドラマ『ムコ殿』、テレビアニメ『ドラえもん』、映画『ドラえもん』シリーズ)
■主題歌:LASTGASP「Link」(TOHO animation RECORDS)
■アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
■配給:東宝映像事業部
■上映時間:90分
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