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アニメ
TVアニメ『リゼロ』小林裕介さんの命がけの演技に共演者・江口拓也さんも感化
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』(以下、リゼロ)の声優陣やテーマソング担当アーティストの特別インタビューを連続で掲載していく「Re:ゼロから始める取材生活」。アニメイトタイムズにて掲載中の本企画、第22回目にご登場いただくのは、ナツキ・スバル役の小林裕介さんとユリウス役の江口拓也さん!
最新の23話を振り返りつつ、スバルとユリウスの関係性の変化と感動的なドラマ、お互いのキャラの印象について、そして最終回直前の見どころも紹介していただきました。また前回登場のペテルギウス役の松岡禎丞さんからの質問に対する回答も!
――まず先日、放送された23話を振り返ってみての感想や印象的なシーンを教えてください。
ユリウス役 江口拓也さん(以下 江口):ある意味、衝撃的なラストというか(笑)。13話でのスバルとの決闘の後、しばらく出番がなくて、久しぶりに22話に登場してスバルや他のキャラと関係性が築けるのかなと思っていたらこうなって「マジかよ!」と。 ――13話でスバルを叩きのめした後、22話で魔女教討伐に向かうスバルの頼もしい助っ人として登場して、男同士いい関係だなと思った矢先に……。
ナツキ・スバル役 小林裕介さん(以下 小林):スバルがペテルギウスに乗り移られて。
江口:絶望しますよね。
小林:でもスバルもフラグ立ててましたからね。ユリウスにあやまろうとしたのに、「いや、後で言う」って。 一同: (爆笑)
江口:今、言ってよと(笑)。
小林:初期の頃から「お前、そんなフラグ立てんなよ!」と言っていたはずなのに、自分がフラグを立ててしまったという(笑)。ペテルギウスに乗り移られることは原作でも事前に読んでいたし、スタッフの皆さんからも言われていたので心構えをしていたけど、実際はキツいなと。松岡さん、大変だなというのをものすごく思い知らされました。
しかもその中でスバルとペテルギウスが混在しているセリフもあったので、もう1回演じろと言われたらできないかも。あれは勢いでやった部分もあったので。今までにない大変さがあった回でした。
江口:この作品に参加することがまだ決まっていない時から1話を観ていました。お話自体もそうですが、演出やカメラワークなどアニメーションの世界観を表現する方法がすごく魅力的で、おもしろい作品が始まったなと。しかも最初でスバルが死んじゃうじゃないですか? そんな絶望ってある? と思うほど、引き込まれました。そうしたらしばらくしてお声をかけていただいて、「マジか!?」と嬉しかったです。
小林:そうだったんですか?
江口:1話の直前特番にも出演されていましたよね?
宣伝担当:まさか特番まで観ていただいているなんて!
小林:え~!? 超恥ずかしい! 僕が猫カフェで「ニャンって言おう!」ってすごく迫っているやつですよね。マジか~。
江口:頑張っているなと(笑)。そういった流れもあり参加するのが楽しみでした。死に戻りを通して、1つひとつ問題をクリアしていって、やり直しができることによる救われる部分と救われない部分があって。やり直しができることは心の負担が大きくて、例え自分の人生がやり直せるとして戻りたいかと言われれば戻りたくないし。毎回、毎回、挑んではぶつかり、叩きのめされてを繰り返したらおかしくなると思うし、記憶がある状態でもう1回あそこに行くというのはツラいことだと思うので。
――死に戻りしても死ぬ時の恐怖はそのまま残って。
江口:スバルが抱える死への恐怖なんて考えるだけで胃がキリキリします(笑)。僕らは全体が見えているけど、スバルにとっては伝えたいことが伝わらないもどかしさがあって。それを見ていて共感してしまうから「早くスバルを解放してあげて!」と。そう思わせてくれる物語は魅力的ですよね。そこまで感情移入できるからこそ惹かれるし、スバルが成長していく物語はおもしろいと思います。
江口:最初に出てきた時はキャラとの掛け合いもなかったのでよくわからないヤツという印象でした。でもスバルと戦った時、法や自分の中の正義に忠実で、曲がったことが嫌いな誠実な男だなと。ただ22話あたりから「こいつ、天然なのかな?」と思わせる部分があって。22話で騎士として魔女教討伐に参加するのはまずいからと偽名を作ってしまうところとか、会議中にもユリウスと言われて、わざわざ「訂正させてもらおう」と言ったり(笑)。
天然なんだなとわかってからは、自分の中ではまじめに言ったりしているのがおもしろいんだとようやく遊びポイントを見つけました(笑)。それまでは崩す部分がなかったから、はっちゃけられるキャラがうらやましくてしょうがなくて。ただアプローチとしては激しくはっちゃけるのではなく、違う形でバラエティのポイントが作れたのは楽しかったです。 ――小林さんのユリウスへの印象は?
小林:スバル視点からすれば、1stコンタクトは最悪でした。
江口:完全に敵だったよね。 小林:18話でスバルは自分のことが嫌いだと言っていたことでもわかりますが、劣等感の塊で。ユリウスは容姿もカッコイイし、騎士で強くて、完璧に兼ね備えているから否応なしに牙をむいて。ラインハルトに対してもさわやか過ぎて苦手だと思ったし。 でもラインハルトはフレンドリーに接してきたからこそ、あまり敵対心を感じなかったけど、ユリウスに関しては返してくる言葉もいちいちかんに触るし、エミリアとも妙に仲いいし。江口さんが崩す部分がないとおっしゃっていた通り、堅物で話も通じない印象もあっただろうから一番嫌いなヤツという位置づけに自然となったんでしょうね。
――13話のスバルはメンタル的にも最低な状態でしたからね。
小林:エミリアと仲違いする最後の引き金になった理由でもあるし。すべてはスバルのせいなんですけど……。
小林:それをフェリスから聞かされても受け入れられない状況が続いて。でもスバル本人もわかっていたと思うんです。スバルはあんな状態でも聞いたことや見たことはちゃんと覚えていて。18~19話以降では、以前聞いた発言内容から推測して交渉を進めて。
そういうところが割と冷静だなと思うんですよね。フェリスに「ユリウスも報われないよね」と言われたことも覚えているから22話で「本当はわかってるんだよ」と不器用なりにあやまったわけで。スバルは本当に人間くさいなと思います。 ――魔女教討伐に向かう時にユリウスが現れた時はカッコよかったですね。
江口:それもスバルの行動に感化され、認めたところが強くて。ユリウスは本当に思っていないと言葉を発しないし、言葉や行動にウソがないから一番信用ができる人だと思うんです。駆け引きがない分、シンプルに伝えたい言葉や想いを表せる。だからスバルに対しても頭を下げたし、信頼の証も見せて、距離を縮められたのかなと。13話では完膚なきまでにボコボコにしたけど、お互いの気持ちがわかって、親友になる、みたいな。いわばファンタジー版青春物語になったかなと。 ――和解した後もスバルは「お前のことが嫌いだ」と言い、ユリウスも「友達になるつもりはない」と言いつつ、笑い合うのは確かに青春ものですね。
小林:ユリウスの強さや良さを認めたからこそ、心強さを人一倍、スバルは感じられたと思います。
小林:すごい仕打ちを受けたので、頭ではわかっていても、しこりはどこかに残るのは人間として当たり前で。言葉として想いを口に出して伝えないといつまでも本当の意味で解決しないというのをフェリスは察して、背中を押してくれたんでしょうね。でも不思議なのはいつの間にこんなにスバルに仲間が増えたんだろうって。白鯨戦が大きかったと思うけど、あのレムしか味方がいなかった状況からよく人間関係が築き直されているなと感動しますね。 ――スバルが討伐隊を前に奮い立たせる演説をするシーンは、ユリウスも目にして改めて成長を感じたでしょうね。
江口:そうでしょうね。騎士にとって仲間とは命を預ける存在で、1人でも絆が揺らぐと隊が全滅しかねないから、ユリウスが信用できる相手は腹を見せ合えなきゃいけない。スバルはアプローチの仕方が複雑だからぶつかっては構築して、の繰り返しで、シンプルな部分とわかりにくい部分が混ざり合っているからこそ、分析するのが難しくて。
ユリウスにとってスバルは最初よくわからない輩で、しかも騎士を侮辱してきて。見捨ててもいいと思ったら命を奪っていると思うけど、心のどこかでひっかかるものがあったんでしょうね。そしてその感覚も当たっていて、だからこそ手を貸そうと思えたんじゃないでしょうか。
江口:小林さんのエネルギーはすごいと思います。座組を引っ張っていくだけのエネルギーはひしひしと感じるので。魂の叫びとかすごいですよね。
小林:魂を削ってやってます(笑)。
江口:マイク前でどんどん寿命を削っているんじゃないかというくらいのアプローチ。
小林:それは否めません(笑)。
江口:小林さんに感化されて、僕らもまた頑張らなきゃと思うし。
小林:ありがとうございます。
江口:フェリスですね。治療されたい。
一同: (爆笑)
江口:やっぱり、かわいいんですよ。スバル、うらやましいなって。
小林:男だったとしても?
江口:それはズルいんですよ! 演じるのが堀江由衣さんだし。
小林:それですね。
江口:いろいろズルいけど、それでもいい! と思えるし、たまらんと(笑)。 ――ちなみに江口さんはご自身のキャラ以外で演じたいキャラはいますか?
江口:狂人になりたかったですね。
一同: (爆笑)
江口:乗り移られる何かになりたかったです。 宣伝担当:ペテルギウスではなく、狂人のほう?
江口:狂人です! あれだけ突き抜けてやれるのは楽しそうで。見てて血管切れないのかなと心配になりますけど(笑)、達成感は確実にあるだろうなと。
最新の23話を振り返りつつ、スバルとユリウスの関係性の変化と感動的なドラマ、お互いのキャラの印象について、そして最終回直前の見どころも紹介していただきました。また前回登場のペテルギウス役の松岡禎丞さんからの質問に対する回答も!
目次
- スバルがペテルギウスに乗り移られた、まさかの展開の23話
- 参加前から観てひきつけられた『リゼロ』
- 2人が感じたユリウスの印象
- スバルとユリウスがお互いを認め、受け入れた瞬間はまさに青春!
- スバルの成長と状況の変化は感慨深い
- 小林さんの命がけの演技に感化
- 江口さんのお気に入りキャラ、そして演じたいキャラとは?
- もし異世界に召喚されたらそのまま生きる? それとも現世に戻る?
- スバルとユリウスが激アツな展開を繰り広げる24話で感動を!
スバルがペテルギウスに乗り移られた、まさかの展開の23話
――まず先日、放送された23話を振り返ってみての感想や印象的なシーンを教えてください。
ユリウス役 江口拓也さん(以下 江口):ある意味、衝撃的なラストというか(笑)。13話でのスバルとの決闘の後、しばらく出番がなくて、久しぶりに22話に登場してスバルや他のキャラと関係性が築けるのかなと思っていたらこうなって「マジかよ!」と。 ――13話でスバルを叩きのめした後、22話で魔女教討伐に向かうスバルの頼もしい助っ人として登場して、男同士いい関係だなと思った矢先に……。
ナツキ・スバル役 小林裕介さん(以下 小林):スバルがペテルギウスに乗り移られて。
江口:絶望しますよね。
小林:でもスバルもフラグ立ててましたからね。ユリウスにあやまろうとしたのに、「いや、後で言う」って。 一同: (爆笑)
江口:今、言ってよと(笑)。
小林:初期の頃から「お前、そんなフラグ立てんなよ!」と言っていたはずなのに、自分がフラグを立ててしまったという(笑)。ペテルギウスに乗り移られることは原作でも事前に読んでいたし、スタッフの皆さんからも言われていたので心構えをしていたけど、実際はキツいなと。松岡さん、大変だなというのをものすごく思い知らされました。
しかもその中でスバルとペテルギウスが混在しているセリフもあったので、もう1回演じろと言われたらできないかも。あれは勢いでやった部分もあったので。今までにない大変さがあった回でした。
参加前から観てひきつけられた『リゼロ』
――江口さんが感じる『リゼロ』の印象と魅力とは?江口:この作品に参加することがまだ決まっていない時から1話を観ていました。お話自体もそうですが、演出やカメラワークなどアニメーションの世界観を表現する方法がすごく魅力的で、おもしろい作品が始まったなと。しかも最初でスバルが死んじゃうじゃないですか? そんな絶望ってある? と思うほど、引き込まれました。そうしたらしばらくしてお声をかけていただいて、「マジか!?」と嬉しかったです。
小林:そうだったんですか?
江口:1話の直前特番にも出演されていましたよね?
宣伝担当:まさか特番まで観ていただいているなんて!
小林:え~!? 超恥ずかしい! 僕が猫カフェで「ニャンって言おう!」ってすごく迫っているやつですよね。マジか~。
江口:頑張っているなと(笑)。そういった流れもあり参加するのが楽しみでした。死に戻りを通して、1つひとつ問題をクリアしていって、やり直しができることによる救われる部分と救われない部分があって。やり直しができることは心の負担が大きくて、例え自分の人生がやり直せるとして戻りたいかと言われれば戻りたくないし。毎回、毎回、挑んではぶつかり、叩きのめされてを繰り返したらおかしくなると思うし、記憶がある状態でもう1回あそこに行くというのはツラいことだと思うので。
――死に戻りしても死ぬ時の恐怖はそのまま残って。
江口:スバルが抱える死への恐怖なんて考えるだけで胃がキリキリします(笑)。僕らは全体が見えているけど、スバルにとっては伝えたいことが伝わらないもどかしさがあって。それを見ていて共感してしまうから「早くスバルを解放してあげて!」と。そう思わせてくれる物語は魅力的ですよね。そこまで感情移入できるからこそ惹かれるし、スバルが成長していく物語はおもしろいと思います。
2人が感じたユリウスの印象
――江口さんが演じるユリウスの印象と演じるうえで心がけていることは?江口:最初に出てきた時はキャラとの掛け合いもなかったのでよくわからないヤツという印象でした。でもスバルと戦った時、法や自分の中の正義に忠実で、曲がったことが嫌いな誠実な男だなと。ただ22話あたりから「こいつ、天然なのかな?」と思わせる部分があって。22話で騎士として魔女教討伐に参加するのはまずいからと偽名を作ってしまうところとか、会議中にもユリウスと言われて、わざわざ「訂正させてもらおう」と言ったり(笑)。
天然なんだなとわかってからは、自分の中ではまじめに言ったりしているのがおもしろいんだとようやく遊びポイントを見つけました(笑)。それまでは崩す部分がなかったから、はっちゃけられるキャラがうらやましくてしょうがなくて。ただアプローチとしては激しくはっちゃけるのではなく、違う形でバラエティのポイントが作れたのは楽しかったです。 ――小林さんのユリウスへの印象は?
小林:スバル視点からすれば、1stコンタクトは最悪でした。
江口:完全に敵だったよね。 小林:18話でスバルは自分のことが嫌いだと言っていたことでもわかりますが、劣等感の塊で。ユリウスは容姿もカッコイイし、騎士で強くて、完璧に兼ね備えているから否応なしに牙をむいて。ラインハルトに対してもさわやか過ぎて苦手だと思ったし。 でもラインハルトはフレンドリーに接してきたからこそ、あまり敵対心を感じなかったけど、ユリウスに関しては返してくる言葉もいちいちかんに触るし、エミリアとも妙に仲いいし。江口さんが崩す部分がないとおっしゃっていた通り、堅物で話も通じない印象もあっただろうから一番嫌いなヤツという位置づけに自然となったんでしょうね。
――13話のスバルはメンタル的にも最低な状態でしたからね。
小林:エミリアと仲違いする最後の引き金になった理由でもあるし。すべてはスバルのせいなんですけど……。
スバルとユリウスがお互いを認め、受け入れた瞬間はまさに青春!
――ユリウスが決闘を申し入れたのは、色めき立つ騎士団の連中がスバルに手を出さないようにするためだったと後で知ると、本当はいいヤツだったんだなと。小林:それをフェリスから聞かされても受け入れられない状況が続いて。でもスバル本人もわかっていたと思うんです。スバルはあんな状態でも聞いたことや見たことはちゃんと覚えていて。18~19話以降では、以前聞いた発言内容から推測して交渉を進めて。
そういうところが割と冷静だなと思うんですよね。フェリスに「ユリウスも報われないよね」と言われたことも覚えているから22話で「本当はわかってるんだよ」と不器用なりにあやまったわけで。スバルは本当に人間くさいなと思います。 ――魔女教討伐に向かう時にユリウスが現れた時はカッコよかったですね。
江口:それもスバルの行動に感化され、認めたところが強くて。ユリウスは本当に思っていないと言葉を発しないし、言葉や行動にウソがないから一番信用ができる人だと思うんです。駆け引きがない分、シンプルに伝えたい言葉や想いを表せる。だからスバルに対しても頭を下げたし、信頼の証も見せて、距離を縮められたのかなと。13話では完膚なきまでにボコボコにしたけど、お互いの気持ちがわかって、親友になる、みたいな。いわばファンタジー版青春物語になったかなと。 ――和解した後もスバルは「お前のことが嫌いだ」と言い、ユリウスも「友達になるつもりはない」と言いつつ、笑い合うのは確かに青春ものですね。
小林:ユリウスの強さや良さを認めたからこそ、心強さを人一倍、スバルは感じられたと思います。
スバルの成長と状況の変化は感慨深い
――スバルとユリウスは王都での決闘から22話で邂逅を果たし、共闘するようになりましたが、フェリスからまだ心を開ききっていないという指摘をスバルはされていましたね。小林:すごい仕打ちを受けたので、頭ではわかっていても、しこりはどこかに残るのは人間として当たり前で。言葉として想いを口に出して伝えないといつまでも本当の意味で解決しないというのをフェリスは察して、背中を押してくれたんでしょうね。でも不思議なのはいつの間にこんなにスバルに仲間が増えたんだろうって。白鯨戦が大きかったと思うけど、あのレムしか味方がいなかった状況からよく人間関係が築き直されているなと感動しますね。 ――スバルが討伐隊を前に奮い立たせる演説をするシーンは、ユリウスも目にして改めて成長を感じたでしょうね。
江口:そうでしょうね。騎士にとって仲間とは命を預ける存在で、1人でも絆が揺らぐと隊が全滅しかねないから、ユリウスが信用できる相手は腹を見せ合えなきゃいけない。スバルはアプローチの仕方が複雑だからぶつかっては構築して、の繰り返しで、シンプルな部分とわかりにくい部分が混ざり合っているからこそ、分析するのが難しくて。
ユリウスにとってスバルは最初よくわからない輩で、しかも騎士を侮辱してきて。見捨ててもいいと思ったら命を奪っていると思うけど、心のどこかでひっかかるものがあったんでしょうね。そしてその感覚も当たっていて、だからこそ手を貸そうと思えたんじゃないでしょうか。
小林さんの命がけの演技に感化
――江口さんは、小林さんがスバルを演じる様子を見てどう思われましたか?江口:小林さんのエネルギーはすごいと思います。座組を引っ張っていくだけのエネルギーはひしひしと感じるので。魂の叫びとかすごいですよね。
小林:魂を削ってやってます(笑)。
江口:マイク前でどんどん寿命を削っているんじゃないかというくらいのアプローチ。
小林:それは否めません(笑)。
江口:小林さんに感化されて、僕らもまた頑張らなきゃと思うし。
小林:ありがとうございます。
江口さんのお気に入りキャラ、そして演じたいキャラとは?
――江口さんのお気に入りのキャラを教えてください。江口:フェリスですね。治療されたい。
一同: (爆笑)
江口:やっぱり、かわいいんですよ。スバル、うらやましいなって。
小林:男だったとしても?
江口:それはズルいんですよ! 演じるのが堀江由衣さんだし。
小林:それですね。
江口:いろいろズルいけど、それでもいい! と思えるし、たまらんと(笑)。 ――ちなみに江口さんはご自身のキャラ以外で演じたいキャラはいますか?
江口:狂人になりたかったですね。
一同: (爆笑)
江口:乗り移られる何かになりたかったです。 宣伝担当:ペテルギウスではなく、狂人のほう?
江口:狂人です! あれだけ突き抜けてやれるのは楽しそうで。見てて血管切れないのかなと心配になりますけど(笑)、達成感は確実にあるだろうなと。
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(C) 長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会