ずるがしこいけど恋には奥手？武内駿輔さんが『イケメン戦国～時をかける恋～』で演じる明智光秀の魅力を語る！

　イケメン武将たちとの甘い恋が楽しめる恋愛ゲーム『イケメン戦国～時をかける恋～』（以下、イケメン戦国）のドラマCD（キャラクターソング＆ミニドラマ）が2016年6月8日（予定）にリリース決定！　第1弾のキャラクターソング『Love Letters』を歌うのは、豊臣秀吉役の鳥海浩輔さんです。そして、ミニドラマ「春の陣presented by信長～御館様の右腕は誰だ～秀吉V.S.光秀」には、鳥海浩輔さん（豊臣秀吉役）、杉田智和さん（織田信長役）、武内駿輔さん（明智光秀役）が出演。

　本稿では6月8日の発売に先駆けて、明智光秀役の武内駿輔さんにインタビュー！　キャラクターの魅力やミニドラマ収録の感想など、たくさん語っていただきまし

　

■ ここに注目！　明智光秀というキャラクターの魅力

――まずは、武内さんが演じている明智光秀というキャラクターについて教えてください。

明智光秀役・武内駿輔さん（以下、武内）：彼は本当に頭の切れる人で、コミュニケーション能力が高いんです。
周りからは「あの人、何を考えているか、よくわからないな」と見られがちなんですけど、本当は織田信長（CV：杉田智和さん）に対しても、忠誠心が高いですし、人情に厚い人だと、僕は思っています。


――その忠誠心を表立って見せないようにしている人物なのでしょうか？

武内：そうですね。あまり自分を見せないという部分も、意識的にあるかと思います。人との距離をどこかで線引きして、接しているところはあります。


――武内さんご自身が感じる明智光秀の魅力は何だと思いますか？

武内：光秀は策略家のように見えるんですけど、ヒロイン（ゲームプレイヤー）や信長など、心を許した人には、純粋な気持ちを言葉でも示してくれる。あんな感じのキャラクターなのに、ヒロインには「愛してる」とか直接的に言ったりします（笑）。今回、ドラマCDを収録してみて改めて感じたんですが、ちょっとSっ気があるタイプなのですが、ヒロインをしっかりと見守っていて、すごく愛情深い人だなという印象を強く受けました。そういったところが彼の魅力なんじゃないかと思います。


――武内さんご自身は、明智光秀との相違点はありますか？

武内：単純に頭の良さが全然違うなとは思いますね（笑）。世渡り上手というんですかね。世渡り上手っていうほど、世の中をうまく渡っているようなイメージはないんですけど……（笑）。光秀は自分自身というものをきちんと保って、あまり人に影響を受けず、それでいて、人を動かせるタイプ。僕は人に流されるようなタイプなので、そういうところがけっこう違うなと思いましたね。


――キャラクターの「ここに注目してほしい！」という部分を教えて下さい。

武内：まだゲーム攻略の対象になっていなくて、光秀とヒロインのやりとりがわからないところがあるんですけれど、朝の目覚ましボイスでは、けっこうかわいいところがあるんですよ。魅力的な甘い言葉ですとか、キュンとするようなこともしてくれたりするので、そのギャップですね。彼の中での、そういうところを楽しんでいただけたら嬉しいです。


■ 様々なことを吸収、挑戦！　多くのことを学んだ収録現場

――今回のドラマCDを収録した感想を聞かせてください。

武内：『イケメン戦国』はもとがアプリのゲームなので、どうしても単発のセリフが多くなってしまって、日常みたいなものは、僕たち役者の想像でしか補えていなかったんです。でも、今回のドラマCDでは、彼らの日常が明確になって、「光秀は僕が思っていた以上に、信長と親しいしゃべり方をしているんだ」とか、「豊臣秀吉（CV：鳥海浩輔さん）と、いい意味で心が打ち解け合っていなかったり、打ち解け合っていたりするんだな」と、新しい発見みたいなものがたくさん見つかったんです。今後、作品に参加させていただく上で、自分の中にいい心構えみたいなものが作れたんじゃないかなと思います。


――収録時に、光秀を演じていて楽しかったシーンはありますか？

武内：光秀の得意とする「人をからかう」ということを、僕は普段あまりしないので、人をからかって、その反応を見て楽しむということが演じていて、すごく楽しかったですね。性格が悪く聞こえるかもしれませんが……（笑）。光秀の持つ、ずる賢さといった表現が自分にないものだったので、難しいところではあったんですけど、楽しく演じさせていただきました。


――そういった部分について、役作りはどのようにされたのでしょうか。具体的に参考にされた人物などはいますか？

武内：単純なところで、好きな子をいじめちゃう男の子みたいな……（笑）。そういった無邪気さを意識して演じました。


――武内さんご自身は、好きな子をいじめちゃうタイプですか？

武内：僕はいじめることはできないですね。嫌われたくないって思います（笑）。好きな子に対して、自分では普通に接しているつもりなんですけど、思ったよりも、好きという気持ちが露骨に出てしまっているんじゃないかなと自分では思っています。


――ドラマCDの中で、特に力を入れたところはどこでしょうか？

武内：最後の章ですね。秀吉が人に一番触れられたくない、自分の中でモヤモヤしている恋心。彼は恋心と気付いているかはわからないんですが、ヒロインに対する気持ちをいじっていくところが楽しかったです。このドラマCDは、秀吉がメインになっている部分があるので、その彼の真意を引き出すという意味では、どうすれば彼が嫌々でも真意を言うのかというところを意識しました。


――ミニドラマの中で、光秀はみごとな駆け引きを見せますね。武内さんご本人は、駆け引きをするタイプですか？

武内：光秀はおみごとでしたね！　僕は駆け引きをしたいけど、できないタイプですね。たぶん単純に、考えがバレると思います（笑）。


――ミニドラマには、織田信長（CV：杉田智和さん）の名ゼリフ「貴様、天下人の女になる気はないか」を光秀が言うシーンがありましたね。やはり、信長（杉田さん）を意識されたのでしょうか？

武内：似てる、似てないは別として、信長（杉田さん）のマネが好きなので、友達の前ではけっこうやっています（笑）。演出の指示はなかったのですが、どうせならやりたいと思って……。ドラマCDには画がないので、エンタメ性みたいなものがあったら、聴いていて楽しいかなと思って、勝手にマネっこしてみました（笑）。


――ドラマCDを豊臣秀吉役の鳥海さんと一緒に収録されてみて、いかがでしたか？

武内：鳥海さんとふたりきりの収録というのは、初めてだったので、緊張しました！　鳥海さんはお優しい方なんですけど、やっぱり大先輩とふたりきりというのは、改めてしっかりしなければいけないなと思いました。かけ合いのシーンをガッツリやらせていただき、貴重な現場でした。収録時の鳥海さんのディレクションを受けた時の対応の仕方ですとか、スタッフの方々への接し方ですとか、現場の過ごし方から演技面まで、とても勉強になりました。

　
■ もっと知りたい！　武内駿輔さんのこと?

――ミニドラマには、「腕相撲、料理、じゃんけん」といった3つの勝負が出てきます。実際に、武内さんご自身がこの3つの中で得意なものは何ですか。

武内：僕は料理は得意ではないし、腕相撲もひ弱だからな……。じゃんけんに至っては、運ですからね……。でも、戦略じゃないですけど、ゲームとかで考えるのが好きなので、じゃんけんの駆け引きは、けっこう面白いかもしれません。じゃんけんって、単純なのに難しいじゃないですか！　何であんな3種類しかないのに……。この法則って「すごいなぁ！」と思って、そういうところには、けっこう魅力を感じるので、じゃんけんかもしれませんね（笑）。


――ドラマCDの特典収録にあるキャストコメントのアンケートで、「もし過去の時代へタイムスリップして行けるなら、どの時代に行きたいですか？」という質問がありました。その答えに、武内さんは白亜紀とおっしゃっていましたね。

武内：あの時代っていうのは、すごく夢が詰まっていて……。僕は小さい頃から、恐竜が好きだったんです。最近は知識が薄れてきちゃったんですけど、子供の頃は恐竜事典が愛読書なぐらい、好きでした。なので、恐竜というものに対して、けっこう夢を持っていましたね。やっぱり図鑑でしか知りえないもの、ものとして見ても、骨とか、骨があった形跡の石とか、その程度しか知れないじゃないですか。でも、そこからたどっていって、いわゆる恐竜の形があること自体、僕はすごいなと思うんです。

それも毎年、説が変わっていって、実はもっと体毛が生えていたとか、カラフルだったとか……。最近は「結局、どれなんだよ！」って思っています（笑）。僕の中では、ティラノサウルスとかも全然カラフルじゃなくて、もっとトカゲらしい感じなのに、最近、実は毛があった、足が遅いとかいろんな説が出てきたので、そこをはっきりさせたいなと思って、白亜紀に行きたいと答えました。


――たとえば、お好きな恐竜とかいますか？

武内：好きな恐竜だと、トリケラトプス（中生代白亜紀末の北アメリカに生息していた大型の植物食恐竜）かなぁ……。かわいいですよね！　トリケラトプスって、資料が少なくて、化石も世界に何個単位というぐらい、すごく少ないんですよ。そういう未知的なところも含めて、好きです。それから、口ばしがインコのようなかわいい感じなのに、体の上がゴツゴツっていう、そのアンバランス感も好きですね。あれだけ強そうな角（ツノ）を持っているのに、草食恐竜なので「モシャモシャと草を食べるんだろうな……」とか想像しちゃいます（笑）。

　

■これからの『イケメン戦国』に期待！

――今後、『イケメン戦国』でやってみたいことや、展開していることはありますか？
武内：このお仕事をいただいた当時（2015年）は、乙女コンテンツへの初めての参加作品だったので、思い入れはあります。アプリの内容はもちろんですけれども、ドラマCDのような、ゲームだけでは知ることのできない『イケメン戦国』の良さみたいなところをどんどん多くの方々に伝えていくお手伝いはしたいと思っています。

この作品はイベントもけっこうあって、僕は最初のニコニコ生放送のイベントに参加させていただきました。他のキャストの方を交えて、『イケメン戦国』の面白いところやドキドキするところなど、そういったものを演じている僕たちが直接伝えていくということは、僕たちにしかできないことだと思うので、お役に立てる機会があれば、ぜひ参加させていただきたいと思っております。


――キャラクターソングやアニメには、ご興味ありますか？

武内：キャラクターソング自体は、他の作品でお話をいただくことはあるんですけど、光秀が歌うとなると、どういうものになるのかわかりませんね。まず、豊臣秀吉の歌う曲が『Love Letters』というタイトルで、思いっきり横文字っていうのが……（笑）。秀吉で横文字を使われたら、光秀は何ができるのかなとは思いますね。曲調とかも、どういう感じになるんだろうとか、全く想像がつかないです。


――最後に、本作の発売を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

武内：僕がいう言葉でもないんですけど、「ついに、お待たせいたしました！」というような感じです（笑）。みなさまの知らなかった、想像できなかった彼らの生活など、ようやくお届けできるものを今回の作品で出せるんじゃないかと思っております。

プラス、秀吉のキャラクターソングも入っていて、秀吉のヒロイン（プレイヤー）に対する思いや、どんなふうに考えているのかが、よりはっきりと伝わると思うので、そういった点にぜひ注目していただいて、視聴していただければと思います。光秀的には、秀吉のことをいい具合に転がそうとしているので（笑）、そういった彼のある意味、かわいげですよね。そんな光秀と秀吉の子供っぽいやりとりみたいなところにも、ぜひ注目していただけたらなと思います！

[取材＆文・宋莉淑]


■「イケメン戦国◆時をかける恋 キャラクターソング&ドラマCD 第一弾」概要
発売日：2016年6月8日（水）
発売元：株式会社フロンティアワークス／株式会社サイバード

＜アニメイト限定盤＞　2,700円(税込)
※山田シロ先生描き下ろしジャケットを使用した「マイクロファイバークロス」付き
＜通常盤＞　2,160円(税込)
※ステラワースでご購入頂くと、山田シロ先生描き下ろしジャケット柄「２L版ブロマイド」が付きます。詳細はステラワース様にお問合せください。

[収録予定内容]
一、キャラクターソング「Love Letters」歌：豊臣秀吉
二、キャラクターソング「Love Letters」(instrumental)
三、ミニドラマ「春の陣 presented by 信長～御館様の右腕は誰だ～秀吉V.S.光秀」
四、キャストコメント

[出演]
豊臣秀吉 (CV : 鳥海浩輔)
織田信長 (CV : 杉田智和)
明智光秀 (CV : 武内駿輔)


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