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豪華キャストが明らかになった『B-project』発表会詳細レポ

豊永利行さん、花江夏樹さん、柿原徹也さんら演じるキャラを西川貴教さんがプロデュース!? 『B-project』制作発表会詳細レポート

 2015年9月4日(金)、六本木・ニコファーレにて、株式会社MAGES.が展開する超BIGアイドルプロジェクト『B-project』の制作発表会が行われました。今回の発表会に登壇したのは、豊永利行さん、花江夏樹さん、加藤和樹さん、上村裕翔さん、柿原徹也さん、大河元気さん、増田俊樹さんの7名。制作陣やキャスト陣、楽曲リリース情報と遂に全貌が明らかになった『B-project』制作発表会の模様を本稿ではお届けしていきます!

 事前にキャラクターデザイン、サンプルボイス、ユニット名、キャラクターデザイン(『少年王女』や『魔界王子 devils and realist』のコミックを連載している雪広うたこ氏が担当)しか明かされておらず、謎のベールに包まれていた『B-project』ですが、この度の発表会では豪華制作陣やキャストが明らかになりました。総合プロデュースはT.M.Revolutionでおなじみの歌手・西川貴教氏、企画・原作に『STEINS;GATE』や『CHAOS;CHILD』を手掛けた株式会社MAGES.の志倉千代丸氏と、そうそうたるメンバーを迎えての大規模なプロジェクトとなりました。また、制作発表会で登壇したキャストの他に、小野大輔さん、岸尾だいすけさん、森久保祥太郎さんの参加も決定しており、計10名のキャストが3つのユニットに分かれて、11月25日(水)に各種楽曲が同時リリースされます。


■ 遂にベールに包まれた『B-project』の全貌が明らかに!

 平日にも関わらず多くの方で埋め尽くされた六本木・ニコファーレ。制作発表会開始と同時に、各キャラクターとキャストが初解禁となる本作のPVが披露され、観客の歓声によって場内は最初から大盛り上がりでスタートしました。早速、MCのアメリカザリガニ・柳原哲也さんによって『B-project』の概要が説明されていきます。

 まず『B-project』という名前について“B”には“BOYS”“BIG”“BEAT”“BREAK”“BRILLIANT”“BROTHERS”などのさまざまな意味合いがあるとのこと。次に事前公開されていた3つのユニット、『THRIVE(スライブ)』、『MooNs(ムーンズ)』、『キタコレ』について明らかに。業界のルールに従うべきと考えている『MooNs』、『キタコレ』の所属事務所と、業界に一波乱起こそうと野心を抱いている『THRIVE』の所属事務所は、社長同士が兄弟関係にあり、互いに対抗していることが判明。そこで業界大手レコード会社ガンダーラミュージックに就職した主人公は、デビューを控えたアイドル達を受け持つところから物語はスタートしていきます。


■ 10人の個性的なキャラクターをキャスト直々に紹介!

 一通り司会が概要を説明したところで、アイドルを演じるキャスト7名がステージに登壇! 自らが演じるキャラクターについて語っていただきました!

★金城 剛士(かねしろ ごうし)
ユニット:THRIVE
声優:豊永利行さん
カラー:グレー
キャッチコピー:超絶自信家ロンリーウルフ

 豊永さん曰く、剛士は「俺はアイドルじゃなくてアーティストとしてやっていくんだ!」と、歌なら誰にも負けない! と絶対の自信があるプロ志向が人一倍強いキャラクターのようです。実際のところ歌唱力も優れており、他のキャストから「まるでとし君みたい」と言われ「まるで僕みたいな!(笑) うってつけですよね(笑)」と、冗談交じりに自身と共通点が多いことを語りました。自らの歌でユニットを先導しメンバーを引っ張っていく存在の模様です。


★阿修 悠太(あしゅう ゆうた)
ユニット:THRIVE
声優:花江夏樹さん
カラー:ピンク
キャッチコピー:無自覚エンジェル肉食ひつじ

 「すごい可愛いでしょ!?」と悠太の愛らしさを会場に呼びかける花江さん。しかしそんな可愛らしい外見とは裏腹に、女性を無自覚に口説いて落としてしまうという天然たらしな一面があることを明かしました。また極度の方向音痴で、目的地とは全く逆の方向に行ってしまうような可愛らしい部分も見られるそうです。そんな彼ですが、他のTHRIVEのメンバーが喧嘩をした際はビシっと仲裁に入ったりと、可愛いだけではなく男らしい一面もあるそうです。


★愛染 健十(あいぞめ けんと)
ユニット:THRIVE
声優:加藤和樹さん
カラー:水色
キャッチコピー:孤高のナルシーたらしフォックス

 強烈なキャッチコピーを持つ健十を、加藤さんは「自分に自信を持っている男です。あとミリ単位で常に前髪を気にかけていて、自分の世界が前髪を救うと考えています(笑)」と紹介し、豊永さんに「それを剛士に気持ち悪いって言われて、いつも喧嘩になっちゃうんだよね」と、楽しげに語るキャストたちとは裏腹に、同ユニット内で2人が犬猿の仲であることが分かりました。ちなみに健十も女性に対して手が早く、相手が本気になった瞬間に冷めてしまい、過程の駆け引きを楽しむヒールな人物の模様。

▲THRIVE

▲THRIVE

★増長 和南(ますなが かずな)
ユニット:MooNs
声優:上村祐翔さん
カラー:青
キャッチコピー:完璧主義者のエリートドック

 上村さん演じる和南は、歌もダンスも完璧なキャラクター。常に完璧を目指しているものの、それが裏目に出て劣等感を抱くこともしばしば。司会に「自らと比較してはどうでしょう」と尋ねられたところ「どちらかと言うと自信家ではないため、完璧を目指すといった点では共感しながら演じられたと思います」と上村さんは語りました。


★音済 百太郎(おんざい ももたろう)
ユニット:MooNs
声優:柿原徹也さん
カラー:赤
キャッチコピー:難攻不落の冷徹ハリネズミ

 「凄い名前ですね!?」と司会にツッコまれたのは柿原さんが演じる百太郎。その名前からキャスト全員に「百太郎! 百太郎!」と何度も復唱され「名前だけイジるのやめてもらえる!?(笑)」と会場の笑いを誘う場面が見られました。気になるキャラクターの中身は、無口なクールボーイ。柿原さんとは全く異なる性格ですが、役には逆に入りやすく楽しく演じられたとのことです。普段の柿原さんでは見られない一面が、百太郎を通して見られるかもしれません。


★野目 龍広(のめ たつひろ)
ユニット:MooNs
声優:大河元気さん
カラー:紫
キャッチコピー:超純真、暴れん坊ベア

 インパクトのあるキャッチコピーの龍広ですが、大河さん曰く「女性にすごく弱く、どう接していいのか分からない純情ボーイですね。ツンデレというわけではないですが、接し方が分からないため女の子を突き放してしまいます」と語ります。また、キャラクターとの共通点にツッコミポジションであることを挙げ「作中とは違い僕の場合、自分のチームだけでなく別チームにもツッコミを入れなくてはならないので(笑)」と、暴走気味の他キャストに振り回される場面も。作中では森久保さん演じる王茶利とのやりとりに注目とのことで、2人のボケとツッコミのやり取りには期待できそうです。


★釈村 帝人(せきむら みかど)
ユニット:MooNs
声優:増田俊樹さん
カラー:黄色
キャッチコピー:頬袋に二次元を詰め込んだ変態紳士リス

 帝人の紹介に入った途端、突如立ち上がり「トゥンク!」と叫んだ増田さん。メンバー全員から総ツッコミを受けながらも、トゥンクはアニメや漫画にある、心がときめいた時の擬音“トクン”の最上級と解説しました。ちなみにキャラクターについては開口一番に「変態ですね!」と暴露。二面性のあるキャラクターで、アイドル活動中はアナウンサーさながらの知的さを持ち合わせているものの、裏の顔は二次元大好きのド変態。「家に帰ってアニメ見ながらトゥンク! トゥンク! そんな飛び道具のようなキャラクターです」と興奮気味に熱く語ります。今後、表と裏をどのように切り替えていくのか、非常に気になるキャラクターです。

★王茶利 暉(おさり ひかる)
ユニット:MooNs
声優:森久保祥太郎さん
カラー:緑
キャッチコピー:テンション常に全開! お調子者珍パンジー

 今回のイベントには登場してないものの、森久保さん演じるMooNsのキャラクターについて、同じチームの上村さんは「チームの中でもお調子者でムードメーカー的な役割を持っていますね」と、増長から見た印象を話します。また「森久保さんが喜々として演じそうな役です」と柿原さんも述べ、キャッチコピーと併せてどういった役柄なのか期待が高まります。

▲MooNs

▲MooNs

★北門 倫毘沙(きたかど ともひさ)
ユニット:キタコレ
声優:小野大輔さん
カラー:白(orゴールド)
キャッチコピー:リアル白馬のライオン王子(ルビ:キング)

★是国 竜持(これくに りゅうじ)
ユニット:キタコレ
声優:岸尾だいすけさん
カラー:黒
キャッチコピー:完全計算高嶺のキャッツ

 2人の苗字から一文字ずつ取って名付けられたユニット・キタコレ。まだ詳しい情報は明かされていない模様で、今後の続報待ちとのことです。

▲キタコレ

▲キタコレ

■ アニメ化の可能性アリ!? 今後の『B-project』の展開や如何に

 一通りメンバー紹介を終え「アニメ化とかあるんですか?」と司会に聞かれると、キャスト一同「どうでしょうかねぇ~」と首を傾げる様子。すると豊永さんが「でもPVの冒頭では動いていましたよね」と少し意味深な発言をしながらも、機会があるなら是非やりたいと、キャスト陣はやる気満々の模様です。

 3種同時発売となるキャラクターソングの視聴も会場では行われました。メンバー曰くTHRIVEのキャラクターソングは、アーティスト思考の強い大人びた楽曲が多く、歌詞に合ったパートを各キャラクターごとに振り分けていることが特徴とのこと。そんなTHRIVEとは異なる爽やか5人組のMooNsは元気な楽曲が特徴的で、メンバーの個性を色濃く引き出しながらも綺麗にまとまっている印象でした。

 そしてキタコレのキャラクターソング「恋セヨ乙女」、なんと西川貴教さんが作詞を担当しており、カッコよさの中にも可愛さがある魅力的なポップチューンとなっています。そして各キャラクターソングにはオリジナルミニドラマも収録されており、非常にボリューム感のあるCDになりそうです。ちなみにPVで使用されている「永久パラダイス」は10人全員の合唱曲となっており、現在アニメロミックスやiTunesにて先行配信されているので、各種CD発売前にチェックしてみてはいかがでしょうか。

 また、ニコニコ生放送においてラジオ「ガンダーラBB」の放送も決定し、パーソナリティは旧知の仲でもある豊永さんと加藤さんが務めます。発表の際に2人は、他のキャストもゲストに招いて放送していきたいと意気込みを語り、いよいよ『B-project』の本格始動が目に見えてきました。

 多くの情報が明らかになった『B-project』制作発表会ですが、最後に今回登壇したキャスト陣から一言ずつ挨拶を頂きました。

□豊永さん
こうしてキャストが発表され「金城剛士役をやっています豊永利行です」と、挨拶できることを嬉しく思います。加藤君ともニコ生ラジオを担当させていただきますので、こちらも併せて応援して頂ければと思います。

□花江さん
ここまで力を入れた一つの作品を10人で協力する機会は滅多にないと思います。これから長いお付き合いになると思いますが、応援の程をよろしくお願いします。

□加藤さん
30歳を超えてアイドルをすることになるとは思いませんでしたが(笑)、その分本気でレコーディングや収録に取り組んでいるので、ぜひ楽しんで頂ければと思います。これからカッコいい楽曲たちが次々とリリースしていきますので、よろしくお願いします。

□上村さん
まだ21歳の若造ですが(笑)、先輩方の胸を借りる気持ちでやっていきます。色々と展開のある作品になっており僕自身楽しみですので、一生懸命みんなと楽しんで演じていけたらなと思います。

□柿原さん
今回のイベント、夜のテンションではっちゃけてしまいましたが、そんな気持ちとは裏腹に本作は愛情を込めて育てていきたいプロジェクトだと思います。こんなに年齢層の広いメンバーとのプロジェクトを一緒に楽しんでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。

□大河さん
今日の発表だけでは、本作がどんなプロジェクトなのか分からないと思うので、今後の続報などをチェックしていただければ、世界が広がっていくのではないかと思います。本日はありがとうございました。

□増田さん
25歳になっても、まだまだアイドルを演じている増田俊樹です。今後、このコンテンツは色々な展開が待ち構えていますし、僕らとしても長く長く関わっていきたいと思います。これから応援してほしい気持ちや、今日のイベントの感謝の気持ちも込めて一言で言い表したいと思います。トゥンク! ありがとうございました(笑)


 キャストを始め多くの情報が明らかになった今回の『B-project』制作発表会はこれにて幕締めとなります。各種CDの発売やニコ生ラジオの他にも様々な展開が待ち構えているとのことで、今後も一大プロジェクトとなる『B-project』から目が離せません。

 続々と新情報が明らかになった『B-project』制作発表会直後の、豊永利行さんと加藤和樹さんにインタビュー! 本作の話を聞いたときの第一印象や、2人がパーソナリティを務める本作のラジオの雰囲気などを語っていただきました!

――今日の番組を終えた手応えはいかがでしょう?

豊永利行さん(以下、豊永):先にサンプルボイスとキャラクターだけ公開されて、後にキャストが発表になる……といった、新しい発表のされ方なのかなぁと思いました。キャラクターへのプレッシャーなどもありましたが、皆さん温かく迎え入れてくださったので、とても楽しくやらせていただきました。今回の放送のように和気藹々な雰囲気や、楽しい感じがそのまま『B-project』の作品に投影できたらなと思います。

加藤和樹さん(以下、加藤):事前にキャラクターやサンプルボイスのみが公開され、詳細が発表となる今回の番組に出演するのにウズウズしていましたね。そして今日、いよいよ発表となり、来場してくださったお客様やニコ生で視聴してくださった方々のコメントや反応を「いいぞいいぞ!」と思いながら見ていました。

 そして各楽曲のリリース日も決まり配信も随時していくことで、いよいよここから始動だなという実感があります。楽しみにしてくださっているお客様のために、より期待できるものをここから打ち出していきたいなと改めて思いました。


――詳細が明らかになった『B-project』は、西川貴教さん志倉千代丸さんと著名な方がプロデュースされていますが、最初にお話を聞いたときの印象をお聞かせ下さい。

豊永:実は僕ら自身、一年以上前からこの企画のお話は頂いていて、レコーディングやドラマCDの収録などかなり前から収録していたんですね。なので、僕らとしても世に公表された時には「やっときたか!」という気持ちでした。一番最初にお話を頂いてから発表までの長さから察するに、とても温めていたんだなという印象をすごく受けたので。

 最初にお話を頂いた時に大きなコンテンツに展開されそうな企画だったので、僕の中のモチベーションがかなり高くなりましたね。それと、ちょっとしたミーハー心みたいなものもあり「あの西川さんが!?」みたいな感じでした(笑)。この企画中に本人に挨拶出来る日を楽しみにしています(笑)

加藤:最初の印象は凄いプロジェクトだなと思いました。声優としても参加するのですが、楽曲や歌詞を西川さんが制作するということで、アーティストとしてもウズウズする部分もあり、どんな楽曲を歌えるんだろうとかを考えていましたね。アーティストとしての部分と、役者としての部分、両方出せる場所が『B-project』だと思いました。そして長い年月をかけていた企画なので、今日この時をお客さんよりもきっと僕らの方が待ちわびていましたし、それだけ大きなプロジェクトなんだと今実感が沸いています。


――2人がパーソナリティを務めるラジオ番組が放送されるとのことですが、どんな番組にしていきたいですか?

豊永:アニメや声優さんが好きで見ていらっしゃる方以外の、皆さんにも楽しんで頂けるような、何かプラスになるようなラジオにしていきたいです。僕と和樹君の2人でお届けするラジオということなので、バラエティ色豊かな感じになるのではないのかなと思っています。また、お互いに気心が知れている仲ですので、初回から和気藹々としたラジオにしつつも、作品に関する情報もキチンと発信できるラジオになったらいいなと思います。あと、生放送なので2人とも言ってはいけないことを言わないように、気を付けながらも放送していきたいです(笑)。

加藤:遂に動き出した『B-project』のラジオが早速始まるということで、僕ら自身もまだまだどうなっていくのか未知数なところがありますね。本作の情報や、ここでしか聞けない話、実はこうだった……などの裏側も含めて、お客さんお届けできたらなと思いますし、僕達2人だけではなくプロジェクトに携わっている他のキャストの皆さんも巻き込んで、もっともっと広く本作が一大ムーブメントになるようにラジオから発信していきたいです。


――本作にはドラマチックな展開やバックボーンが用意されているとのことですが、2人の中で今までドラマチックだった体験はありますか?

豊永:加藤和樹君とラジオをやるっていう事が少し運命的だったと思います。同い年の上に10年くらい前からの付き合いだったので。そしてお互い役者業なんかをやりつつも、こうして同じ作品の同じユニットの中で共演し、ラジオでも一緒にトークが出来ることが運命的であり、ドラマチックな体験かなと思います。昔の同級生と道端でばったり会っちゃった偶然……みたいな(笑)。

加藤:僕としては音楽活動もやっていまして、目標がないままで上京してきて一回挫折を味わい、そこで音楽に出会いました。その音楽活動も最初は右も左も分からない中で始めたことでしたが、ありがたいことに今でも音楽活動を続けられて来年で10周年を迎えます。その10周年は自分の中で日々の積み重ねだなって思いますし、色々なドラマが詰まった10年だったので非常にドラマチックだなと思いました。あと、言おうとしたことが豊永君と全く同じだったので、それは本当にドラマチックだなと思います(笑)。

豊永:そこがむしろ運命的かもしれない(笑)。


――ありがとうございました。

>>『B-project』公式サイト
>>『B-project』公式Twitter

(C) B-Project
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