速水奨さん、堀内賢雄さん、関俊彦さん、高橋直純さん、増田俊樹さんらカリスマドクターズと過ごすクリスマス! 『S.S.D.S. 第1回 ファンミーティング』夜の部レポ
2016年12月25日(日)、東京・ニッショーホールにて『S.S.D.S. 第1回 ファンミーティング』が開催されました。
『S.S.D.S.(Super Stylish Doctors Story)』は、速水奨さん原作の作品。聖ラ・フォーレ病院に所属する個性的な医師たちが繰り広げる物語です。2003年以後、現在までゲーム、ラジオ、イベント開催など、多岐に渡ったメディア展開がされています。こちらでは昼夜2公演のうち、夜の部「クリスマドクターズ」の模様をレポートします。
[出演者]
速水奨さん(Dr.HAYAMI役)
堀内賢雄さん(ブラディ・トランシルヴァニア伯爵役)
関俊彦さん(バウム・クーテヘン教授役)
井上喜久子さん(Dr.MINAMOTO役)
高橋直純さん(新田和人役)
増田俊樹さん(新田龍之介役)
今回は『S.S.D.S.』初のファンミーティングということで、いつもの診察会(イベント)とはひと味違った催しになる予感。「どんなステージになるのか?」と期待でいっぱいのムードの中、イベントはステージドラマからスタート!
今回のお話は、新田和人の故郷が舞台。冬季休暇中に遠縁にあたる和人の故郷(雪国)に遊びに来た新田龍之介。そして、その近くの温泉にやってきたDr.HAYAMI、ブラディ・トランシルヴァニア伯爵、バウム・クーテヘン教授役、Dr.MINAMOTO。新田コンビ&スーパードクターズの2組に分かれて物語が展開。スーパードクターズが解説をしながら、新田コンビをメインにお話は進んでいきます。
ブラディ・トランシルヴァニア伯爵役の堀内さんがステージへゆっくりと登場しただけで、「何かやってくれるに違いない」と期待のこもったファンたちから笑いが……。そんな客席を見つめながら、堀内さんが「全然笑うとこじゃない」と笑顔でコメント。ステージ上で面白いことをやってくれる堀内さんと長年ステージを鑑賞しているファンとの信頼関係がうかがえる一幕も。
そして途中、新田コンビがスキーを滑る展開になり、実際に高橋さんと増田さんが身体を使って表現。スキーからスノボ、スピードスケート、フィギュア、ボブスレー、スキージャンプでフィニッシュ! 息を切らしながらのおふたりの熱演に客席から拍手喝采が起こりました。
初の女性ゲスト・井上喜久子さんをフィーチャーするステージ
ドラマパート終了後は、堀内さんによる開会のご挨拶。クリスマスの日にファンミーティングへ来たことに感謝を告げ、「かくゆう私もかなりのデートをすっぽかして参りました。だから今夜は思い出に残るひと時をみなさんと一緒に作ろうと思います!」と堀内さんらしいウィットに富んだ開会宣言を行いました。
最後に堀内さんが「ブラディ・トランシルヴァニア伯爵。17歳!」と宣言すると、ステージにいた医師(キャスト)&患者(観客)から「おいおい!」とツッコミが! 井上さんのお約束ネタ(井上さん自ら17歳と称し、「おいおい!」とツッコミを入れられることまでがセット)まで飛び出し、会場は和やかな雰囲気に。
続けて、全員で病院歌「白亜の迷宮」を斉唱。これから始まるファンミーティングに期待を寄せる医師と患者の高らかな歌声が会場に響き渡りました。
『S.S.D.S.』初! ファンと直接トークの診察会
この日はファンミーティングということで、いつもの診察会とは少々違った趣向でお届け。恒例となっている患者からの問診票(キャストへの質問や患者の相談)形式ではなく、挙手で選ばれた会場のファンが伝えたいことや聞いてみたいことをドクターに直接伝えるという新しい試みで進行していきます。
「クリスマスの失敗談を教えてください」という質問では、速水さんが「クリスマスパーティーするのに買い忘れたものがあって、それが一番大事なチキンだったりして、時間的にもうどこへ行っても売ってないんだよね。そういうのはあるね」とクリスマスならではのエピソードを披露。
速水さんのお話で思い出したかのように、堀内さんが「見栄を張っちゃった時があって……」と話し始めます。クリスマスにふたりでローストチキンを食べようと、少しの量を頼もうと思っていた堀内さん。そんな時、偶然業界の人に声をかけられたため、思わずチキンを1羽オーダーしたものの食べきれなかったという体験談を語ってくれました。
すると、今度は井上さんが「そういうの、わかります」と堀内さんに賛同。続けて、井上さんが「私もカツサンドが食べたいなと思って、(買おうとしたら)買う寸前に、後ろから『井上喜久子じゃない?』と聞こえて、(思わずオーダーを)フルーツサンドって~」と告白。客席から「かわいい~!」という歓声と爆笑が起こり、会場はほっこりモードに。
また、「クリスマスに恋人へささやきたい愛の言葉を聞かせて」というファンのリクエストには、増田さんと関さんが参加。それぞれ、クリスマスらしい甘く、男らしい愛の言葉をかっこよく伝えたおふたり。客席はこの日一番の歓声と拍手とスタンディングオベーションが起こりました。
イベントでは、この他、恒例の名刺交換のコーナーや 『S.S.D.S.』初挑戦のゲームコーナー「しりとり借り物競争」、ラジオ体操、プレゼント抽選会など、盛りだくさんのコーナーが展開。
プレゼント抽選会の最後には、なぜか速水さんに勧められ、増田さんもプレゼント抽選を行うことに。訳がわからないまま増田さんが抽選カードを引くと、そこには「研修医・新田龍之介先生の研修医卒業!」との文字が……。
わき起こる祝福の拍手の中、驚きながら増田さんが「プレゼントですか?」とコメント。戸惑いつつも、他の医師たちや患者からお祝いの言葉を受けた増田さんは「みなさん、ありがとうございます! これからも宜しくお願い致します!」と感謝の言葉を力強く伝え、笑顔を見せました。
そして、会場の熱気が高まる中、「デオキシリボ助さん」を全員で熱唱し、ファンミーティングは終幕。終演後には、ドクターたち自らがステージ上でファンひとりひとりにご挨拶し、クリスマスプレゼントを渡すというファンミーティングならではのお見送りのサービスも! いつもの診察会よりもドクターたちと距離の近い、交流を楽しんだ患者たちは素敵なクリスマスを迎えたのでした。
[取材・文/宋 莉淑(ソン・リスク)]
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